本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載した商品・サービスの購入や申し込みによって、当サイトが報酬を得る場合があります。当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
深夜1時。買い物カートを開く。5点、88,116円。5分ほど眺めて、タブを閉じる。この夏、何度も同じことをしました。今日はその5点を全部ならべます。買っていない理由を言葉にしないと、来月も同じ夜が来るので。
カートの中身は5点、88,116円
価格と仕様は2026年8月13日に、Amazonの商品ページを実際に1件ずつ開いて書き写しました。セール次第で動きます。
| 品名 | 価格 | 重量 | 星(評価件数) | 止まっている理由 |
|---|---|---|---|---|
| Helinox コットワン コンバーチブル | 49,500円 | 2,190g | 4.5(335件) | 収納したときの長さ |
| ピコグリル398 | 17,300円 | 365g | 4.7(391件) | 年に何回使うか言えない |
| TIMEMORE C2S 手挽きミル | 10,980円 | 700g | 4.4(203件) | 家で挽けば足りる |
| リス トランクカーゴ TC-70S | 5,431円 | 3,885g | 4.6(629件) | 入れる物が未定 |
| リス トランクカーゴ TC-70 | 4,905円 | 3,865g | 4.6(315件) | 上と迷って両方入れた |
最後の2行を見てください。同じシリーズの収納ボックスが、色と型番だけ変えて2つ入っています。今日いちばん恥ずかしい行はここ。

49,500円で止まっているのは、値段ではなく54cm
ヘリノックスのコットワン コンバーチブル。組み立てると68×190×16cm、重さ2,190g。スタッフバッグ込みで2,320gです。静荷重の耐荷重は145kg。
手が止まる原因は、価格の側にありません。収納サイズの16×16×54cmです。
54cm。あとで出てくる収納ボックスの長辺78cmの、7割の長さです。棒状の荷物が1本増えると、他の荷物の並べ方が変わります。細長い物は、隙間に差し込めるようで差し込めない。
上位のコットマックス コンバーチブルも見ました。こちらは75×210×17cmで2,830g、収納は17×17×58cm。幅が7cm広くて、収納が4cm伸びて、重さが640g増える。寝心地は間違いなくこちらでしょう。
そこで手が止まります。58cmと54cmで悩んでいる時点で、いま必要な道具ではない。 車中泊主体なら、寝床はもう車の中にあります。
レビューは335件で星4.5。星2以下は5%なので、17件前後です。見送りの言い訳をレビューに探しましたが、見つかりませんでした。
17,300円を回数で割る計算を、何度もやり直している
ピコグリル398。本体365g、収納すると33.5×23.5×1cm。厚さ1cmです。串とケースは別。組み立てると38.5×26×24.5cmになります。星4.7で391件、星2以下は3%(12件ほど)。
数字はきれいです。問題はわたしの側にあります。
年3回、5年使うとすると15回。17,300円を15で割ると、1回あたり1,153円です。年1回なら5年で5回、1回3,460円。焚き火1回にいくらまで出せるか、という質問に変わります。
さらに車中泊だと、焚き火のできる場所が限られます。道の駅の駐車場では焚き火はできません。RVパークも施設ごとに決まりが違うので、火を使える場所を探すところから始まります。灰の始末も要る。撤収のとき、まだ熱い焚き火台をどこに積むのかという問題も残ります。
手を止めているのは値段の桁ではない。「焚き火をしたい日が年に何日あるか」に自分で答えられないことです。 ここが埋まらないうちは、365gは軽くありません。
いちばん恥ずかしい話:同じ箱が2つ入っている
リスのトランクカーゴ。TC-70とTC-70S。差額は526円です。並べます。
| TC-70(ブラウン) | TC-70S(グリーン) | |
|---|---|---|
| 価格 | 4,905円 | 5,431円 |
| 外寸 | 78×39×37cm | 78×39×35.7cm |
| 有効内寸 | 68×30.5×29.2cm | 記載なし |
| 重量 | 約3.865kg | 約3.885kg |
| 容量 | 約70L | 約70L |
| 耐荷重 | 100kg | 天板100kg |
| 評価 | 4.6(315件) | 4.6(629件) |

