デスレフと言えば、伝統と格式あるドイツのDethleffs社が製造するキャンピングカー。高い品質と高級感でキャンピングカーファンの憧れの的。そんなDethleffs社が発売するフルコン(クラスAモデル) GLOBEBUS GT 2019年式を早速レポート!
さすがフルコン。そのボディは人々を魅了する!
威風堂々。そんな言葉しか出てこないこの風格。かなり大きく見えると思いますが横幅は日本の交通事情でも取り回しやすい2m19cm。丸目のライトにシャープなフロントグリル。赤いラインが引き締まってかっこいいの一言。フルコンは各キャンピングカービルダーさんの個性が出るのですが、さすがドイツ生まれ。質実剛健・威風堂々としたこの趣きは国産キャンピングカーにはないですね。
サイドから見ると運転席・助手席にある大きなウィンドウがデザインされ、フロントから伸びる赤いラインがボディ全体を引き締まった印象に。四角さと丸みをうまく融合させたボディデザインは素晴らしい。
真横からみるデスレフは、キャンピングカーというよりモーターホームといったほうがしっくりくる。全長は、6m5cm。長さ的にも日本の交通事情で不安はないと思われる。
全く不安のないサイドドア(デスレフの玄関)
ドライバーサイドのドアは排除し、サイドに正面玄関がしっかりと構えている。ドライバーサイドのドアがないことに不安を感じるユーザもいるかと思うが、ドライバーズシートが簡単に回転するので乗降には不便はないと断言する。筆者のアドリア Twin540は、ドライバーサイドのドアはあるが、筆者もほとんど利用しない。サイドのスライドドアから出たほうが便利なのだ。
理由は簡単。キャンピングカーの中は部屋なのだ。なので例え運転席といえども靴ではなく素足でいたい。そうなると玄関に靴を置いて運転する。なので、ドライバーズシートから出るのではなく、サイドのスライドドア(玄関)から出るのが理にかなってくるのである。
このデスレフのドアだが、持つだけでわかる重厚感と安心感がある。この辺はアウトバーンで高速走行が当たり前のドイツのキャンピングカービルダーならではだと思うが、とにかく作りに心配や不安が全くない。
もちろんドアステップも完備。エンジンをかけると自動に収納してくれるので出しっ放しで走行するなどの心配もない。
まるでガンダム。存在感を醸し出すリアビュー
こちらは、リアからのビュー。真四角。私の世代には、ガンダムを想起させるメカっぽいデザイン。迫力があるの一言。リアのウィンドウがないがご安心を。
安心の充実装備
この360度アラウンドモニターは2019年モデルから一体型モニターに装備されていて見た目も改善された。また、こちらのモニターでは、スマートフォンへの接続によるマルチメディアの操作やキャンピングカーのバッテリーをチェックすることができたりといった進化も見られた。
余談にはなるが、やはりキャンピングカー大国の欧州車、この辺りの設備がボディを作るFIATもよく考えてキャンピングカービルダーに提供してくれる。
このデスレフ GLOBEBUS GTもFIATをベースとした車両。エンジンは、
2.3L Multijet2 Power 180
180馬力である。この車体に180馬力であれば高速走行はもちろん坂道での発進や取り回しにも何も不安はないであろう。
足回りは16インチのアルミ。フロント・リアともに225/75というサイズは、走行時の安定感、バーストへの心配などを取り除いてくれる。
いかがだったでしょうか。このエクステリア。日本で走行していればこのフォルムが街中の目線を釘付けにするのは間違いないキャンピングカーだと思います。
次回のレポートでは、デスレフ GLOBEBUS GT 2019年モデルのインテリアをご紹介します。
お楽しみに!
取材させていただいた店舗のご紹介:
東和モータース 埼玉入間店