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竹田城跡は、朝5時に観覧が始まります。
道の駅を運営する株式会社グリーンウインドによると、大阪・神戸からこの道の駅までは車で約90分。そこからさらに竹田城跡まで15分かかることを考えると、朝5時に着くには深夜のうちに家を出る計算になります。だったら、前の晩から近くにいればいい。そう思って地図を見ていて見つけたのが、竹田城跡から車で15分、兵庫県朝来市山東町の道の駅「但馬のまほろば」でした。
私はまだこの道の駅に行けていません。ここから先は、朝来市と道の駅の公式サイトに出ている情報だけで組み立てた、「私ならこう過ごす」という9月の一泊です(2026年9月10日確認)。
竹田城跡の雲海は、朝5時に「開く」時間
竹田城跡の観覧時間は季節で変わります。朝来市の公式ページによると、3月1日〜5月末のスプリングシーズンは午前8時〜午後5時。
6月1日〜9月中旬のサマーシーズンと、9月中旬〜12月初旬の雲海シーズンは、どちらも午前5時〜午後5時。12月初旬〜翌年1月3日のウィンターシーズンは午前10時〜午後3時に短くなり、1月4日〜2月末は冬季閉山で入城できません。
9月10日はまだサマーシーズンの終盤で、あと数日で雲海シーズンに切り替わる境目にあたります。
ただ、どちらの区分でも観覧時間そのものは朝5時からで変わりません。料金収受棟(観覧受付)の受付時間も同じく午前5時〜午後5時で、支払いは現金かPayPayのみと案内されています。
正直に書いておくと、朝来市の公式ページには「雲海が出やすい季節は晩秋です」という一文があります。
9月に行って雲海に出会える保証はありません。それでも、朝5時の受付開始に合わせて標高353メートルの山頂に立つこと自体が、9月にしかできない体験です。私はこれを「雲海が出るかどうか」ではなく、「朝いちばんの澄んだ空気を狙いに行く一泊」として組み立てます。
登城ルートは複数あり、通過できる時間が門ごとに決まっています。
観光施設「山城の郷」からの西登山道は、門を午前4時30分〜午後4時30分に通過でき、山頂まで徒歩約40分。国道312号沿いの駐車場から歩く駅裏登山道・表米神社登山道(どちらも徒歩のみ)は午前5時〜午後4時30分の通過で、こちらも徒歩約40分ほどです。南登山道は午前5時〜午後4時の通過で、徒歩約60分と少し長め。
なお、一般車両と大型バスが停められる最後の駐車場は「山城の郷」で、そこから先はどのルートも自分の足で登ることになります。
駅裏登山道と表米神社登山道は舗装されていない山道・石積みの階段で、懐中電灯と音の出る鈴、登山しやすい靴が必須と案内されています。
私が組むなら、車移動から歩き始めまでの時間が読みやすい西登山道を軸にします。門が4時30分から開くので、5時ちょうどの受付開始に無理なく合わせられるからです。

道の駅 但馬のまほろばは、仕事とアクセスの両方が成立する拠点
道の駅 但馬のまほろばは、北近畿豊岡自動車道の山東PAに直結する道の駅で、住所は兵庫県朝来市山東町大月92-6。
運営会社の公式サイトによると、開館時間は平日9時〜19時、土日祝9時〜20時で、定休日はありません(メンテナンスによる臨時休業あり)。
駐車場の台数は、運営会社の公式FAQでいちばん詳しく案内されています。
本線駐車場(上下線)が普通車126台・大型車40台・多目的2台・自動二輪16台、一般道側が普通車33台・多目的1台・自動二輪8台※1。駐車スペースは24時間無料です。
トイレも24時間利用でき、身障者用駐車スペースは和田山方面・春日方面・一般道(埋蔵文化財センター駐車場内)の3か所に計3台分。車いすの貸し出しは情報コーナーで申し込めます(事前予約不可)。
ただし、公式FAQにはっきりした一文があります。
駐車場はドライバーの方の一時的な休憩のためのスペースとなっております。申し訳ございませんが車中泊専用のスペースはございません。一時的な仮眠や休憩でご利用ください。
道の駅敷地内はキャンプも不可です。
ここは「泊まる前提の施設」ではなく、「休憩と仮眠が24時間できる場所」だと理解して使うのが正確です。早朝の登城に合わせて数時間仮眠する使い方には向いていますが、テントを張るような滞在は想定されていません。
仕事道具の面では、無料Wi-Fiが情報コーナー周辺に用意されています。ただし接続できるエリアは限られ、情報コーナー自体の営業時間は平日10時〜15時、土日祝10時〜17時。
近畿「道の駅」連絡会の設備一覧にコンセントの項目はなく、公式FAQにも館内コンセントの案内は見当たりません。日中にノートPCを開くならモバイルバッテリーかポータブル電源を自分で持ち込む前提で考えます。
EV充電は和田山方面本線駐車場と一般道駐車場の間に1基、有料で設置されています(春日方面駐車場では利用不可)。
