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道の駅雫石あねっこの車中泊はキャンプ場へ|源泉の湯と10月の新米

岩手県雫石町の道の駅雫石あねっこは、源泉かけ流しの日帰り温泉と産直、川向かいに電源付きのオートキャンプ場をそろえた国道46号沿いの道の駅です。夜はキャンプ場、夕方は温泉、朝は焼きおにぎりと新米の買い出し。10月の雫石で組む一泊をまとめました。

公開2026.10.04
読む時間7 min
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岩手県雫石町の「道の駅雫石あねっこ」は、岩手と秋田を結ぶ国道46号沿い、岩手と秋田の県境に近い山あいの道の駅です。
盛岡ICから国道46号を秋田方面へ約30分。日帰り温泉、産直、食事処が一か所にまとまっています。

私がここを気にしているのは、駐車場から橋を一本渡った先に、電源付きのオートキャンプ場があるから。
夜は川向かいのキャンプ場で過ごして、お風呂は道の駅の源泉かけ流し、朝は産直で新米を買う。
そんな一泊が、車をほとんど動かさずに組めそうなんです。

この記事は、2026年10月4日時点の公式情報をもとにした旅程の提案です。

夜は駐車場ではなく、橋を渡った先のキャンプ場へ

先に、道の駅と車中泊の線引きから。
国土交通省は、道の駅で運転の合間に車内で仮眠をとるのはかまわない一方、駐車場など公共空間での宿泊利用は基本的に遠慮してほしいと案内しています。
→ 道の駅で車中泊は禁止か|仮眠と宿泊の境界線

道の駅雫石あねっこの公式サイトには、駐車場での宿泊の案内はありません。
そのかわり、駐車場から徒歩で「あねっこ橋」を渡ると小柳沢砂防公園があり、芝生のオートキャンプ場が整備されています。
泊まるならここ、と最初から決めておけるのがうれしいところです。

まずは道の駅本体の条件です。

項目内容(道の駅雫石あねっこ公式サイト・国土交通省 岩手河川国道事務所より)
所在地岩手県岩手郡雫石町橋場坂本118-10
駐車場普通車73台、大型車15台、身障者用4台
情報休憩施設24時間開放
新はしばの湯(日帰り温泉)9:00〜20:00(受付19:30まで)
産直しずくいし・物産しずくいし9:00〜18:00 ※1
Wi-Fi・EV充電器どちらも「あり」
休館日無休

キャンプ場の条件は、公式サイトの利用案内と、公式サイトがリンクしている予約サイトにまとまっています。

オートキャンプ場内容
ラージサイト約10m×10m、電源付き、9区画。1泊4,500円(税込)
レギュラーサイト約6m×8m、電源付き、12区画。1泊4,000円(税込)
利用時間12:00〜翌11:00
予約ネット予約(24時間受付)。空きがあれば当日も利用可
受付道の駅の温泉館の受付で前精算
営業期間4月下旬〜11月上旬(天候で変動)
設備炊事場、水洗トイレ(多目的トイレあり)、有料の洗濯機1台、飲み物の自販機
その他1サイト1台まで乗り入れ可。ペット同伴可。BBQは20時まで、直火・発電機・エンジンの空ぶかしは不可 ※2

10月は営業期間の中に入っていて、11月上旬で今年のシーズンが終わります。
受付が温泉館なので、温泉の受付が閉まる19時30分までに着く計画にしておくと安心です。
サイト番号を指定したいときは、1区画1泊につき1,000円の指定料がかかります。

仕事場として見たあねっこ、電源はサイトで確保する

仕事の面で私がいちばん頼りにしたいのは、全区画に電源が付いているキャンプサイトです。
ノートPCとスマホの充電を車内で済ませられるので、昼の12時にチェックインして、午後はそのまま車内を作業場にできます。
サイトの電源の容量(アンペア数)は、公式サイトにも予約サイトにも書かれていません。

Wi-Fiは、国土交通省の道の駅案内に「あり」と載っています。
ただ、どの建物で、どこまで電波が届くかは公式サイトに出ていません。
予約サイトではキャンプ場が「携帯電話OK」と案内されているので、私なら通信はスマホのテザリングを主役にしておきます。
→ 車中泊のWi-Fiは施設に頼れない|手元で持つ3手段

