更新情報(2026年7月23日)|NEXCO東日本・中日本・西日本およびJB本四高速が2026年7月17日に公表したお盆期間(8月7日〜8月16日)の渋滞予測と、その別紙資料(渋滞発生予測一覧・回避例)を直接確認し、日付・時刻単位で全面的に書き直しました。まず「いつ出発すればいいか」の早見表から読めます。出典URLは記事末尾にすべて掲載しています。
「お盆にキャンピングカーで帰省・旅行に出かけたい。でも、あの帰省ラッシュの渋滞にはまったらと思うと憂鬱だ」——毎年この時期、多くのオーナーが同じ悩みを抱えます。しかも普通車と違い、キャンピングカーは車重が重く車体も大きいぶん、ストップ&ゴーの繰り返しは運転疲労も燃費悪化も普通車以上。渋滞は「ただ時間を失う」だけでなく、大型車にとっては安全面でもコスト面でも負担が大きいのです。
2026年のお盆は、8月7日(金)〜8月16日(日)の10日間が高速道路各社の渋滞予測の対象期間です。公表資料によれば、この10日間で10km以上の渋滞は全国で436回(下り188回・上り248回)が見込まれています。そして重要なのは、この436回が期間中に均等にばらけているのではなく、特定の日の特定の時間帯に露骨に集中しているという点です。
結論から言えば、キャンピングカーのお盆移動で渋滞を避ける鍵は、「混む日の混む時間帯を数字で把握し、そこから出発時刻を逆算すること」と、「車中泊できる強みを活かして移動を分割すること」の2つです。普通車なら我慢して突っ込む場面でも、キャンピングカーは「渋滞のピークをRVパークでやり過ごし、流れが戻ってから走る」という選択ができます。これは大型車の弱点を補って余りある、キャンピングカーならではの武器です。
この記事では、2026年お盆の渋滞予測を日付・時刻単位で整理した「出発時刻早見表」を最初に提示し、そのうえで大型車特有の燃費・休憩間隔・SA大型枠・車内電装の事情を踏まえた実行手順を解説します。
※渋滞予測はあくまで予測です。実際の渋滞長・時間帯は当日の天候・事故・交通量で大きく変動します。本記事の「推奨出発時刻」は、公表された予測データから当メディアが逆算した目安であり、公式発表そのものではありません(公式が明示している推奨通過時刻は、後述の「公式が示す『特に長い渋滞の回避例』」の表にそのまま掲載しています)。出発前には必ずNEXCO各社の公式渋滞予測とリアルタイム交通情報を確認してください(確認先は記事末尾にまとめています)。
【結論・先出し】キャンピングカーのお盆2026 出発時刻早見表
細かい解説は後回しにして、まず答えから示します。以下は2026年お盆の日付ごとに、「渋滞のピーク時間帯」と「キャンピングカーで走るなら何時に出るべきか」を対応させた表です。混雑度の欄には、全国版リリースの日別渋滞回数グラフ(10km以上)の実数を併記しました。
下り(帰省・往路)の出発時刻早見表
| 日付 | 曜日 | 下りの混雑度(10km以上の渋滞回数) | 25km以上の渋滞が予測されている区間とピーク時間帯 | 推奨出発時刻(キャンピングカー) |
|---|---|---|---|---|
| 8月7日 | 金 | 中(23回) | 25km以上の下り渋滞予測なし | ほぼ終日可(都市部の夕方の混雑には注意) |
| 8月8日 | 土 | 最多クラス(27回・中日本管内の第一波ピーク) | 中央道 相模湖IC付近45km(4〜14時/ピーク5時)、関越道 高坂SA付近25km(6〜13時)、新東名 岡崎東IC付近25km(9〜19時)、東名 豊田JCT付近25km(7〜19時) | 前夜22時〜当日3時台、または15時以降(中央道は公式も「高井戸ICを4時より前または15時以降」を推奨) |
| 8月9日 | 日 | 中〜大(22回・中日本管内ピーク2日目) | 東名 岡崎IC付近25km(9〜14時) | 早朝〜8時台、または15時以降 |
| 8月10日 | 月 | 小(13回・期間中2番目に少ない) | 25km以上の下り渋滞予測なし | ほぼ終日可 |
| 8月11日 | 火(山の日) | 中(18回) | 25km以上の下り渋滞予測なし(上りは中央道で30km) | ほぼ終日可 |
| 8月12日 | 水 | 中〜大(22回・東日本の第二波入口) | 東北道 矢板北PA付近30km(9〜17時/ピーク12時)、関越道 高坂SA付近25km(6〜15時) | 5時前、または18時以降 |
| 8月13日 | 木 | 最大(29回・下りが期間中最多) | 中央道 相模湖IC付近45km(5〜14時/ピーク6時)、東北道 矢板北PA付近35km(8〜16時/ピーク11時)、関越道 高坂SA付近30km(6〜14時)、東北道 久喜IC付近25km(6〜14時) | 前夜22時〜当日4時、または16時以降(東北道は公式も「川口JCTを8時より前または16時以降」を推奨) |
| 8月14日 | 金 | 中(18回)。ただし中央道下りは40km級 | 中央道 相模湖IC付近40km(6〜14時/ピーク7時)、関越道 高坂SA付近25km(6〜14時) | 中央道方面は4時前または15時以降。その他の路線はほぼ終日可 |
| 8月15日 | 土 | 小(12回) | 25km以上の下り渋滞予測なし | ほぼ終日可 |
| 8月16日 | 日 | 最少(4回・期間中もっとも空く) | 25km以上の下り渋滞予測なし | ほぼ終日可 |
※「推奨出発時刻」は当メディアがNEXCO公表データから逆算した目安であり、公式発表そのものではありません。カッコ内の路線・渋滞長・時間帯は公式の別紙資料(最大渋滞長25km以上の予測一覧)の値です。
上り(Uターン・復路)の出発時刻早見表
| 日付 | 曜日 | 上りの混雑度(10km以上の渋滞回数) | 25km以上の渋滞が予測されている区間とピーク時間帯 | 推奨出発時刻(キャンピングカー) |
|---|---|---|---|---|
| 8月7日 | 金 | 中〜大(26回) | 圏央道 八王子JCT付近25km(6〜23時/ピーク10時)、東京外環道 新倉PA付近25km(6〜13時)、名神 大津IC付近25km(7〜19時) | 5時前、または深夜 |
| 8月8日 | 土 | 小〜中(16回) | 名神 大津IC付近25km(7〜16時/ピーク9時) | 関西発は6時前、または17時以降 |
| 8月9日 | 日 | 中(21回) | 名神 大津IC付近25km(8〜14時/ピーク10時) | 関西発は7時前、または15時以降 |
| 8月10日 | 月 | 小〜中(18回) | 25km以上の上り渋滞予測なし | ほぼ終日可 |
| 8月11日 | 火(山の日) | 中〜大(24回) | 中央道 小仏TN付近30km(12〜24時/ピーク14時) | 中央道は公式推奨どおり大月ICを11時より前、または翌1時以降 |
| 8月12日 | 水 | 中(20回) | 25km以上の上り渋滞予測なし | 午前中心にほぼ可 |
| 8月13日 | 木 | 中(25回) | 25km以上の上り渋滞予測なし | 午前中心にほぼ可 |
| 8月14日 | 金 | 大(39回・上りピーク初日) | 関越道 坂戸西スマートIC付近35km(14〜23時/ピーク17時)、東北道 加須IC付近30km(15〜22時/ピーク18時)、中央道 小仏TN付近25km(13〜24時/ピーク16時) | 午前中〜13時前、または翌0時以降 |
| 8月15日 | 土 | 最大(45回・上りが期間中最多) | 関越道 坂戸西スマートIC付近40km(14〜24時/ピーク18時)、東北道 加須IC付近35km(14〜22時/ピーク17時)、中央道 小仏TN付近30km(13〜24時/ピーク16時)、常磐道 日立中央IC付近25km(14〜21時)、名神 大津IC付近25km(7〜20時/ピーク9時) | 関越道は公式推奨どおり藤岡JCTを14時より前、名神は高槻JCTを7時より前。難しければ日をずらす |