一方でガソリンスタンドと銀行ATMは敷地内になく、最寄りのガソリンスタンドは和田山IC経由で約6km、山東IC経由で約11kmと案内されています。ATM代わりには近隣の但馬銀行・但馬信用金庫山東支店、ファミリーマート山東町店が挙げられています。ガソリンと現金は、道の駅に着く前に済ませておいたほうが動きやすいです。
午後着いてから翌朝の登城まで、私ならこう過ごす
14時ごろ 到着。 まず施設を一周します。敷地内には近畿最大級の円墳「茶すり山古墳」の出土品を展示する埋蔵文化財センターが隣接していて、道の駅から徒歩5分。古墳時代の政庁をモチーフにした建物のデザインも、この時間帯なら落ち着いて眺められます。
15時ごろ 精肉コーナーで買い出し。 神戸牛・但馬牛専門の精肉コーナーは9時〜18時。BBQ用の量り売りにも対応しているので、車内で調理する分をここで確保します。18時で閉まるので、遅い到着だと買いそびれます。
17時台 早めの夕食。 レストラン「茶すり庵」は11時〜15時(ラストオーダー14時30分)と17時〜20時(ラストオーダー19時30分)の二部制。フードコートは平日9時〜19時(ラストオーダー18時30分)、土日祝9時〜20時(ラストオーダー19時30分)です。翌朝が早いので、19時台には食べ終えて動きたいところ。
19時台 よふど温泉へ移動。 道の駅から車で約10分。21時の営業終了(受付20時30分)までに入ります。
21時すぎ 道の駅へ戻り、仮眠。 駐車場とトイレは24時間使えますが、前述のとおり車中泊専用の場所ではなく、あくまで一時的な休憩・仮眠としての利用です。エンジンやアイドリングは必要最小限にとどめます。
翌朝3時50分ごろ 起床、出発。 道の駅から西登山道の起点「山城の郷」まで車で約15分。4時30分の開門に合わせて到着し、徒歩約40分で山頂の料金収受棟へ。5時の受付開始とほぼ同時に観覧できる計算です。
下山後。 山城の郷内のレストラン・売店「特産の館」は設備更新工事のため休業中で、10月の再オープンに向けて準備中と朝来市の公式ページに出ています(観光案内所「交流の館」は9時〜17時で通常営業)。
つまり下山直後に食事や買い物ができる場所は今は限られています。前夜のうちに道の駅で朝食用の何かを買っておくと、下山後すぐに動けます。

但馬牛と岩津ねぎ、この時期に食べられるもの・買えるもの
朝来はブランド和牛の産地で、道の駅のレストランとフードコートはどちらも和牛を看板に据えています。値段はすべて税込です。
レストラン「茶すり庵」の看板メニューは「KOBE BEEFハンバーグセット」2,200円。100%神戸牛を使ったハンバーグに、たっぷりの玉ねぎでジューシーに仕上げたと説明されています。
フードコートには「特選神戸ビーフ丼」1,500円があり、こちらはA4・A5ランクの但馬牛切落し肉を玉ねぎの甘さで煮込んだ一品。フードコートの「蔵出醤油ラーメン」1,000円は、朝来市の老舗醤油蔵のたまり醤油を使ったスープが売りです。
一つ、時期の注意があります。朝来市特産「岩津ねぎ」は、まるごと産直市の野菜・果物コーナーでは11月23日〜3月21日の冬季限定と案内されています。
9月にここで買える岩津ねぎは、加工品(ドレッシングなど)や土産コーナーの商品が中心で、生の岩津ねぎそのものは並びません。産直市の野菜・果物・漬物・パンは生産者から毎日入荷しますが、内容は季節と入荷次第です。
お酒を買うなら、山東町にある此の友酒造株式会社と田治米合名会社、2つの地元酒蔵の道の駅限定酒が土産コーナーにあります。
車内保管を考えるなら、精肉コーナーで買った肉と一緒に、クーラーボックスへ入れてから移動するのが現実的です。

汗を流すなら、よふど温泉
道の駅の敷地内に温泉や足湯はありません。近畿「道の駅」連絡会の設備一覧にも温浴施設の記載はなく、日帰り入浴は町へ出る前提になります。
道の駅から車で約10分、朝来市山東町森字極楽108番地にある「よふど温泉」が、位置的にいちばん組みやすい先です。
公式サイトによると、営業時間は11時〜21時(受付終了20時30分)、料金は大人(中学生以上)800円、子供(3歳以上)400円。泉質はアルカリ単純低温泉、源泉温度27.2度で、露天風呂・内湯・サウナを備えています。定休日については、入浴案内のページに記載が見当たらず、臨時休業はお知らせページで確認する形になっています(2026年9月10日確認)。
湯上がりに食事処もあり、から揚げ定食1,000円などの定食メニューが用意されていますが、翌朝早いことを考えると、夕食は道の駅で済ませてから温泉へ向かうほうが動線としては無駄がありません。
予約前に確認しておきたいこと
