欧州のキャンピングカーづくりで、使いやすい「真ん中」のディーゼルが戻ってきました。
Stellantis Germanyは2026年8月29日、キャンピングカー架装向けの2.2Lディーゼルに160PS仕様を追加し、受注を始めたと発表しました。対象はFiat Ducatoのほか、Citroën Jumper、Peugeot Boxer、Opel Movanoです。
日本でもDucatoはキャンピングカーのベース車として販売されています。ただし、今回の160PS仕様が日本に入るかどうかは、まだ発表されていません。

140PSと180PSの間を埋める160PS
新たに加わったのは、第3世代MultiJetの2.2Lターボディーゼル。最高出力は118kW(160PS)です。
これまでの140PS仕様と180PS仕様の間に入る設定で、Stellantisは3.5tクラスのキャンピングカーに向く選択肢として紹介しています。
最高出力は180PS仕様を下回ります。140PSと180PSの間に入る中間仕様です。
| 項目 | 160PS仕様 |
|---|---|
| エンジン | 2.2L MultiJetターボディーゼル |
| 最高出力 | 118kW(160PS) |
| 6速MTの最大トルク | 380Nm |
| 8速ATの最大トルク | 400Nm |
| 排出ガス規制 | Euro VI |
トランスミッションは6速MTと8速ATの2種類。荷物や架装で重くなりやすいキャンピングカーでは、低い回転域から車体を動かすトルクも気になるところです。8速ATは最大400Nm、6速MTは380Nmと発表されています。
ただし、同じベース車でも架装や積載量によって車重は変わります。出力だけで決めず、完成車の車両総重量や乗車定員、使い方まで含めて比べたいところです。今回の発表では、燃費やCO2排出量、160PS仕様を採用する完成車の詳細は示されていません。
Ducatoを含む4車種の架装用車両が対象
160PS仕様が用意されるのは、次の4車種です。
- Citroën Jumper
- Peugeot Boxer
- Fiat Ducato
- Opel Movano
対象は、キャンピングカーのベース車として使われる4車種です。今回の160PSディーゼルも「キャンピングカー架装向け」として発表されました。
CARAVAN SALON Düsseldorf 2026のStellantis共同ブースでは、Jumperの低床シャシー、Boxerのパネルバン、Ducatoのカウルシャシーが展示されています。
日本のDucatoは180PS・8速AT
日本で販売中のDucatoは、180PSの2.2Lディーゼルと8速ATを組み合わせています。国内ラインアップはL2H2、L3H2、L3H3の3タイプです。
日本仕様の詳細と価格は、FIAT Professionalの現行商品ページで確認できます。今回の160PS仕様とは別のラインアップです。
160PS仕様の価格と日本導入は未発表
Stellantis Germanyは受注開始を案内していますが、発表資料に具体的な価格は載っていません。日本での発売、受注開始、価格、納期も未発表です。
つまり、現時点で「日本のDucatoに160PS仕様が追加される」「国内モデルが160PSへ切り替わる」とは言えません。
国内のキャンピングカービルダーが採用するかどうかも、今後の発表待ちです。
日本で販売中のDucatoは180PS・8速ATです。160PS仕様の国内導入、価格、納期は発表されていません。
一次情報
- Stellantis Germany公式:キャンピングカー架装向け160PSディーゼルの受注開始
- Stellantis Japan公式:FIAT Professional「DUCATO」新モデルを発売
- FIAT Professional公式:DUCATO現行商品ページ
- Stellantis Japan:サイトのご利用にあたって