| 8月16日 | 日 | 最少(14回・期間中もっとも空く) | 25km以上の上り渋滞予測はなし(最長は本州四国連絡高速道路の15km級) | ほぼ終日可。NEXCO東日本が「上り方面のねらい目はお盆最終日!」と名指しする狙い目 |
| 8月17日 | 月 | 予測対象期間外 | — | 早朝5〜8時が最も安全。日程に余裕があるならここも有力 |
※「推奨出発時刻」は当メディアがNEXCO公表データから逆算した目安であり、公式発表そのものではありません。「公式推奨」と明記した箇所のみ、NEXCO各社が別紙2「特に長い渋滞の回避例」で示している通過時刻です。
この表の読み方(3行で)
- 下りは「朝〜昼過ぎ」が敵。ピーク日に走るなら、渋滞が育つ前の深夜〜4時前に難所を抜け切るか、山が引けた15時以降に回す。中央道の相模湖IC付近は4時台から渋滞が立ち上がる予測なので、「5時出発」ではもう遅い日があります。
- 上りは「昼過ぎ〜夜」が敵。関越道・東北道・中央道の上りはいずれも13〜15時台から渋滞が立ち上がり、17〜18時にピークを迎える予測です。ピーク日に帰るなら午前中のうちに都市近郊の難所を通過し終える。
- キャンピングカーは「日をずらす」が使える。宿の予約に縛られないので、下りは8月13日(木)、上りは8月14日(金)〜15日(土)を外すだけで渋滞リスクは劇的に下がります。そして上りの最終日8月16日(日)は上り渋滞が期間中最少(14回)で、NEXCO東日本自身が「ねらい目」と呼んでいる日です。
以下、この表の根拠となる公式データと、キャンピングカー固有の事情を順に解説します。
2026年お盆の渋滞予測|NEXCO各社の公表データを日付単位で整理

早見表の根拠になっている数字を確認しておきましょう。ここが本記事で最も鮮度が重要な部分です。以下はすべて、2026年7月17日に高速道路各社が公表したプレスリリースおよびその別紙資料に基づいています。
全国の総括(2026年7月17日公表)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象期間 | 2026年8月7日(金)〜8月16日(日)の10日間 |
| 10km以上の渋滞予測回数(全国) | 合計436回 |
| うち下り線 | 188回 |
| うち上り線 | 248回 |
| うち30km以上の渋滞 | 12回(下り6回・上り6回) |
| 前年(令和7年)実績との比較 | 345回(下り157回・上り188回)→ +91回(下り+31回・上り+60回) |
| 下り線のピーク | 前半(8月8日ごろ)と後半(8月12〜13日ごろ)の2度の山 |
| 上り線のピーク | 後半に集中(8月14日〜15日) |
| 下り線の渋滞回数が最多の日 | 8月13日(木)/29回 |
| 上り線の渋滞回数が最多の日 | 8月15日(土)/45回 |
| 下り線の渋滞回数が最少の日 | 8月16日(日)/4回 |
| 上り線の渋滞回数が最少の日 | 8月16日(日)/14回 |
出典:NEXCO中日本「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【全国版】」(2026年7月17日)および同リリース別紙1・別紙2、ならびに「昨年との比較」表。
日別の渋滞回数(10km以上・全国)
全国版リリースに掲載されている日別グラフの数値を、そのまま表に起こしたものです。これがこの記事の早見表の土台になっています。
| 日付 | 曜日 | 下り | 上り | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 8月7日 | 金 | 23 | 26 | 49 |
| 8月8日 | 土 | 27 | 16 | 43 |
| 8月9日 | 日 | 22 | 21 | 43 |
| 8月10日 | 月 | 13 | 18 | 31 |
| 8月11日 | 火(山の日) | 18 | 24 | 42 |
| 8月12日 | 水 | 22 | 20 | 42 |
| 8月13日 | 木 | 29 | 25 | 54 |
| 8月14日 | 金 | 18 | 39 | 57 |
| 8月15日 | 土 | 12 | 45 | 57 |
| 8月16日 | 日 | 4 | 14 | 18 |
| 合計 | — | 188 | 248 | 436 |
※単位は回。2026年7月17日公表の全国版リリース掲載グラフの数値(10〜29kmと30km以上の合計)。
この表を見れば、この記事で言いたいことのほとんどが分かります。8月16日(日)は下り4回・上り14回で、合計18回。期間中で群を抜いて空いている日です。次に空いているのが8月10日(月)の31回。一方で8月14日と8月15日は合計57回と、8月16日の3倍以上です。
注目すべきは上りが248回と、下りの188回を大きく上回っている点です。帰省は日程が分散しやすいのに対し、Uターンは「連休の後半に一斉に戻る」ため集中します。特に上り最多日の8月15日(土)は1日で45回——期間中の上り渋滞のおよそ5分の1がこの1日に集中する計算です。キャンピングカーで動くなら、この日は最も避けたい日と言えます。
NEXCO東日本管内(東北道・関越道・常磐道など)
NEXCO東日本のリリースは、タイトルの時点で「後半の渋滞に注意 上り方面のねらい目はお盆最終日!」と、8月16日(日)を名指しで推奨しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 10km以上の渋滞予測回数 | 133回(前年実績104回) |
| 下り線のピーク日 | 8月12日(水)・8月13日(木) |
| 下り線のピーク時間帯 | 午前〜昼過ぎ中心 |
| 上り線のピーク日 | 8月14日(金)・8月15日(土) |
| 上り線のピーク時間帯 | 昼過ぎ〜夜中心 |
| 上り方面のねらい目 | お盆最終日(8月16日・日) |
| 期間中最長の下り渋滞(予測) | 8月13日(木)11時ごろ/E4東北道・矢板北PA付近を先頭に最大35km(発生時間帯8〜16時) |
| 期間中最長の上り渋滞(予測) | 8月15日(土)18時ごろ/E17関越道・坂戸西スマートIC付近を先頭に最大40km(発生時間帯14〜24時) |
| う回の推奨 | 東京⇔仙台方面はE6常磐道の利用がおすすめ |
出典:NEXCO東日本「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【NEXCO東日本版】」(2026年7月17日)
東北道・関越道を使う関東発の帰省組は、下りが8月12〜13日、上りが8月14〜15日という組み合わせで覚えておけば大きく外しません。特に上りは、東北道・加須IC付近が8月14日に30km(15〜22時/ピーク18時)、8月15日に35km(14〜22時/ピーク17時)と2日連続で長い渋滞が予測されており、「夕方に現地を出る」と正面から突っ込む形になります。
NEXCO中日本管内(東名・新東名・中央道・名神など)
NEXCO中日本のリリースも「下り線は8月8日(土)〜8月9日(日)、上り線は8月14日(金)が渋滞のピーク」と副題で明示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 10km以上の渋滞予測回数 | 171回 |
| 下り線のピーク日 | 8月8日(土)〜8月9日(日) |
| 上り線のピーク日 | 8月14日(金) |
| 期間中最長の渋滞(予測) | E20中央道・相模湖IC付近を先頭に下り最大45km。8月8日(土)はピーク5時・発生時間帯4〜14時、8月13日(木)はピーク6時・発生時間帯5〜14時 |
| 8月14日(金)の下り | 中央道・相模湖IC付近で最大40km(6〜14時/ピーク7時)。上りピーク日だが下りも中央道は要警戒 |
| 上り側の長距離渋滞 | E20中央道・小仏TN付近が8月11日(火・祝)30km(12〜24時/ピーク14時)、8月14日(金)25km(13〜24時)、8月15日(土)30km(13〜24時/ピーク16時) |
