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道の駅うれしの まるくを仕事場に|湯どうふと日本一のうれしの茶、嬉野温泉の一泊

佐賀県嬉野市の道の駅うれしの まるくは、無料Wi-Fiと電源のある観光交流施設、源泉かけ流しの足湯をそろえた新幹線駅前の道の駅です。昼は仕事、夕方は湯どうふと公衆浴場、夜は近くのRVパークへ。10月の嬉野で組む一泊をまとめました。

公開2026.10.02
読む時間8 min
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佐賀県嬉野市の「道の駅うれしの まるく」は、西九州新幹線の嬉野温泉駅から徒歩1分の道の駅です。
新幹線は2022年9月23日の開業なので、駅前ごと新しい場所。長崎自動車道の嬉野ICから車で約5分、国道34号に面しています。

私がこの駅を気にしているのは、観光交流施設「まるくアイズ」に無料Wi-Fiと、パソコンに使える電源があるから。
昼はここで仕事をして、夕方は温泉街で湯どうふとお風呂、夜は近くのRVパークへ。
そんな一日が、嬉野の町の中で組めそうなんです。
→ RVパークsmart 嬉野(CCJ RVパーク・データベース)

この記事は、2026年10月2日時点の公式情報をもとにした旅程の提案です。

まるくアイズは仕事場になる、夜はRVパークへ

先に、道の駅と車中泊の線引きから。
国土交通省は、道の駅で運転の合間に車内で仮眠をとるのはかまわない一方、駐車場など公共空間での宿泊利用は基本的に遠慮してほしいと案内しています。

道の駅うれしの まるくの公式サイトには、宿泊用の区画やRVパークの案内はありません。
なので私の組み方は、昼の仕事場と休憩をまるくに、夜はRVパークに分けるかたち。
線引きの詳しい話は、CCJの別記事にまとめています。
→ 道の駅で車中泊は禁止か|仮眠と宿泊の境界線

まずは、まるくの基本の条件です。

項目内容(道の駅うれしの まるく 公式サイト・九州地方整備局より)
所在地佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲4762-2
駐車場24時間開放。普通車63台、バス・トラック15台、身障者用4台
まるくアイズ(観光交流施設)9:00〜19:00。観光案内、うれしの茶や銘菓の販売、自転車貸出、手荷物預かり
足湯・手湯8:00〜23:00。嬉野温泉の源泉かけ流し
情報休憩施設・トイレ24時間
Wi-Fi公衆無線LAN(無料)
電源まるくアイズ館内の電源でパソコン等を使える
EV急速充電器1台分、24時間。500円/1回(30分以内)※1
休館日年中無休

仕事場として見ると、いちばんうれしいのは、Wi-Fiだけでなく電源まで公式サイトに書いてあること。
まるくアイズの館内は休憩所として誰でも使えるので、9時から19時までは、ここをそのまま作業場にできます。
実際に館内のどの席まで電源が届くかは、公式サイトには書かれていません。

ただ、オンライン会議まで館内でするのは、私は避けておきたいところ。
まるくアイズは観光案内所でもあるので、声を出す打ち合わせは車に戻ってスマホのテザリングで、メールや原稿書きは館内で、と分けておくと気が楽です。
車内での通信の組み方は、こちらの記事が参考になります。
→ 車中泊のWi-Fiは施設に頼れない|手元で持つ3手段

夜を過ごす場所の候補が、嬉野ICから車で約5分の「RVパークsmart 嬉野」です。
ネット予約制の無人のRVパークで、公式サイトの条件を表にしました。

RVパークsmart 嬉野内容(RVパークsmart公式サイトより)
料金全日3,000円(税込)
利用時間13:00〜24時間
予約ネット予約のみ。当日の23時まで
車室全2車室、縦10.0m×横6.0m ※2
トイレ洋式・男女別、車室から約20m
水道あり(洗い物可)
Wi-Fiあり(詳細は現地で案内)
入浴コインシャワー(100円/8分)。最寄りの温浴施設はシーボルトの湯
火の使用直火、焚き火台、BBQコンロ、カセットコンロすべて可(耐火シートを使用)
その他トレーラー可。車室内に限りテント設営可。連泊時の留め置き可。ペットはリード使用で同伴可。BBQコンロと自転車の無料貸出あり。食事処なし

電源の有無は、公式ページに書かれていません。
車内でパソコンを充電しながら夜も仕事をしたい人は、ポータブル電源を積んでおく前提で考えるのが確実です。
私なら、充電はまるくアイズにいる昼のうちに済ませて、夜は書かない時間にしたいところ。

