2月21日から23日まで、トロント郊外で開催されたOutdoor Adventure Show (https://outdooradventureshow.ca/toronto/) に行ってきました。カナダの人たちにとって、夏は思いっきり楽しみたい!という思いが強いので、冬の間に夏の旅行プランを準備し始めます。そんな方々の情報収集の場としてこういったイベントが各地で行われます。私も知らない所がたくさんあって、いい情報収集になりました。
どんなイベント?
簡単にいうと、アウトドアで体験できる場所とツールの紹介です。紹介している場所はここオンタリオ州から世界各国まで広がります。ツールはテントをはじめ、救急キットまで様々な商品の販売をしていました。クライミング体験コーナーやプールでのカヤッキングやパドリングのデモも行っていて、私も体験してみたいと思ってしまいました。私は聞くチャンスがなかったのですが、その道のエキスパートのセミナーや紹介ビデオの放映などもされていました。
アドベンチャーの場所といえば?
カナダは、広大な国ですし、さまざまなアウトドア体験が可能です。それでも、カナダで体験できないような、例えば、亜熱帯ジャングルのハイキングやカリビアンの真夏ビーチでのダイビング、ペルーの遺跡巡り登山、アフリカのサファリキャンプなど世界各国のアドベンチャー体験も紹介していました。ここではそういう場所のお話は置いておいて、カナダ、しかもここオンタリオ州のアドベンチャーを中心に見聞してきた内容を紹介したいと思います。
オンタリオ州は、特に高い山もなく平坦ですが、五大湖をはじめ、氷河期の名残で無数の湖や池、それを繋ぐ河川があり、淡水パラダイスと言っていいかと思います。ですので、カヌー、カヤック、ラフティング、最近人気のスタンドアップパドルボード(SUP)ができる場所も山ほどあります。
歴史的な場所でのカヌーやカヤック
こういった歴史的な場所で体験するのもおもしろそうです。
リドー運河(Rideau Canal Historical site)
リドー運河はユネスコ世界歴史遺産に登録されている場所です。カナダの首都オタワの中心街を通りキングストンというオンタリオ湖畔の町までの202kmあり、19世紀に造られた歴史のある運河でカヌーやカヤックができます。趣のある橋や閘門を自分でパドリングしながら進むのはとても楽しそうです。ガイドツアーもあるので、それに参加するのもよさそうですよ。因みにこの運河は冬になると世界一長いアイスリンクになります。
Tour: https://rideautours.ca/en/tours/paddle-tours-2/ (英語のみ)
また、この周辺はカナダ国立公園の管理下で、いくつかの閘門付近でテントキャンプが可能です。テントが既に設置されているサイトやoTENTikで宿泊するのも便利です。RVキャンプは公園内ではできませんが、近くに私営のキャンプサイトがありますので、そちらを利用することもできます。
トレントセバーン水路(Trent Severn Waterway)
こちらもカナダ国立公園に管理されている歴史ある水路です。ジョージア湾からオンタリオ湖までの総延長386km(東京~名古屋より長い!)に閘門が45箇所もあります。それぞれ個性ある閘門ですが、中でも21番のピーターボロー(Peterborough Lift Lock)は、油圧リフト式で世界一高く上がります。もちろん、カヌーもカヤックも上げてくれます。
イベントも楽しそうですね!
水路近辺でテントキャンプができるところがありますが、公園管理下でできる場所は先着順です。閘門45箇所のいくつかは、現在メンテナンス中ですので(2020年2月現在)旅行プランを立てるときにはぜひ確認してください。
オタワ近辺でのラフティング
オンタリオ州とケベック州の境を流れるオタワ川では、ラフティングが盛んです。いくつかツアーやレクチャーをしてくれるところがあります。それも日帰り~数泊のツアーがありますので、やりたいレベルや人数によって選べます。英語のみですが、いくつか紹介します。
Wilderness tours
https://rogueriverraft.com/rafting-trips/:水量があって勢いに任せてダイナミックに川を下るのは楽しそうですね。
Ottawa City Rafting
https://www.ottawacityrafting.com/ :オタワのダウンタウンにあります。
Owl Rafting
https://owlrafting.com/ ラフティングだけでなく、キャンプ場やキャビンもあるのでたっぷり遊ぶにはいいですよね。
オンタリオ州でSUP
最近、人気のスタンドアップパドリングのできる場所はたくさんあります。トロントダウンタウンのハーバーでもできますよ。特に日本から来られる方は、ボードをレンタルすることになるでしょうから、レンタルのある公園を紹介しておきます。
- Algonquin Provincial Park ←こちら以前に紹介した公園です。(記事を読む)
- Balsam Lake Provincial Park
- Bass Lake Provincial Park
- Bon Echo Provincial Park
- Charleston Lake Provincial Park
- Emily Provincial Park
- Murphys Point Provincial Park ←リドー運河の近くです。
- Rideau River Provincial Park
- Sandbanks Provincial Park
- Sharbot Lake Provincial Park
- Silver Lake Provincial Park
- Bruce Peninsula National Park ←こちらも以前に紹介した公園です。(記事を読む)
- Sleeping Giant Provincial Park
- Lake Superior Provincial Park
この他にも市や私営キャンプ施設などでレンタルできるところもたくさんあります。ぜひ体験してみてください。
まとめ
イベントでは、グッズも色々とありましたが、今回はオンタリオ州でのアドベンチャーを主に紹介させていただきました。今年は暖冬といえ、まだまだ暖かくなるにはもう少し我慢。この間に今夏はどうしようか、ワクワクしながら計画中です。待ち遠しいですね。