出典:NEXCO中日本「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【中日本版】」(2026年7月17日)
ここが東日本管内とピーク日がずれている点に注意してください。中日本管内(東名・中央道方面)の下り第一波は8月8日(土)〜9日(日)と、連休の入り口に前倒しで来ます。「お盆の下りは8月13日がピーク」という一般論だけを信じて8月8日の朝に中央道へ入ると、4時台から立ち上がって14時まで続く最大45kmの渋滞の真ん中に飛び込むことになりかねません。
NEXCO西日本管内(名神・山陽道・九州道など)
西日本についても、2026年7月17日に管内全域版とエリア別版が公表されています。「細部は未公表」ではなく、回数・区間・日付まで公開済みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 10km以上の渋滞予測回数(管内) | 125回(下り55回・上り70回) |
| 下り線の渋滞回数が多い日 | 8月13日(木) |
| 上り線の渋滞回数が多い日 | 8月15日(土)/15回(管内の上り最多) |
| 上り線の渋滞回数が最少の日 | 8月16日(日)/3回 |
| 下り線の最大渋滞長 | E1名神・旧山科BS付近を先頭に最大20km(8月7日(金)14〜21時/ピーク16時、8月13日(木)16〜20時/ピーク17時) |
| 上り線の最大渋滞長 | E1名神・大津IC付近を先頭に最大25km(8月15日(土)7〜20時/ピーク9時。ほかに8月7日・8日・9日にも25km) |
| 九州道の長距離渋滞 | 下り:筑紫野IC先付近20km(8月13日11時ごろ)/上り:広川IC付近20km(8月15日18時ごろ) |
出典:NEXCO西日本「NEXCO西日本エリアのお盆期間における高速道路の渋滞予測」(2026年7月17日・PDF)
関西圏でよく話題になる名神高速は、下りと上りで様相が違います。下りは旧山科BS付近の20kmが最大で、しかもピークは夕方(16〜17時)。一方、上りは大津IC付近の25kmが最大で、こちらは朝9時ごろがピークと、時間帯が正反対です。「名神は各方向とも25km級」とひとくくりにすると出発時刻の逆算を誤るので、方向ごとに分けて考えてください。
中国エリアについては、別途エリア版が公表されています。中国エリアの高速道路全体で、最大渋滞長5km以上の交通集中渋滞を合計28回予測(下り線15回・上り線13回、うち10km以上は下り4回・上り4回の計8回)。前年(令和7年)実績の44回と比べると少ない見込みです。下り線は8月8日〜9日・11日〜16日、上り線は8月13日〜16日に発生が予測されており、10km以上の箇所はいずれもE2山陽道(広島東IC付近、八本松TN付近、河内IC付近、関戸TN付近、西条IC付近)です。NEXCO西日本は、山陽道が混む場合のE2A中国自動車道へのう回も呼びかけています。
出典:NEXCO西日本「NEXCO西日本 中国エリアのお盆期間における高速道路の渋滞予測」(2026年7月17日・PDF)
なお、本州四国連絡高速道路(JB本四高速)管内では、E28神戸淡路鳴門道の淡路IC付近(下り・8月14日10時ごろ)、舞子TN出口付近(上り・8月14〜16日)、E76西瀬戸道の向東BS付近(上り・8月15日16時ごろ)で、いずれも最大15kmの渋滞が予測されています。
東日本133回+中日本171回+西日本125回=429回。全国値436回との差は、別紙1で会社区分として併記されているJB本四高速分にあたります。3社の数字を足すと全国値にほぼ一致する、という関係を覚えておくと、どのリリースを見ればよいかの見当がつきやすくなります。
25km級以上の大規模渋滞ホットスポット一覧(2026年予測)
出発時刻を逆算するうえで、「どこが・いつ・どれだけ詰まるか」は最重要の材料です。公式の別紙1「令和8年 お盆期間の高速道路における主な渋滞発生予測(最大渋滞長25km以上)」から、主要区間を日付順にまとめます。
下り線
| 日付 | 路線 | 先頭地点 | 最大渋滞長 | ピーク時刻/発生時間帯 |
|---|---|---|---|---|
| 8月8日(土) | E20 中央道 | 相模湖IC付近 | 45km | 5時/4〜14時 |
| 8月8日(土) | E17 関越道 | 高坂SA付近 | 25km | 9時/6〜13時 |
| 8月8日(土) | E1A 新東名 | 岡崎東IC付近 | 25km | 10時/9〜19時 |
| 8月8日(土) | E1 東名 | 豊田JCT付近 | 25km | 8時/7〜19時 |
| 8月9日(日) | E1 東名 | 岡崎IC付近 | 25km | 10時/9〜14時 |
| 8月12日(水) | E4 東北道 | 矢板北PA付近 | 30km | 12時/9〜17時 |
| 8月12日(水) | E17 関越道 | 高坂SA付近 | 25km | 9時/6〜15時 |
| 8月13日(木) | E20 中央道 | 相模湖IC付近 | 45km | 6時/5〜14時 |
| 8月13日(木) | E4 東北道 | 矢板北PA付近 | 35km | 11時/8〜16時 |
| 8月13日(木) | E17 関越道 | 高坂SA付近 | 30km | 9時/6〜14時 |
| 8月13日(木) | E4 東北道 | 久喜IC付近 | 25km | 9時/6〜14時 |
| 8月14日(金) | E20 中央道 | 相模湖IC付近 | 40km | 7時/6〜14時 |
| 8月14日(金) | E17 関越道 | 高坂SA付近 | 25km | 9時/6〜14時 |
上り線
| 日付 | 路線 | 先頭地点 | 最大渋滞長 | ピーク時刻/発生時間帯 |
|---|---|---|---|---|
| 8月7日(金) | C3 東京外環道 | 新倉PA付近 | 25km | 9時/6〜13時 |
| 8月7日(金) | C4 圏央道 | 八王子JCT付近 | 25km | 10時/6〜23時 |
| 8月7日(金) | E1 名神 | 大津IC付近 | 25km | 9時/7〜19時 |
| 8月8日(土) | E1 名神 | 大津IC付近 | 25km | 9時/7〜16時 |
| 8月9日(日) | E1 名神 | 大津IC付近 | 25km | 10時/8〜14時 |
| 8月11日(火・祝) | E20 中央道 | 小仏TN付近 | 30km | 14時/12〜24時 |
| 8月14日(金) | E17 関越道 | 坂戸西スマートIC付近 | 35km | 17時/14〜23時 |
| 8月14日(金) | E4 東北道 | 加須IC付近 | 30km | 18時/15〜22時 |
| 8月14日(金) | E20 中央道 | 小仏TN付近 | 25km | 16時/13〜24時 |
| 8月15日(土) | E17 関越道 | 坂戸西スマートIC付近 | 40km | 18時/14〜24時 |
| 8月15日(土) | E4 東北道 | 加須IC付近 | 35km | 17時/14〜22時 |
| 8月15日(土) | E20 中央道 | 小仏TN付近 | 30km | 16時/13〜24時 |
| 8月15日(土) | E6 常磐道 | 日立中央IC付近 | 25km | 17時/14〜21時 |
| 8月15日(土) | E1 名神 | 大津IC付近 | 25km | 9時/7〜20時 |
※NEXCO西日本管内の名神・旧山科BS付近(下り20km)、九州道(下り・上り各20km)、JB本四高速の各区間(15km)は、25km未満のため別紙1の一覧には含まれません。数値は各社エリア版リリースによります。