宿で寝たい日は、道の駅に隣接する「フェアフィールド・バイ・マリオット 佐賀嬉野温泉」という選択肢もあります。
レストランのない宿泊特化型のホテルで、まるくの公式サイトでも周辺施設として紹介されていました。

午後から翌朝まで、私ならこう過ごす

RVパークsmart 嬉野は13時から使えて、まるくアイズは19時まで。
温泉街の湯どうふのお店は夜の部が17時30分からなので、この一泊は「お昼を食べてから13時ごろに着く」で組むのがちょうどよさそうです。

時刻私ならこうする
13:00嬉野ICからまるくへ。まるくアイズで午後の仕事を始める
14:30車で約10分の「うれしの茶交流館チャオシル」へ。お茶の淹れ方体験(約30分)と、茶畑を眺める喫茶コーナー
16:00まるくアイズに戻って、もうひと仕事
17:30温泉街の「宗庵よこ長」で、夜の部の開店に合わせて湯どうふ
19:00嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」でお風呂
20:30RVパークsmart 嬉野へ
翌8:00まるくの足湯・手湯が開く時間。朝の足湯で目を覚ます
翌9:00まるくアイズで午前の仕事。隣の「UPLIFT SHIMOJYUKU」でミルクのドリンクと買い出し
翌13:00ごろRVパークsmart 嬉野の利用時間(13時から24時間)の区切り。肥前吉田焼の産地や温泉街へ

お茶の淹れ方体験は、チャオシルの午後の部(13:30〜16:00、最終受付15:00)で、ひとり1,000円。
予約はオンラインで受け付けていて、締め切ったあとも、体験室の空きとスタッフの人数しだいで電話(10:00〜17:00)で受け付けることがあります。仕事の進み具合を見てから問い合わせる手も残ります。

お風呂は、嬉野温泉公園の対岸に建つシーボルトの湯。
嬉野市の公衆浴場で、オレンジ色のとんがり屋根が目印の、木造2階建ての建物です。

シーボルトの湯内容(嬉野市公式サイトより)
開館時間6:00〜22:00(入場は21:30まで)
休館日毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)。2026年10月は21日(水)
大浴場大人(中学生以上70歳未満)450円/70歳以上340円/小学生220円 ※3
貸切湯50分2,500円(別途、入湯税が大人1人100円)
泉質ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
持ち物タオルは各自持参

タオルは各自持参なので、車からお風呂セットを持って出るのを忘れずに。
朝6時から開いているので、夜ではなく朝風呂に回す組み方もできますよね。
嬉野市の無料Wi-Fi「bihada Wi-Fi」は、シーボルトの湯や温泉公園、嬉野温泉本通り商店街でもつながると市が案内しています。

温泉街の夕方、湯けむりの立つ川沿いの石畳と、ぼんやり灯りはじめた街灯
イメージ画像(AI生成。実際の施設・街並みの写真ではありません)

温泉湯どうふと日本一のうれしの茶、嬉野の一食と買い出し

嬉野で一食を選ぶなら、私はまず温泉湯どうふ。
「宗庵よこ長」は、公式サイトで「嬉野温泉湯どうふ発祥の店」と名乗るお店で、豆腐から自家製造しています。

お店の説明では、温泉湯どうふは豆腐のうまみが湯汁に溶け出して、白く濁るのが特徴。
メニューは、湯どうふ600円、寄せ湯どうふに小鉢とご飯がつく湯どうふ定食1,080円、魚ちり湯どうふと小鉢数品の特選湯どうふ定食1,320円(いずれも税込)。
湯どうふと一緒に頼めるざるそば(690円)や、カツ丼(890円)もあります。

宗庵よこ長内容(公式サイトより)
所在地佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2190
昼の部11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)
夜の部17:30〜21:00(ラストオーダー20:30)
定休日水曜日(祝日の場合は振替)
電話0954-42-0563

お酒のメニューには、嬉野の地酒として虎之児、東一、東長の名前が並んでいます。
RVパークまで運転する日は飲めないので、私は湯どうふ定食で。
お酒を合わせたい人は、隣のホテルに泊まる日に回すのがいいですね。

もう一つ、10月の嬉野で外せないのがお茶です。
今年、2026年は佐賀県で「第80回全国お茶まつり佐賀大会」が開かれる年。
8月28日に嬉野市で発表された第80回全国茶品評会の結果で、うれしの茶は蒸し製玉緑茶と釜炒り茶の2部門で、農林水産大臣賞と産地賞1位をそろって受賞しました。
市によれば4年連続の4冠で、釜炒り茶の部は8年連続です。

