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北海道キャンピングカーショー2026を振り返る|76台、展示車は今買える?

北海道キャンピングカー&アウトドアショー2026には76台が集結。ラディクールの会場デビュー、Travio 4WD展示、受注停止中の車両を整理し、「展示=今買える」ではない違いを解説します。

篠原徹
キャンピングカージャーナルの車両・制度担当。前職は中古車販…
公開2026.08.31
読む時間5 min

北海道キャンピングカー&アウトドアショー2026が、8月29日と30日にアクセスサッポロで開かれました。

主催者発表の展示台数は76台。新型から定番車、輸入車、パーツ、アウトドア用品までを同じ会場で比べられるイベントでした。

ただ、会場に並んだ車両の中には、既存モデルや受注停止中の車両もあります。
デビュー、展示、受注開始、価格公表は別の話です。ショー後に購入を検討する人向けに、公式情報で現在地を整理します。

76台が集まった2日間。車両以外の情報もあった

開催概要は次のとおりです。

項目公式案内
開催日2026年8月29日・30日
時間両日10:00〜17:00
会場アクセスサッポロ
展示規模キャンピングカー76台
展示範囲最新・定番モデル、輸入車、パーツ、アウトドア用品など
駐車場無料・約1,000台

会場ではキャンピングカーに加え、JRVA認定RVパークや北海道観光の情報も案内されました。グリーンホールと屋外では、ペットショップやケア、アジリティ体験などを集めたドッグイベントも同時開催されています。

車両を見た後、そのまま購入後の旅行先まで調べられる構成です。
一方、8月31日時点で主催者による来場者数の発表は確認できません。「何万人が来場」「会場で一番人気」といった結果は、まだ数字にできない状態です。

複数タイプのキャンピングカーを同じ会場で比較する場面の編集イラスト
記事内容を表した生成イラストです。北海道ショーの実景を再現していません

展示・初披露・受注開始・価格公表は分けて見る

ショーの記事で混ざりやすい4つの言葉を分けると、車両の状態が見えやすくなります。

車両北海道会場で確認できたこと8月31日時点の購入情報
ナッツRV ラディクール会場デビュー、同会場から受注開始税込798万円から。価格・主要仕様を公表済み
CORDE Leaves Travio 4WDベース公式出展車一覧に掲載受注は7月の東京ショーから開始。展示車の4WD価格は確認できず
ASTRARE TRIAS480 Travio 4WDベース公式出展車一覧に掲載受注は7月の東京ショーから開始
ALFLEX Cabellia-SL主催者が注目車として紹介4月から受注停止。仕様変更後、秋ごろ再開予定
カトーモーター デリカNOCTI主催者が注目車として紹介価格公表済み。既存モデルとして販売情報あり

この中で、北海道ショーでのデビューと受注開始をメーカーが明記しているのはラディクールです。

CORDE LeavesとTRIAS480のTravio 4WDベース車は、会場で確認できる注目展示でした。ただし、受注開始は7月。TravioベースのCORDE Leaves自体も、4月の北海道イベントに出展済みです。今回を「北海道初披露」とは呼べません。

展示車の状態を比較するため、異なる形のキャンピングカーを見比べる場面の編集イラスト
展示・受注・価格公表の違いを表した生成イラストです。実在車両を再現していません

ラディクールは価格と主要仕様まで公表された

ラディクールは、ラディッシュをベースに家庭用エアコンと電装システム「エボライト2」を組み合わせたバンコンです。

ショー直前の8月29日改定資料で、価格は税込7,980,000〜8,790,200円と公表されました。乗車7人・大人4人就寝、ディープサイクルサブバッテリー300Ah、1,500W正弦波インバーター、ダイキン「リソラ」が標準装備です。

発表時点では分からなかった数字がそろい、車両比較を進められる状態になりました。
ただし、条件別のエアコン連続稼働時間と個別注文の納期は公表されていません。

価格表と装備の確認点は、ラディクールの更新記事で詳しく整理しています。

Travio 4WDは展示されたが、価格は販売店確認

JRVAの公式出展車一覧には、いすゞTravio 4WDベースのCORDE LeavesとASTRARE TRIAS480が掲載されました。

Travio 4WDはパートタイム4WDと後輪ダブルタイヤを採用します。VANTECHは2台について、7月11日開幕の東京キャンピングカーショーから受注を始めると発表済みです。

CORDE Leavesの現行製品ページには税込12,620,000円からと表示されています。
一方、北海道会場に展示された4WD仕様の確定価格は、確認できた公式資料から特定できません。2WDの価格を4WD展示車の価格として使わず、見積もりで確認する必要があります。

会場展示されても、受注停止中の車両がある

主催者が見どころとして紹介した3台は、ナッツRV「CREA Hyper Evolution III X」、ALFLEX「Cabellia-SL」、カトーモーター「デリカNOCTI」でした。Cabellia-SLの出展社は、主催者資料では「キャンピングレンタサービス工業/ALFLEX」と表記されています。

このうちCabellia-SLは、メーカーが部材廃番の影響による受注停止を案内しています。仕様変更後の再開は2026年秋ごろの予定です。会場で確認できても、すぐ注文できる状態とは限らない例です。

デリカNOCTIは、三菱デリカD:5をベースにした5人乗車・2人就寝モデル。SLは税込6,044,500円から、Mは税込8,244,500円からです。600Ahリチウムイオンバッテリーや12VクーラーはMグレードの仕様なので、全車標準とは限りません。

NOCTIの装備とグレード差は、デリカD:5ベース「NOCTI」の解説記事で確認できます。

ショー後は価格表と納期をもう一度確認する

会場で候補を絞ったら、次はメーカーの現行価格表と販売店の見積もりです。
確認項目は、車両本体価格のほかにもあります。

  • 希望する駆動方式とグレードの価格
  • 標準装備とオプションの境界
  • 乗り出し総額
  • 現在の受注可否
  • 納期と仕様変更の可能性
  • 展示車と注文車の装備差

ナッツRVは9月4〜6日に札幌店でアンコールフェアを案内し、クレソンジャーニーの予約制試乗も予定しています。日程が合う人は、ショーで見た車両を販売店で確認する次の機会になります。

ショー後に販売店で見積書と車内を確認する場面の編集イラスト
ショー後の比較検討を表した生成イラストです。実在店舗・車両を再現していません

76台の中から、買える状態まで確認して選ぶ

北海道キャンピングカー&アウトドアショー2026は、76台を同じ会場で比較できる2日間でした。

新規性が明確だったのは、会場でデビューし受注も始まったラディクールです。Travio 4WDベース車はすでに受注開始済み、Cabellia-SLは受注停止中。展示車ごとに状態は異なります。

ショーは候補を見つける場所です。
実際に購入へ進む前に、最新の価格表、受注可否、納期、展示車との差を販売店でそろえる。そこまで確認して、初めて比較が完成します。

一次情報

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篠原徹

キャンピングカージャーナルの車両・制度担当。前職は中古車販売の現場。いまはキャブコンで年20泊ほど走っています。キャンピングカー、トレーラー、RVパーク、法規と税を、条文と公的資料の一次情報に当たって整理します。自治体や条件で結論が変わることは、変わると書きます。