これらの区間はいずれも「上り坂+トンネル」または「合流部」で、ドライバーが無意識に減速して後続が詰まるサグ現象が起きやすい場所です(公式資料も渋滞原因を「サグによる速度低下」「長い上り坂による速度低下」と説明しています)。車重のあるキャンピングカーは登坂で速度が落ちやすく、渋滞のきっかけを作りやすい側でもあります。難所では車間を十分に取り、一定速度をキープする意識が欠かせません。
公式が示す「特に長い渋滞の回避例」|推奨通過時刻
ここまでの数字は「いつ混むか」ですが、公式資料の別紙2には「では何時に通過すればよいか」まで書かれています。当メディアの逆算ではなく、高速道路各社自身が公表している推奨通過時刻です。この記事で最も実用性が高い表なので、そのまま引用します。
| 対象の渋滞 | ピーク時間帯 | 公式が推奨する通過時刻 |
|---|---|---|
| ①8月13日(木)E4東北道 下り 矢板北PA付近(最大35km) | 11〜13時 | 川口JCTを8時より前、または16時以降 |
| ②8月15日(土)E17関越道 上り 坂戸西スマートIC付近(最大40km) | 18〜19時 | 藤岡JCTを14時より前、または翌0時以降 |
| ③8月8日(土)E20中央道 下り 相模湖IC付近(最大45km) | 5〜13時 | 高井戸ICを4時より前、または15時以降 |
| ④8月11日(火・祝)E20中央道 上り 小仏TN付近(最大30km) | 14〜21時 | 大月ICを11時より前、または翌1時以降 |
| ⑤8月7日(金)E1名神 下り 旧山科BS付近(最大20km) | 16〜19時 | 栗東ICを14時より前、または21時以降 |
| ⑥8月15日(土)E1名神 上り 大津IC付近(最大25km) | 9〜18時 | 高槻JCTを7時より前、または20時以降 |
| ⑦8月14日(金)E28神戸淡路鳴門道 下り 淡路IC付近(最大15km) | 10〜11時 | 布施畑JCTを8時より前、または13時以降 |
| ⑧8月15日(土)E28神戸淡路鳴門道 上り 舞子TN出口付近(最大15km) | 15〜21時 | 東浦ICを13時より前、または23時以降 |
出典:NEXCO中日本ほか「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【全国版】」別紙2「特に長い渋滞の回避例」(2026年7月17日)
この表の重要な含意は「深夜〜早朝の基準が4時前後にある」ことです。 中央道下りは「4時より前」、関越道上りは「14時より前」。ピーク時の所要時間は通常時の約3〜5倍と予測されており、たとえば中央道の高井戸IC⇒相模湖IC間は、渋滞がなければ約35分のところ、ピーク時は約2時間15分。1時間半以上を渋滞の中で失う計算です。キャンピングカーで家族を乗せている場合、この1時間半の差は快適性にも安全性にも直結します。
2026年お盆の曜日並びと日別の位置づけ
| 日付 | 曜日 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 8月7日 | 金 | 予測期間の初日。下り23回・上り26回で、上りも意外に多い(圏央道・外環・名神で25km級) |
| 8月8日 | 土 | 連休入り/中日本管内の下り第一波ピーク(中央道45km) |
| 8月9日 | 日 | 中日本管内の下りピーク2日目 |
| 8月10日 | 月 | 谷間(合計31回・期間中2番目に空く) |
| 8月11日 | 火 | 山の日(祝日)/中央道上りで30km |
| 8月12日 | 水 | 東日本・首都圏の下り第二波 |
| 8月13日 | 木 | 下り渋滞回数が期間中最多29回(迎え盆)。中央道45km・東北道35km |
| 8月14日 | 金 | 上りピーク初日(39回)。ただし中央道は下りも40km |
| 8月15日 | 土 | 上り渋滞回数が期間中最多45回(送り盆)。関越道40km |
| 8月16日 | 日 | 期間中もっとも空く日(下り4回・上り14回)。NEXCO東日本が「上り方面のねらい目」と明示する狙い目 |
| 8月17日 | 月 | 予測期間外。日程をずらせるならここも狙い目 |
2026年は山の日が8月11日(火)に当たり、8月8日(土)から連続で休みを取ると長い連休になる並びです。そのぶん出発が前半(8/8〜9)と後半(8/12〜13)の2つの山に割れました。この「2度の山」構造と、帰りの山が8月14〜15日に集中し、最終日の8月16日が急激に空くという落差が、2026年お盆の最大の特徴です。
なぜキャンピングカーは「出発時刻」がより重要なのか|大型車特有の4つの事情
同じ渋滞でも、普通車とキャンピングカーでは受けるダメージが違います。だからこそ、キャンピングカーは普通車以上に出発時刻を練る価値があります。
事情1|車重が重いぶん、渋滞での燃費悪化が桁違いに大きい
キャンピングカー(特にキャブコンや大型バンコン)は、架装によって車両重量が3t前後に達するものも珍しくありません。重い車体を発進・停止のたびに動かすため、ストップ&ゴーが続く渋滞では燃費が大きく悪化します。カタログ値どおりに走れる巡航時と比べ、渋滞中の実燃費が半分近くまで落ち込むことも起こり得ます。
これは単に燃料代の問題ではありません。航続距離の計算が崩れるのが本当の問題です。「満タンで500km走れるはず」という前提で組んだ計画が、45kmの渋滞に2回はまった時点で成立しなくなります。給油計画については後述しますが、渋滞予測から出発時刻を決めることは、そのまま給油リスクの低減にも直結します。
事情2|休憩間隔を短く取らざるを得ず、渋滞中はそれが破綻する
大型のキャンピングカーは運転時の緊張度が高く、一般に2時間に1回程度の休憩が推奨されます。ところが渋滞にはまると、「休憩を取りたい時刻」と「SA/PAに入れる場所・タイミング」が一致しなくなります。次のSAまで10km、しかし渋滞で通過に1時間半——という状況では、休憩間隔の設計そのものが破綻します。
これは机上の話ではありません。公式資料でも、中央道の高井戸IC⇒相模湖IC間はピーク時に約2時間15分(通常時約35分)、関越道の藤岡JCT⇒鶴ヶ島IC間はピーク時に約1時間30分(通常時約30分)と予測されています。「あと30分で着くから休憩は目的地で」という判断が、2時間の缶詰めに変わるのが繁忙期の高速道路です。
対策は、渋滞に入らない時間帯を選ぶことに加えて、行程を「休憩ポイント基準」で組むことです。目的地までの距離ではなく、「どのSA/PA・道の駅で何時に休むか」を先に置き、その間隔が2時間を超えないように出発時刻を決める。渋滞予測でピーク時間帯が分かっていれば、この設計は事前にできます。
事情3|SA/PAの大型車枠・兼用枠が真っ先に埋まる
繁忙期のSA/PAは、普通車枠だけでなく大型車枠・兼用枠も含めて満車になりやすいのが実情です。トラック等の大型車と枠を奪い合う形になるうえ、キャンピングカーが停められるサイズの区画は元々数が限られています。休憩したくても入れない、給油したくても長い列、という状況は大型車ほど深刻です。
NEXCO西日本は中国エリアで、山陽道の瀬戸PA〜佐波川SAなど計35施設の駐車場混雑状況を「満」「混」の看板表示で提供すると案内しています。こうした情報が出ているということは、繁忙期のSA/PAは「入れないことが前提」で計画すべきという裏返しでもあります。
特に注意したいのは、ピーク日の午前中(下り)・夕方(上り)に、渋滞の直前・直後にあるSA/PAです。渋滞待ちの車と休憩需要が同時に集中するため、駐車場入口から本線へ車列が伸びることさえあります。早見表の「推奨出発時刻」で走れば、この混雑ピークからも自然に外れます。
事情4|渋滞中の車内は「電気を最も食う状況」になる
真夏の渋滞では、車内の冷房需要が最大になります。しかも走行速度が低いため、走行充電(オルタネーターからの充電)は効率が落ちます。電気を最も使いたい局面で、最も充電できないという構造です。