竹田城跡は朝5時〜午後5時の観覧で、支払いは現金かPayPayのみ。雲海が出やすいのは公式には晩秋なので、9月は「出るかもしれない」ではなく「出ないこともある」前提で計画したほうが気が楽です。
山城の郷内「特産の館」(レストラン・売店)は10月再開予定で、いまは休業中。下山後の食事はあてにできません。
道の駅側の確認事項は、次の3つに絞られます。
- 駐車場・トイレは24時間・無料だが、車中泊専用のスペースではなく一時的な仮眠・休憩の場という位置づけ
- 館内にコンセントの用意はなく、無料Wi-Fiは情報コーナー周辺のみ。精肉コーナーは18時、フードコートと売店は19〜20時台で閉まるので、買い出しと食事は日没前に組む
- 岩津ねぎの生鮮は11月23日〜3月21日の冬季限定で、9月は加工品のみ。ガソリンスタンドとATMは敷地内になく、最寄りまで車で6〜11km
出典
- 道の駅 但馬のまほろば(朝来市公式ホームページ) https://www.city.asago.hyogo.jp/soshiki/24/1114.html
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】 https://green-wind.co.jp/
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】お食事 https://green-wind.co.jp/gourmet/
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】レストラン「茶すり庵」 https://green-wind.co.jp/restaurant/
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】フードコート https://green-wind.co.jp/foodcourt
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】まるごと産直市 https://green-wind.co.jp/market/
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】館内マップ https://green-wind.co.jp/floor-map/
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】アクセス https://green-wind.co.jp/access/
- 道の駅 但馬のまほろば【公式サイト】よくあるご質問(大阪・神戸からの所要時間・代表メッセージ) https://green-wind.co.jp/faq/
- 近畿「道の駅」連絡会 但馬のまほろば https://www.kinki-michinoeki.com/station/tanba-mahoroba/
- 国土交通省近畿地方整備局 但馬のまほろば[Tajimanomahoroba] https://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/hyogo/tajimanomahoroba.html
- 【竹田城跡】サマー&雲海シーズン(2026年6月1日から12月6日まで)の観覧時間 https://www.city.asago.hyogo.jp/site/takeda/25623.html
- 観覧時間について(竹田城跡公式ホームページ) https://www.city.asago.hyogo.jp/site/takeda/3090.html
- 竹田城跡へお越しの皆さんへ(竹田城跡公式ホームページ) https://www.city.asago.hyogo.jp/site/takeda/3086.html
- 山城の郷「特産の館」設備更新工事に伴う一時休業と「交流の館」(観光案内所)営業のご案内 https://www.city.asago.hyogo.jp/site/takeda/25870.html
- よふど温泉【公式サイト】 https://yofudo-onsen.jp/
- よふど温泉【公式サイト】よふど温泉(入浴案内) https://yofudo-onsen.jp/onsen.php
- よふど温泉【公式サイト】館内施設・お食事 https://yofudo-onsen.jp/facilities.php
注釈
※1 道の駅の駐車台数は情報源で表記が分かれます。朝来市公式ページ(2023年1月6日更新)は「大型車26台、小型車102台、身障者用2台」、国土交通省近畿地方整備局のページは「167台(大型車27台・小型車137台)」。本文では運営会社である株式会社グリーンウインドの公式FAQ(現行)の内訳を採りました。