TC-70(ブラウン)

TC-70S(グリーン)
(写真は各商品ページより。上の表のリンクから同じ商品ページへ飛べます)
高さの差は1.3cm。重さの差は20g。1円玉20枚ぶんです。
面白いのは容量の書き方でした。TC-70は有効内寸が出ています。68×30.5×29.2cmを掛けると約60,561cm³、つまり約60.6L。公称は70Lです。外形から出した数字と、実際に物が入る空間には9Lほどの開きがある。箱を買うときは、内寸が書いてあるほうが親切です。
レビューの分布も見ました。TC-70Sは629件で星2以下が0%。TC-70は315件で星1が2%(6件ほど)。どちらも悪くありません。
つまり、どちらを買っても失敗しないということ。だから決まらない。安いほうを押せばいいのに、1.3cmの差を10分考えて閉じています。

型番違いを並べる夜が、たぶんいちばん楽しい
TIMEMOREの手挽きミル。同じ「C2」の名前で3つあります。数字を並べたら止まらなくなりました。
- C2:Amazonの仕様欄で430g、容量20g、アルミボディ、36段階調整。評価は4.4で731件
- C2 MAX:7,984円、仕様欄で505g、本体147×52mm。評価は4.2で32件
- C2S:10,980円、商品説明で「本体700g」、38mmのステンレス臼。評価は4.4で203件
430g、505g、700g。同じ名前で270gの幅があります。500mlペットボトルの半分ちょっと。
ここで一度立ち止まりました。430gと505gはAmazonの商品仕様欄の値で、700gは商品説明文の値です。出どころが違う数字を同じ列に並べると、比べたつもりで比べられていないことがある。 梱包込みか本体だけかで、100gくらいは平気で動きます。
評価件数の差も気になりました。731件、203件、32件。安い型番ほど数が多い。これは売れた数の順であって、性能の順とは限りません。
この手のミル選びは沼で、粒度の均一さの話まで入ると夜が終わります。それでもカートから外さない理由は、たぶん道具そのものより、数字を並べている時間のほうにあります。家にミルがあるなら、挽いた粉を持って行けば済む話ですし。
買えない理由は、だいたい2つしかなかった
5点ぶん、理由を書き出して気づきました。「高いから」はほとんど出てこない。出てくるのは次の2つでした。
- 置き場所(54cm、37cm、といった数字が車のどこに収まるか)
- 年に何回使うか(1回あたりの単価に割り戻せるか)
88,116円のうち、値段そのもので止まっているものはゼロ。49,500円のコットも、迷いは収納の54cmでした。
そこで自分に課している決まりが1つあります。カートに2週間残ったら、止めている理由を1行で書く。書けなければ外す。 理由が書けないものは、欲しいというより、ただ見ていたいだけ。書けたものは、条件が変わったときに自動で買える状態になります。「軽バンの荷室を測ってから」「秋に焚き火の予定を1回入れてから」のように。
わたしが今日1つだけ押すなら
TC-70Sです。5,431円。理由は3つ。使わなくても防災用の備蓄箱になる、天板耐荷重100kgで座れる、629件のレビューで星2以下が0%。外しても痛くない金額で、外れにくい。
残りの4点は今日も残します。コットは車中泊主体のうちは見送り。ピコグリル398は、焚き火のできる場所を1か所決めてから。ミルは、家で挽いた粉を密閉容器で持って行けば当面足ります。
カートは減らさなくていい、とわたしは思っています。減らすべきなのは、理由を書けないまま入っている行のほうです。あなたのカートには何が入っていますか。その1点、なぜ買っていないか1行で書けますか。書けたなら、それはもう買い物の半分が終わっています。