具体的にイメージしておきましょう。ポータブル扇風機が10〜30W程度、小型のポータブルクーラー・スポットクーラーは200〜500W程度を消費する製品が一般的です(製品により幅があります)。仮に300Wのポータブルクーラーを3時間動かすと、単純計算で約900Wh——1000Wh級のポータブル電源をほぼ使い切る計算になります。加えて車載冷蔵庫が常時稼働し、スマホやタブレットの充電も重なります。
「3時間」という想定は誇張ではありません。中央道下りの相模湖IC付近は8月8日で4〜14時の10時間にわたって渋滞が予測されており、関越道上りの坂戸西SIC付近は8月15日で14〜24時の10時間です。そのど真ん中に入れば、2〜3時間を渋滞内で過ごすことは十分あり得ます。
つまり、「渋滞にはまるかもしれない」という前提で出発するなら、ポータブル電源は満充電で出るのが必須です。走行充電は「渋滞で止まっている間は当てにならない」と考えておくのが安全側の判断になります。
これら4つの事情は、いずれも「渋滞に入らないよう出発時刻を最適化する」ことと、「車中泊で自己完結できる強みを活かす」ことで大きく緩和できます。
出発時刻の逆算|下り(帰省)編
ここからは早見表の使い方を具体化します。下りの基本方針は「渋滞が育つ前に難所を通過し切るか、山が引ける午後に回すか」の二択です。
| パターン | 出発の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 深夜便 | ピーク前日22時〜当日3時台に出発 | 夜間運転が苦にならない/仮眠を挟める人 |
| 早朝便 | 谷間の日に4時台までに出発し、渋滞が育つ前に難所を抜ける | 早起きが得意な人 |
| 後発便 | ピーク日の15〜16時以降に出発 | 到着が夜でも構わない人 |
深夜便|前夜22時〜当日4時前に出て、車中泊で仮眠を挟む
下りピーク日(2026年なら8月8日・8月13日)の渋滞を避ける最も確実な手は、前夜22時〜未明の深夜便です。ここで基準になるのが公式の推奨通過時刻です。
- 中央道(8月8日・下り最大45km)の公式推奨は「高井戸ICを4時よりも前、または15時以降」。渋滞そのものは4時から14時まで予測され、ピークは5時です。つまり「5時に高井戸ICを通過」ではすでに渋滞の中であり、遅くとも3時台には都心を出ておく必要があります。
- 東北道(8月13日・下り最大35km)の公式推奨は「川口JCTを8時よりも前、または16時以降」。矢板北PA付近の渋滞は8時から16時まで、ピークは11時です。
早見表で下りに「前夜22時〜当日4時」と書いているのは、この公式基準に合わせたものです。「4時前に難所の入口を通過している」ことが分岐点だと覚えてください。
キャンピングカーなら、目的地手前のRVパークや車中泊可の施設で仮眠を取り、明るくなってから残りを走る分割移動が可能です。眠気を我慢して走り続けるより、はるかに安全です。
早朝便|渋滞が「育つ前」に難所を抜ける
深夜出発が難しい場合の早朝便は、日によって成否が分かれます。2026年の中央道下りは立ち上がりが早く、8月8日は4時、8月13日は5時、8月14日は6時から渋滞が予測されています。ピーク日に「5時起きで6時出発」は、すでに手遅れです。
一方、谷間の8月10日(月)は下り13回・25km以上の予測なし、8月11日(火・祝)も下りの25km以上の予測なしです。この2日であれば、6時前後の出発でも十分に間に合う可能性があります。早朝便は「ピーク日を避けた日に使う手」と位置づけるのが現実的です。
後発便|あえて午後遅くに出発し、山をやり過ごす
「早起きも夜間運転も避けたい」なら、ピーク日の15〜16時以降に出発する後発便という発想もあります。公式が「高井戸ICを15時以降」「川口JCTを16時以降」と推奨しているとおり、中央道下りの8月8日・8月13日の渋滞は14時ごろまで、東北道下りの8月13日は16時ごろまでの予測なので、その後に本線へ入れば山を丸ごと外せる計算です。
到着は夜になりますが、キャンピングカーなら到着後にそのまま車内で就寝でき、宿のチェックイン時間に縛られないのが強みです。「遅い到着でも困らない」——これは普通車+宿の組み合わせでは選べない選択肢です。
出発時刻の逆算|上り(Uターン)編
上りは下りと時間帯が逆転します。混雑は昼過ぎ〜夜に集中するため、「午前のうちに走り切るか、日をずらすか」が基本戦略です。
| パターン | 出発の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 午前便 | ピーク日の午前中(難所の入口を13〜14時前に通過)に出発 | 早めに帰宅したい人 |
| 最終日便 | 8月16日(日)に帰る(上り渋滞が期間中最少の14回) | 1日多く滞在できる人 |
| 深夜便 | ピーク日の23時〜翌0時以降に出発 | 夜間運転に慣れている人 |
| 早朝ずらし便 | 予測期間外の8月17日(月)早朝5〜8時に出発 | 現地滞在をさらに延ばせる人 |
午前便|18時の山が来る前に、都市近郊を抜け切る
上りピーク日(2026年なら8月14日・8月15日)に帰るなら、午前中に出発して、午後の渋滞が本格化する前に難所を抜けるのがセオリーです。公式の推奨通過時刻を基準にすると次のようになります。
- 関越道(8月15日・上り最大40km):藤岡JCTを14時より前、または翌0時以降
- 名神(8月15日・上り最大25km):高槻JCTを7時より前、または20時以降
- 中央道(8月11日・上り最大30km):大月ICを11時より前、または翌1時以降
東北道・加須IC付近は8月15日で14〜22時(ピーク17時)、常磐道・日立中央IC付近は14〜21時(ピーク17時)の予測です。「夕方に出れば空いているだろう」は2026年のお盆に関しては完全に逆で、14時以降こそが最悪のタイミングになります。
現地を昼過ぎに出発した車が夕方に集中する構造なので、昼食を現地で食べてから出発するという一般的な行動パターンが、そのまま渋滞のど真ん中に入る行動になります。午前中に出て、休憩は高速上の空いているタイミングで取るほうが結果的に早く着きます。
最終日便・早朝ずらし便|「8月16日に帰る」が2026年の最適解
日程に余裕があるなら、2026年のUターンで最も効果が大きいのは8月16日(日)に帰ることです。
- 全国の上り渋滞回数は、8月15日(土)45回に対し、8月16日(日)は14回。3分の1以下です。
- NEXCO東日本はリリースのタイトルで「上り方面のねらい目はお盆最終日!」と明示しています。
- NEXCO西日本管内でも、上りは8月15日15回に対し8月16日は3回と激減します。
- 別紙1(25km以上の予測一覧)に、8月16日の25km以上の上り渋滞は1件も載っていません。
「お盆最終日は最後の混雑日だから避けたほうがいい」というのは、少なくとも2026年の予測に関しては誤りです。混雑は8月14〜15日で終わり、16日は落ち着くというのが公表データの示す姿です。
さらに1日ずらせるなら、8月17日(月)の早朝5〜8時も有力です。8月17日は各社の渋滞予測対象期間(8/7〜8/16)から外れており、交通量がさらに落ち着くことが期待できます。
キャンピングカーは宿泊を車内で完結できるため、「もう一泊してから空いた時間に帰る」という判断がしやすいのが強みです。宿を予約している普通車の旅行者には、この柔軟性はありません。
深夜便|23時〜翌0時以降に走り出す
どうしても8月14日・15日に帰らなければならず、午前出発も難しい場合は、夜まで現地で待ってから走り出す選択肢があります。ただし2026年の上り渋滞は終わるのが遅く、関越道・中央道はいずれも24時(翌0時)までの予測です。公式も関越道は「藤岡JCTを翌0時以降」、中央道は「大月ICを翌1時以降」を推奨しています。「23時なら空いているだろう」では足りない日がある点に注意してください。
深夜の長距離運転は疲労リスクが高いため、途中で必ず仮眠を挟める前提でのみ選んでください。ここでもキャンピングカーの車中泊機能が効きます。
キャンピングカー最大の武器|「車中泊で分割移動」という渋滞回避術