もう一つの作業場の候補が、新はしばの湯の館内です。
畳のロビーと、一日ゆったり使える無料休憩室が用意されています。
ここは湯上がりに休む場所なので、PCを広げるより、メールの返信や旅程の見直しくらいにとどめておきたいところ。

注意したいのは、キャンプ場の利用案内で発電機の使用が禁止されていること。
サイトの電源で足りない分は、ポータブル電源を積んで補うのが確実です。

午後から翌朝まで、私ならこう過ごす

キャンプ場は12時から入れて、温泉の受付は19時30分まで。
食事処の閉店時間が平日と土日祝で大きく違うので、この一泊は曜日で夕食の組み方を変えるのがポイントです。

時刻私ならこうする
11:30盛岡ICから国道46号であねっこへ。「そば処 しずく庵」でお昼のそば
12:00温泉館の受付でキャンプ場の手続き。サイトに車を入れて電源をつなぐ
13:00車内で午後の仕事
16:30産直しずくいし・物産しずくいしで買い出し(18時まで)
17:30土日祝は「お食事処 こまくさ」で夕食。平日は買い出しした食材でサイトの夕ごはん
19:00新はしばの湯へ(受付19時30分まで)
翌9:00「こびるキッチン」の焼きおにぎりと、産直で新米の買い出し
翌10:00あねっこ橋を渡って小柳沢砂防公園の水辺を散歩
翌11:00チェックアウト。盛岡方面か、秋田方面へ

こまくさは、平日が11:00〜16:00(ラストオーダー15:30)、土日祝が11:00〜20:00(ラストオーダー19:30)。
平日に泊まる日は夕方のこまくさが閉まっているので、昼のうちに産直で食材をそろえておくのが組み立てのコツです。
キャンプ場ではBBQコンロ(1,000円/泊)を借りられて、炭(1,000円)も売っています。

お風呂は、道の駅の中の「橋場温泉 新はしばの湯」。
洋風と和風の2つのスタイルの浴場があり、大浴場は1週間ずつ男女を入れ替えています。

新はしばの湯内容(公式サイトより)
営業時間9:00〜20:00(受付19:30まで)
入浴料(税込)大人(中学生以上)620円、子供310円、未就学児無料
キャンプ場利用者大人520円、子供260円(その都度精算)
泉質アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)。源泉かけ流し
設備露天風呂、乾式サウナ(90℃)、水風呂(約20℃)、無料休憩室
タオル貸しタオル・フェイスバスセット400円
入浴できない人入れ墨・タトゥーのある人(ファッション、ワンポイント、シールを含む)

キャンプ場の利用者は、大人620円の入浴料が520円になります。
朝9時から開いているので、夜ではなく翌朝のお風呂に回してからチェックアウトする組み方もできますよね。

川沿いの芝生のオートサイトに停めたバンと、夕暮れの山並みを背にした炊事棟の灯り(イメージ画像(AI生成。実際の施設の写真ではありません))
イメージ画像(AI生成。実際の施設の写真ではありません)

新米と雫石牛、10月のあねっこで選ぶ一食と買い出し

あねっこで一食を選ぶなら、私は「そば処 しずく庵」と「お食事処 こまくさ」の二本立てにしたいです。

しずく庵のそばは、栽培から製粉、麺打ちまですべて自家製。
天然の冷蔵庫「雪むろ」で熟成させた玄ソバを使っていると、お店が紹介しています。
営業は11:00〜15:00で、毎週水曜日がお休み。2026年10月なら7日、14日、21日、28日です。

こまくさの看板は、枝肉格付A4以上を選んだという「雫石牛」。
雫石牛サーロインステーキ丼が2,980円、雫石牛モモステーキ定食が2,600円、雫石ハンバーグ定食が1,200円です。
お店で最初の定番メニューというハンバーグ定食は、私なら平日のお昼に選びたい一皿です。
雫石わさびで食べる「雫石わさび冷麺」(1,200円)もあります。

雫石あねっこの食事処営業時間(公式サイトより)
お食事処 こまくさ平日11:00〜16:00(LO15:30)/土日祝11:00〜20:00(LO19:30)
そば処 しずく庵11:00〜15:00。毎週水曜日・年末年始休み
こびるキッチン9:00〜18:00

