サービスエリアのコインシャワーは、トラックドライバーだけの設備ではない。中央道・双葉SA(下り)で扉の奥まで見てきた。明るく整った個室を、一般の旅行者も24時間使える。長い移動の途中で知っておきたい休憩の選択肢だ。
300円・10分で、旅をいったん区切れる
一番伝えたいのは、コインシャワーを特別な設備だと思わなくてよいこと。双葉SA(下り)では、24時間どなたでも利用できる。料金は300円で10分。男性用4室、女性用2室という構成だ。
車を長く走らせたあと、汗やべたつきが気になる。目的地までは、まだ遠い。
そんなとき、食事や飲み物だけでは切り替わらない疲れもある。シャワーで体をさっぱりさせてから、その先を走る。旅の途中の、はっきりした区切りだ。
「トラックの人が使う場所だろう」と通り過ぎていた人にこそ、入口を一度見てほしい。
NEXCO中日本の案内にも「24時間どなたでもご利用いただけます」とある。普通車やキャンピングカーで旅する人も、遠慮する必要はない。
ただし、強い眠気や体調不良があるなら、シャワーだけで済ませず休息を取ることが先だ。ここで勧めたいのは、無理を続けるためではない。安全に旅を続けるための休憩である。
扉の奥は、明るく整った個室だった
入口には男性用の表示があり、その横にランドリーの案内が出ている。白い壁と明るい照明。
赤い椅子が2脚置かれ、コインシャワー利用者以外は入室禁止と掲示されていた。利用する人の区画がはっきり分かる。
中へ進むと、「Shower House」と書かれた個室が並ぶ。扉ごとに番号があり、外側のランプで使用状況を確認できるつくりだ。

男性用区画には4室が並び、奥には洗面台と鏡がある。床は木目調。
白い壁と蛍光灯の光で、通路の隅まで見渡せる。現地で見た範囲は整理され、清潔感があった。

個室の扉を開けると、手前が更衣スペース。奥は半透明の扉で仕切られたシャワースペースになっている。
着替える場所と湯を浴びる場所が一つの個室内で分かれるため、衣類や荷物を水から離して置きやすい。

シャワー側には、ハンドシャワー、温度調節用のつまみ、棚がある。床は滑りにくそうな凹凸のある形状。
ホテルの浴室とは違う、必要な設備を小さな空間へまとめたつくりだ。長距離移動の途中で汗を流すには、十分に感じられた。

写真で確認できるのは、取材時の男性用区画だ。女性用も別に設けられているが、内部の様子までは今回の現地取材で実際に確認していない。
10分を慌てず使うために、操作を先に読む
壁の利用案内は、最初に目を通しておきたい。まず更衣室の扉をロックし、100円硬貨を投入する。
洗浄ボタンを押すと、シャワー室が自動洗浄される。その後、押しボタンスイッチで湯を出し、ミキシングバルブで温度を調節する流れだ。

押しボタンをもう一度押すと、シャワーとタイマーは止まる。髪や体を洗う間に湯を止めれば、10分を使いやすい。
ただし、一度の停止が5分を超えると残り時間から減算が始まる。連続して5分間止めても同じだ。
延長は100円で3分。案内では、延長したい場合はシャワーを止める前に硬貨を入れるよう示されている。
また、途中で更衣室の扉を開けると、投入した料金が無効になる。忘れ物を取りに車へ戻るなら、硬貨を入れる前に済ませたい。
利用前に用意しておきたいのは100円硬貨、タオル、着替え、必要な洗面用品。写真では、室内にシャンプーやボディソープの備え付けは確認できなかった。持参する前提で準備するのが確実だ。
24時間利用でき、洗濯も同じ場所で済む
双葉SA(下り)は、E20中央自動車道の長野・名古屋方面にある。所在地は山梨県甲斐市。
コインシャワーは24時間営業で、男性4室、女性2室。問い合わせ先も公式ページに掲載されている。
| 項目 | 内容(2026年8月18日確認) |
|---|---|
| コインシャワー | 24時間/300円・10分 |
| 個室数 | 男性4室/女性2室 |
| 延長 | 100円・3分(現地表示) |
| コインランドリー | 24時間/洗濯機300円・1回、乾燥機100円・20分 |
| 問い合わせ | 0551-28-4035 |
| 所在地・方向 | 山梨県甲斐市/中央道下り・長野/名古屋方面 |
ランドリーはシャワー区画と同じ入口から案内されている。公式情報では2台。
衣類を洗う必要がある長旅なら、体と着替えを一度に整えられる。キャンピングカーで数日移動するときにも覚えておきたい設備だ。
料金と営業時間は変更される場合がある。出発前にはNEXCO中日本「双葉SA(下り)店舗情報」と施設・サービス案内で確認したい。
ほかのSA・PAを探す場合は、NEXCO中日本「宿泊施設&入浴施設」にコインシャワーの一覧がある。
双葉SA(下り)の駐車場や食事、土産売り場まで知りたい人は、現地レポート「中央道・双葉SA下りを歩く」も参考にしてほしい。
こういう人は使う価値がある
目的地まで距離があり、汗を流して気分を切り替えたい人。入浴施設へ寄るほどの時間はなくても、10分なら旅程へ入れやすい。
サービスエリアのシャワーを「自分には関係ない」と思っていた人にこそ、次の休憩で思い出してほしい。