出発時刻の逆算に加えて、キャンピングカーには普通車にはない切り札があります。それが「渋滞のピークを車中泊でやり過ごし、流れが戻ってから走る」という分割移動です。
普通車は「渋滞にはまったら耐えるしかない」ですが、キャンピングカーは寝る場所・トイレ・電源を積んで走る家です。無理にピーク時間に突っ込まず、予約制の車中泊スポットで一泊・仮眠して、混雑が引いた時間に再出発できます。これは大型車のハンデ(機動力の低さ、燃費、疲労、休憩間隔)をまとめて解決する、最も合理的な戦略です。
予約制スポットを「移動計画の中継地」として組み込む
分割移動を成功させるコツは、目的地までの中間地点に予約制の車中泊スポット(RVパーク等)を中継地としてあらかじめ押さえておくことです。全国600カ所を超えるRVパークは電源・トイレ・入浴を備えた施設も多く、渋滞待避と休息を兼ねられます。ただし繁忙期は予約が埋まりやすいため、早めの確保が前提です。
お盆の予約タイミングと満車回避の具体策は、お盆の車中泊は「予約制スポットを30日前に押さえる」が満車回避の答え|2026年版で詳しく解説しています。
また、実際にRVパークをどう検索・予約するか(空きのある施設をどう見つけるか)の操作手順は、RVパークの予約方法を完全解説|「RV-Park.jp」の使い方と、お盆に満車を回避する検索テクニック【2026年版】にまとめています。渋滞回避の要は「中継地を確保できているか」に尽きるので、出発時刻を決めたら次はここを読んでください。
高速道路上で唯一予約できる「RVステーション鈴鹿PA」
分割移動の中継地として注目したいのが、NEXCO中日本が運営する「RVステーション鈴鹿PA」です。これは高速道路として初めてレジャー向けの車中泊が公認された事前予約制のスポットで、伊勢湾岸自動車道・鈴鹿PA(上り)に設けられています。高速を降りずに一泊できるため、長距離移動の途中でピーク時間をやり過ごす中継地として使い勝手が良いのが特徴です。
SA/PAでの車中泊は原則NG(休憩施設であって宿泊施設ではない)というルールと、この鈴鹿PAのような公認スポットの位置づけの違いについては、サービスエリアで車中泊はできる?可否とマナー、高速道路初のRVパーク「RVステーション鈴鹿」まで解説で整理しています。
なお、繁忙期でもSA/PAの一般駐車枠での長時間駐車・車中泊は原則として推奨されていません。仮眠は取れても「一晩過ごす前提」で当てにするのは避け、泊まりは予約制スポットを軸に組みましょう。
モデルプラン|8月13日(下り最混雑日)を分割移動で乗り切る一例
2026年の下り最混雑日である8月13日(木)を例に、分割移動の組み立てを示します(考え方の例です。実際の所要時間・距離は行程により異なります)。
- 8月12日 20〜21時|出発前準備 — 燃料を満タンに、ポータブル電源をフル充電に。水・携帯トイレ・冷房機器を積み込む。夕食・入浴は自宅で済ませておく。
- 8月12日 22時〜8月13日 3時|深夜便で出発 — 交通量が落ちた時間帯に走り出し、渋滞が育つ前に難所を通過する。中央道なら高井戸ICを4時前(相模湖IC付近の渋滞は5時開始・ピーク6時)、東北道なら川口JCTを8時前(矢板北PA付近の渋滞は8時開始・ピーク11時)が基準。
- 8月13日 3〜5時|中継地のRVパークへ — 難所を抜けた先で、予約しておいたRVパーク、またはRVステーション鈴鹿PAに入り、就寝。
- 8月13日 9〜10時|再出発 — 十分に休息を取ってから、下りピーク(中央道6時/東北道11時)を過ぎた区間・ルートで残りを走る。もしくは午後の山が引ける16時以降まで滞在して出発する。
このように「一気に走り切らず、ピーク時間を寝て過ごす」ことで、運転疲労と渋滞リスクを同時に下げられます。普通車では宿の予約が前提になる分割移動を、キャンピングカーは車内で完結できるのが決定的な違いです。上りも同様に、現地を早めに出て中継地で一泊し、翌朝の空いた時間に帰宅する組み立てが有効です。
給油戦略|大型キャンピングカーは「渋滞前に満タン」が鉄則
キャンピングカーのお盆移動で見落とされがちなのが給油です。前述のとおり大型車は渋滞での燃費悪化が大きく、繁忙期のSA/PAのガソリンスタンドは長い給油待ちが発生します。そもそもキャンピングカーが入れる区画が空いていないこともあります。
対策はシンプルで、「渋滞に入る前・高速に乗る前に満タンにしておく」こと。以下を意識してください。
- 出発前に自宅近くのスタンドで満タンにする — 高速のSAは価格も高めで混雑する。地元で入れておくのが安く確実。
- 残量が半分を切ったら早めに給油する — 「まだ走れる」と粘ると、渋滞の中で給油機会を逃す。特に45km級の渋滞に入ってしまうと、次のSAまで数時間かかることもある。
- 軽油車(ディーゼル)は取り扱いスタンドを事前確認 — 一部の小規模スタンドでは軽油の在庫・レーンが限られることがある。
- 給油できるSA/PAの位置を行程表に書き込む — 高速道路上のガソリンスタンドは、実は設置間隔が長い区間がある。ルート上のどこで入れられるかを事前に確認しておく。
- ポータブル電源・サブバッテリーの充電も「満タン」で出発 — 渋滞中や車中泊時に冷房・扇風機を使うため、走行充電だけに頼らず出発前にフル充電にしておく。
「燃料も電気も満タンで出る」ことが、渋滞にはまっても慌てないための最大の保険です。
迂回ルートを使うときの「キャンピングカー特有」の注意点
渋滞を避けるために一般道へ降りて迂回する、という判断も有効です。ただし公式が推奨しているのは、まず別の高速ルートへの振り替えです。
- NEXCO東日本:東京⇔仙台方面の移動は、渋滞の影響が比較的少ないE6常磐道の利用がおすすめ
- NEXCO西日本:山陽道が混む場合は、走行距離は長くなるがE2A中国自動車道へのう回で早く着く場合がある
- NEXCO西日本(本四方面):舞子TN出口付近の渋滞時は、大阪方面は布施畑JCTから阪神高速7号北神戸線、京都方面はE2山陽道・三木JCT経由が便利な場合がある
まずは一般道より先に、空いている別の高速ルートがないかを検討するのが安全です。
一般道へ降りる場合、キャンピングカーは普通車と同じ感覚でナビの案内する抜け道に入ると危険なことがあります。以下を必ず確認してください。
- 車高(全高) — 抜け道の途中に低い高架・ガード下・アンダーパスがあると、車高制限に引っかかる。事前にルート上の高さ制限を確認する。
- 車幅・すれ違い — 生活道路や山間の抜け道は道幅が狭く、対向車とのすれ違いが困難な場合がある。大型車は特に立ち往生しやすい。
- 重量制限 — 一部の橋や道路には重量制限が設定されている。架装した大型キャンピングカーは総重量が大きいため注意。
- カーナビの「大型車設定」を活用する — 大型車モード・トラックモードを備えたナビやアプリなら、車格に合わないルートを避けやすい。設定を確認してから走り出す。
迂回は「流れている別ルートをあらかじめ候補に入れておく」のが基本で、渋滞にはまってから慌てて未知の狭路に飛び込むのは避けましょう。事前にメインルートと迂回ルートの2本を、いずれもキャンピングカーで通れる道として用意しておくのが安全です。
休日割引の適用外に注意|2026年お盆のETC割引
見落としがちなコスト面の話も押さえておきましょう。お盆の繁忙期は、ETCの休日割引が適用されない日が設定されます。
NEXCO中日本のリリースには「お盆期間の8月8日(土)、9日(日)、11日(火・祝)、15日(土)、16日(日)は、渋滞の激化を避けるため、高速道路をご利用いただいた場合でも休日割引が適用されません」と明記されています。またNEXCO西日本の中国エリア版は「令和8年8月7日(金曜)〜令和8年8月16日(日曜)は、高速道路をご利用いただいた場合でも休日割引が適用されません」としています。休日割引はもともと土日祝が対象なので、両者は同じことを言っています——お盆期間(8/7〜8/16)に含まれる土日祝、すなわち8月8日・9日・11日・15日・16日は割引なしです。