翌朝のお楽しみは、こびるキッチンの焼きおにぎり(1個220円)です。
雫石産のひとめぼれを焼き味噌で仕上げたもので、公式サイトには「午前中で完売する人気メニュー」とあります。
朝9時に開くので、チェックアウト前に寄るのにちょうどいい時間なんですよね。
「こびる」は、田植えや稲刈りの合間の休憩を指す雫石の言葉だそうです。

木のテーブルに置いた大きな焼きおにぎりと、紙袋に入った新米、秋のきのこのパック(イメージ画像(AI生成。実際の施設・商品の写真ではありません))
イメージ画像(AI生成。実際の施設・商品の写真ではありません)

買い出しは、産直しずくいしと物産しずくいしで済ませる計画です。
産直には朝どり野菜のほか、秋にはきのこが並び、町内の漬物やパン、弁当もそろいます。
物産しずくいしで探したいのは、定番の「雫石牛肉みそ」、雫石産なたね油の「菜の雫」、しずくいし山わさび葵苑の本わさび。

雫石の水で育てたお米は、産直でも人気だとお店が紹介しています。
10月は新米の季節なので、私は一袋を車に積んで帰りたいところ。
お米や油は常温で持ち帰れるので、冷蔵庫のない車でも扱いやすいおみやげです。

道の駅オリジナルの日本酒もあって、地元の米と水で南部杜氏が仕込んでいます。
こまくさにはドライバーの飲酒お断りの注意書きがあるので、お酒はキャンプ場で車を動かさない夜に回すのがいいですね。

出かける前に確かめておきたいこと

10月の雫石で一泊を決める前に、旅程を左右する条件をまとめました。

  • キャンプ場は11月上旬まで。営業期間は4月下旬〜11月上旬で、天候で変わります
  • 平日はこまくさが16時で閉店。夕食をあねっこでとるなら土日祝、平日は産直で食材をそろえておきます
  • 水曜日はしずく庵が休み。10月は7日、14日、21日、28日です
  • 温泉の受付は19時30分まで。キャンプ場の受付も温泉館です
  • 入れ墨・タトゥーのある人は温泉に入れません。シールも含まれます
  • 国道46号は橋場地内で片側交互通行。下竜川橋・上竜川橋・下鹿倉橋の補修工事で、2026年11月27日まで(予定)、土日祝を含む規制日があります ※3

10月のあねっこには、大きなイベントも重なります。

10月17日(土)〜18日(日)は「秋の大感謝祭」。
開催時間は9:00〜17:00で、雫石の秋の味覚を詰め込んだお振舞い汁(11時から)や、産直の出荷者によるテント直売(9時〜15時)、炭火焼きのうまいもん市が並びます。
こまくさの雫石牛サーロインステーキ丼は、通常2,980円が1,980円。各日先着10食限定です。
当日の買い物レシート1,000円ごとに1回引ける大抽選会(9:00〜15:00)には、雫石産の新米5kgの賞もあります。

同じ17日と18日は、雫石町総合運動公園で町の「しずくいし産業まつり」も開かれます。
時間は17日が9:30〜16:00、18日が9:30〜15:30。雫石牛や町内産の野菜が販売されます。
この週末にキャンプ場を押さえられたら、私は二つの会場を巡る日にしたいです。

源泉かけ流しの湯、電源付きのキャンプサイト、新米と雫石牛。
道の駅を起点にして、車を停めたまま仕事の午後と旅の夜をつなげられる場所だと思います。
キャンプ場が閉まる11月上旬までに、一度組んでみたい一泊です。

出典

注釈

※1 産直と物産の営業時間は、運営会社の公式サイトの各店舗ページに掲載されている時間です。国土交通省 岩手河川国道事務所の道の駅案内では「平日9:00〜17:00、土日祝9:00〜18:00」、温泉は「9:00〜21:00」と掲載されています。この記事では運営会社の掲載を採りました。

※2 キャンプ場の区画数は、公式サイトのキャンプのページでは「25区画」、利用案内では電源付きのオートサイトが「21サイト」(ラージ9、レギュラー12)です。この記事では利用案内の内訳を採りました。

※3 規制日は国土交通省の発表資料に添付された路上規制カレンダーで示されています。発表資料には、工事の進捗や天候、災害で規制期間が変わることも書かれています。

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制作・構成:水野凪

RVパーク・道の駅・地域旅を扱う制作・構成名義です。公式情報や提供された取材素材をもとに、旅程と地域の情報を整理します。