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【カナダ】 ブルースペニンシュラ国立公園 (オンタリオ州)

ブルースペニンシュラ国立公園 Bruce Peninsula National Park

カナダの自然公園を紹介するシリーズです。第2弾は、ブルースペニンシュラ国立公園です。トロント空港から車で北に3時間半ほどの距離、五大湖のヒューロン湖に突き出た半島の先端にあります。日本では、あまり紹介されていないマイナーどころですが、美しく透明な湖を堪能できる素敵な場所です。この半島は、ナイアガラ エスカープメント(断層崖)の一部で、ここからナイアガラまでの約725kmという長さの断層崖がユネスコ生物圏保護区に指定されています。(因みに断層崖は五大湖の北を回ってミシガン湖の西岸中間あたりまで続いています)ここからナイアガラまで(メインコースのみ)890kmある長距離ハイキングコースのブルーストレイルがあり、ハイキングを楽しむことができます。(全コースを制覇するのは何日もかかってしまいますが。)五大湖沿いは、いくつもビーチがあって、夏はどこも賑わっています。もちろん、泳ぐだけではなく、カヌー、カヤック、ダイビングなど夏のマリンスポーツは大抵できます。ハイキング、サイクリング、フィッシング、クライミングなどなど、オールシーズン楽しめます。冬に行くにはかなりのチャレンジだと思いますが、人気のない美しい別世界を見ながらのクロスカントリースキーやスノーシューは、いつか体験したいですね。

場所はこのあたり。156km2の広さです。

公園内のキャンプ場

ブルースペニンシュラ国立公園には、車が入れるキャンプ場は1ヵ所で、230以上サイトがあります。キャンプ場は、大きく3つのエリアがありますが、特に大きな違いはなく、各サイトにキャンプテーブル、ファイヤーピットが設置され、車は1台のみとなっています。2台目はキャンプエリアの指定駐車場に止めることになります。(キャンプ料金とは別途かかる)テントが苦手な方は、Yourtがあります。キャンプ場のすぐそばにCyprus Lake(キプロス湖)という小さな湖があってそこでも水遊びができます。水栓トイレ、キッチンシンクはありますが、シャワーはありません。夏は湖に飛び込んでしまって汗を流すのがワイルドでいいでしょうね。どうしてもシャンプーしたい!という人は、公園から出ると民間のシャワー施設がありますので、そちらを利用するといいでしょう。

各キャンプサイトのサイズはCanada Parksの予約ウェブサイトで確認できます。各サイト大人6人まで、車1台の広さですので、小さめのトレーラーやバンはOKですが、大きなトレーラは入れません。大きなトレーラーは、公園の周辺にある民間のキャンプ場を利用することになります。冬場のキャンプサイトは、一部のみオープンしており、first-come, first-served(先着順)です。しかし、水は止められていますので、飲料水は持ち込みです。(雪を沸かして飲んでもいいかもしれませんが。)トイレもポータブルのみとなります。夏はすぐに予約でいっぱいになるので、早めに取った方がいいでしょう。私は、9月の始めに2度行ったことがあります。夏休みが終わっても、暑さが残っていたおかげで予約できましたし、キャンプも湖水浴も堪能できました。

主な見どころ

美しいヒューロン湖(ジョージアンベイ)を存分に楽しめる場所を紹介します。

 

公園内でのアウトドア

冬:クロスカントリースキー、スノーシュー、スノーモービルなど。スノーモービルは、許可証が必要です。オンタリオ州スノーモービルクラブ(http://www.ofsc.on.ca/)が許可した場所のみ走行できます。

その他:ハイキング、サイクリング、フィッシング、カヤック・カヌー、スイミング、スキューバーダイビング、など。湖でスキューバーができます。Tobermoryにダイビングショップがあり、沈没船案内ツアーも開催されています。フィッシングは、許可証が必要です。必ず取得してから楽しんでください。

トロント空港からRVを借りてナイアガラから北上しながらキャンプをしてブルースペニンシュラをゴールにする旅もいいかもしれませんね。ぜひ、五大湖のひとつってこんなに大きいんだ!と、壮大な広さを体感してみてください。

 

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