つまり、土日祝に走れば安くなるという前提は、お盆には成立しません。キャンピングカーは車種区分によって普通車より高い料金区分(中型車等)になることも多く、長距離移動では差額が無視できない額になります。割引の適用可否は最終的にNEXCO各社の公式発表で確認してください。
逆に言えば、割引が効かない以上、「あえて平日に走る」ことの相対的なメリットが上がるとも言えます。8月10日(月)や8月12日(水)、8月17日(月)といった平日は、渋滞回避と料金の両面で検討する価値があります。
それでも渋滞にはまったら|車内で自己完結できる備え

どれだけ計画しても、予測外の事故渋滞などで長時間動けなくなることはあります(公式の渋滞予測にも「事故などの影響による渋滞は含まれていない」と注記されています)。ここでもキャンピングカーは「走る家」であることが強みになります。渋滞にはまっても車内で自己完結できるよう、次の備えをしておきましょう。
- 飲料水・経口補水液を多めに — 真夏の渋滞は熱中症のリスクが高い。人数分+予備を確保する。
- 携帯トイレ/簡易トイレ — 渋滞でSA/PAに入れないと、トイレが最大の悩みになる。カセット式トイレや携帯トイレを必ず積んでおく。45km級の渋滞では、通過に2時間以上かかる予測が公式に出ている前提で備える。
- 暑さ対策の電源と冷房 — アイドリングを長時間続けるのは環境・安全面で避けたい。ポータブルクーラーや扇風機を、走行充電に頼らずポータブル電源で動かせるようにしておく。前述のとおり、300W級の機器を3時間動かせば約900Wh。必要Wh=消費電力(W)×想定時間(h) で事前に試算しておくと安心です。
- サブバッテリーの残量計を出発前に確認 — 「なんとなく充電されているはず」で出ない。残量表示を実際に見て、想定消費量に足りるかを確認する。
- 子供・ペットへの配慮 — 車内は屋外以上に高温になりやすい。特に後席や就寝スペースは温度が上がりやすいので、こまめに温度と様子を確認する。
真夏の車内は短時間でも危険な温度に達します。夜間・子供・ペットを含めた車中泊時の熱中症対策は、命に関わるテーマとして車中泊の熱中症対策|夜間・子供・ペットの命を守る完全ガイドで詳しくまとめています。渋滞対策とあわせて必ず確認してください。
最新情報の確認先|NEXCO公式の渋滞予測
本記事の渋滞予測は、2026年7月17日に公表された各社のプレスリリースおよび別紙資料に基づく整理です。実際のピーク日・時間帯・区間は当日の状況で変動しますし、公表資料も版が更新されることがあります。出発前には必ず以下の一次情報を確認してください。
本記事が参照した一次情報(出典)
| 資料 | URL |
|---|---|
| 「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【全国版】」(NEXCO中日本掲載分。別紙1〜3を含む) | https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6634.html |
| 「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【NEXCO東日本版】」(133回・上り方面のねらい目はお盆最終日) | https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/head_office/2026/0717/00016400.html |
| 「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【中日本版】」(171回・下り8/8〜9、上り8/14がピーク) | https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6633.html |
| NEXCO西日本 管内版(125回・名神の下り20km/上り25km)※PDF | https://www.w-nexco.co.jp/emc/emcpdfs/20260717171817-01.pdf |
| NEXCO西日本 中国エリア版(5km以上28回)※PDF | https://www.w-nexco.co.jp/emc/emcpdfs/20260717140825-01.pdf |
| 休日割引の適用日について(NEXCO中日本) | https://www.c-nexco.co.jp/topics/2421.html |
出発直前・走行中に見るもの
- NEXCO東日本 渋滞予報ガイド/ドラぷら — 最大渋滞長10km以上の渋滞を掲載。渋滞予報士による日別の解説・地図も公開されています(https://www.driveplaza.com/special/congest_prediction/ )。
- NEXCO中日本 渋滞予測ガイド — 中日本エリアの10km以上の渋滞を掲載(https://www.c-nexco.co.jp/odekake/ )。
- NEXCO西日本 渋滞予測ガイド — 西日本エリアの渋滞予測(https://www.w-nexco.co.jp/forecast/trafficjam_bon_2026/index.html )。
- JB本四高速 渋滞予測ページ — 最大渋滞長5km以上の渋滞を掲載(https://www.jb-honshi.co.jp/customer_index/jyutai.html )。
- アイハイウェイ/リアルタイム交通情報(日本道路交通情報センター、各社アプリ) — 出発直前・走行中の実際の渋滞状況を確認(https://ihighway.jp/ )。
予測はあくまで予測です。当日の事故や天候で状況は変わります。「公式の発表でピークを把握し、リアルタイム情報で当日の最終判断をする」の二段構えで臨みましょう。
出発前チェックリスト|キャンピングカーのお盆移動2026
最後に、ここまでの内容を出発前に確認できるチェックリストにまとめます。渋滞対策は「当日どう動くか」だけでなく、「出発前の準備」で成否の大半が決まります。
- 日程・出発時刻 — 早見表で自分の走行日のピーク時間帯を確認し、深夜便・早朝便・後発便・午前便のどれで行くか決めたか。下りは8月13日、上りは8月14〜15日を1日ずらせないか検討したか(上りは8月16日が期間中最少)。
- 通過する難所の時刻 — 中央道相模湖IC(高井戸ICを4時前)、東北道矢板北PA(川口JCTを8時前)、関越道坂戸西SIC(藤岡JCTを14時前)、名神大津IC(高槻JCTを7時前)など、ルート上の渋滞ホットスポットを何時に通過する計画かを具体的に書き出したか。
- ルート — メインルートと迂回ルート(常磐道・中国道など別の高速ルートを優先)の2本を用意したか。一般道の迂回路は車高・車幅・重量制限をクリアしているか。ナビは大型車設定にしたか。
- 中継地の予約 — 分割移動の中継地となるRVパーク等を予約したか。第2候補も押さえたか。
- 休憩計画 — 2時間ごとの休憩ポイントを行程表に書き込んだか。渋滞で入れない場合の代替も考えたか。
- 燃料・電源 — 出発前に燃料を満タンにしたか。ポータブル電源・サブバッテリーをフル充電にし、残量計を目視確認したか。ルート上の給油可能地点を把握したか。
- 暑さ・熱中症対策 — 飲料水・経口補水液を人数分+予備で積んだか。冷房・扇風機を電源で動かせるか、必要Whを試算したか。
- トイレ・生活 — 携帯トイレ/簡易トイレを積んだか。数時間動けなくても困らない備えがあるか。
- 料金 — 休日割引の適用除外日(8/8・9・11・15・16)を確認したか。自車のETC車種区分を把握しているか。
- 最新情報 — 出発直前にNEXCO公式の渋滞予測とリアルタイム交通情報を確認したか。
この10項目をすべてクリアしていれば、渋滞・満車・暑さといったお盆移動の三大リスクに、キャンピングカーの強みを活かして落ち着いて対応できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年のお盆、下りで一番混むのはいつですか?
公表された予測では、下りの渋滞回数が最も多いのは8月13日(木)で29回です。ただしエリアによってピークがずれる点に注意してください。NEXCO東日本管内(東北道・関越道)は8月12日〜13日、NEXCO中日本管内(東名・中央道)は8月8日(土)〜9日(日)が下りのピークとされています。「お盆の下りは13日」という一般論だけで判断せず、走る路線のエリアで確認してください。
Q2. 上りは何時に出発すれば渋滞を避けられますか?
上りのピークは8月14日(金)〜15日(土)の昼過ぎ〜夜です。特に8月15日(土)は上り渋滞が期間中最多の45回、関越道・坂戸西スマートIC付近では18時ごろに最大40kmが予測されています。公式は「藤岡JCTを14時より前、または翌0時以降」の通過を推奨しています。名神なら「高槻JCTを7時より前、または20時以降」、中央道なら「大月ICを11時より前、または翌1時以降」です。これが難しければ、日程を8月16日(日)または8月17日(月)にずらすのが有効です。
Q3. お盆最終日の8月16日(日)は、帰りが混みますか?
2026年の予測では逆で、8月16日(日)は期間中もっとも空く日です。 上りの渋滞回数は8月15日の45回に対し8月16日は14回、下りも4回で、いずれも期間中最少。25km以上の上り渋滞予測も別紙1には1件もありません。NEXCO東日本はリリースのタイトルで「上り方面のねらい目はお盆最終日!」と明記しています。「最終日は混む」という先入観で8月15日に帰ると、かえって最悪の日を選ぶことになります。
Q4. キャンピングカーは高速道路で普通車と料金区分が違いますか?
多くのキャンピングカーは、ベース車両のサイズや構造により「中型車」または「普通車」区分となります。車種によって異なるため、ETCの料金区分は車検証・登録内容で確認してください。なお2026年のお盆期間では、8月8日・9日・11日・15日・16日が休日割引の適用除外日とされています。適用の有無は最終的にNEXCO公式の発表で確認してください。
Q5. 渋滞中にエアコン(アイドリング)をつけ続けても大丈夫ですか?
長時間のアイドリングは燃料を消費し、環境・騒音の面でも配慮が必要です。渋滞での暑さ対策は、走行用エアコンだけに頼らず、ポータブル電源で動くサブの冷房・扇風機を併用するのが安心です。渋滞中は走行充電の効率も落ちるため、出発時に電源を満充電にしておくことが前提になります。就寝スペースの温度は特に上がりやすいので、こまめに確認しましょう。
Q6. お盆にSA/PAで車中泊して渋滞をやり過ごすのはアリですか?
SA/PAは休憩施設であり、一晩過ごす前提の車中泊は原則NGです。仮眠は取れても「泊まる場所」として当てにするのは避け、泊まりはRVパークやRVステーション鈴鹿PAなどの予約制スポットを利用しましょう。繁忙期はそもそも大型車枠・兼用枠が満車になりやすい点にも注意が必要です。
Q7. 下りと上り、どちらの方が渋滞がひどいですか?
2026年の予測では、上りが248回、下りが188回と、上りのほうが約1.3倍多い見込みです。下りは日程が分散しやすいのに対し、上りは「連休の後半に一斉に戻る」ため集中しやすいのが理由です。上りの最混雑日(8月15日)を避ける日程調整が特に効果的と言えます。
Q8. 渋滞を確実に避けられる裏技はありますか?
「確実」な方法はありません。予測はあくまで予測であり、事故渋滞は予測できないからです(公式資料も「事故などの影響による渋滞は含まれていない」と注記しています)。そのうえで最も効果が高いのは、日程そのものをピーク日からずらすことです。キャンピングカーは車中泊で宿泊を自己完結できるため、「1日早く出て現地で車中泊」「1日遅らせて空いた日に帰る」といった調整がしやすいのが強みです。ピーク日を避けられない場合は、本記事の早見表と、公式が示す推奨通過時刻の表を使い分けてください。
まとめ|2026年お盆は「8/13の下り」と「8/15の上り」をどう外すかが勝負
2026年お盆の高速道路渋滞対策を、キャンピングカー目線で整理しました。要点を振り返ります。
- 対象期間は8月7日(金)〜16日(日)の10日間。10km以上の渋滞は全国で436回(下り188回・上り248回)、うち30km以上は12回が予測されている(前年実績345回から+91回)。
- 下りの最混雑は8月13日(木)29回/上りの最混雑は8月15日(土)45回。ただしエリア差があり、中日本管内(東名・中央道)の下りは8月8日〜9日が第一波ピーク。
- 8月16日(日)は下り4回・上り14回で期間中もっとも空く日。NEXCO東日本は「上り方面のねらい目はお盆最終日!」と明示しており、Uターンを1日ずらせるなら8月16日が2026年の最適解。
- 下りは朝〜昼過ぎ、上りは昼過ぎ〜夜が渋滞の時間帯。公式の推奨通過時刻は、中央道下り「高井戸ICを4時より前または15時以降」、東北道下り「川口JCTを8時より前または16時以降」、関越道上り「藤岡JCTを14時より前または翌0時以降」、名神上り「高槻JCTを7時より前または20時以降」。
- 30km超の大規模渋滞は、中央道・相模湖IC付近(下り最大45km/8月8日・13日)、関越道・坂戸西スマートIC付近(上り最大40km/8月15日18時)、東北道・矢板北PA付近(下り最大35km/8月13日11時)、東北道・加須IC付近(上り最大35km/8月15日17時)など、場所と時刻がかなり特定されている。ここを何時に通過するかを計画に落とし込む。
- 関西・中国・九州方面は、名神の下り最大20km(旧山科BS付近)と上り最大25km(大津IC付近)で時間帯が正反対。中国エリアは5km以上が計28回で、10km以上はすべてE2山陽道。
- キャンピングカー最大の武器は「車中泊で移動を分割し、渋滞ピークを予約制スポットでやり過ごす」こと。RVパークやRVステーション鈴鹿PAを中継地に組み込む。
- 大型車は燃費・給油・休憩間隔・SA大型枠・車内電装の制約が普通車より大きい。「渋滞前に燃料も電気も満タン」「休憩は2時間ごとに設計」を徹底する。
- 2026年は8月8日・9日・11日・15日・16日が休日割引の適用除外日。「土日祝は安い」は成立しない。
- 予測は目安。公式の発表でピークを把握し、リアルタイム情報で当日判断をの二段構えで臨む。
普通車には「渋滞に耐える」しかない場面でも、キャンピングカーには「時間をずらす」「車中泊で分割する」という選択肢があります。この強みを活かせば、お盆の渋滞は「避けられないもの」から「計画で回避できるもの」に変わります。安全で快適なお盆のキャンピングカー旅を。