うれしの茶は、茶葉が勾玉のように丸い「玉緑茶」。
蒸して作るのが蒸し製玉緑茶、鉄釜で炒るのが釜炒り製玉緑茶で、市は前者を「さわやかな香りでコクのあるうまみ」、後者を「香ばしくのど越しがさっぱり」と紹介しています。

飲み比べをするなら、チャオシルの喫茶コーナーがちょうどいい場所です。
蒸し製玉緑茶、釜炒り茶、紅茶の3種類がどれも300円で、ホット・アイス・テイクアウトから選べます。
うれしの茶を使ったアイス(7種類から選べて410円)もあるので、体験のあとにひと息つけそう。

うれしの茶交流館チャオシル内容(公式サイトより)
開館時間9:00〜17:00(第2・第4月曜日は15:00まで)。喫茶コーナーは16:30ラストオーダー
定休日毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
アクセスJR嬉野温泉駅から車で約10分、嬉野ICから車で約7分
体験お茶の淹れ方体験 約30分・1,000円/うれしの温泉茶染め体験 約60分・1,500円(どちらもオンライン予約可)

茶染め体験は、嬉野温泉の温泉水を使ってハンカチを染めるもの。
飲むお茶とは別の形で持ち帰れるので、旅のおみやげとしてちょっと楽しみです。

木のテーブルに置いた白い湯のみの緑茶と、丸く縮れた茶葉を入れた小皿、窓の外に茶畑
イメージ画像(AI生成。実際の施設・商品の写真ではありません)

買い出しは、まるくの中と隣で完結させる計画です。
まるくアイズでは、うれしの茶や嬉野の銘菓を販売しています。
茶葉は冷蔵庫のない車でも持ち帰りやすいので、車旅のおみやげにはいちばん向いているんですよね。

隣接する「UPLIFT SHIMOJYUKU」は、嬉野の酪農家ナカシマファームが営む「MILKBREW COFFEE」と、佐賀や嬉野の特産品を扱うショップの複合施設です。
営業は9:00〜17:00で、定休日は毎月第2・第4火曜日。
2026年10月なら、13日と27日がお休みです。

まるくの中の飲食店「まるくキッチン」は、店舗改修のため2026年4月27日で営業を終えています。
リニューアルオープンの予定は告知されていますが、10月2日時点で再開の日付は出ていません。
まるくで食事をとる前提にせず、湯どうふのお店と組み合わせて考えておくのが安心です。

出かける前に確かめておきたいこと

実際に出かける日を決める前に、旅程を左右する条件をまとめました。

  • 水曜日は湯どうふのお店が休み。宗庵よこ長の定休日は水曜日です。10月21日(水)はシーボルトの湯も休館日なので、この日は避けるのがおすすめ
  • 火曜日はチャオシルが休み。10月13日(火)と27日(火)は、UPLIFT SHIMOJYUKUも定休日です
  • RVパークは当日23時までのネット予約。全2車室なので、週末は早めに押さえておくと安心です
  • シーボルトの湯はタオルを持参。入場は21時30分までです
  • まるくへの問い合わせはフォームかInstagramで。9月28日に電話の不具合が告知され、10月2日時点で復旧のお知らせは出ていません。急ぎの問い合わせは公式サイトのフォームかInstagramのDMで受け付けています

10月の嬉野は、まるくのイベントも重なります。

10月3日(土)は「GO WEST 夜祭 in URESHINO」。
西九州新幹線の開業4周年を記念したイベントで、会場はうれしの まるく。
マルシェは10:00〜17:00に県内外の約40店舗、夜祭は17:00〜20:00で、盆踊りは13時30分ごろと19時ごろの2回です。
私なら、この日は仕事を休みにして、マルシェから夜祭までまるくで過ごす日にします。

10月24日(土)〜25日(日)は「うれしのslow base」。
まるくのイベントカレンダーに、マルシェとして載っているイベントです。
チャオシルは10月に「嬉野チャ市」を開くと案内していて、24日(土)にはその中で小学生のお茶競技「T-1グランプリ」の予選があります。

九州の道の駅を拠点にした一泊なら、熊本県の阿蘇もCCJで紹介済み。
→ 道の駅阿蘇で新米と栗|乙姫温泉のRVパークにつなぐ一泊

電源のある仕事場、源泉かけ流しの足湯、温泉湯どうふと日本一のお茶。
新幹線の駅前という新しい道の駅を起点に、仕事の日と旅の日を一日でつなげられる町だと思います。
夜を過ごすRVパークの設備と、佐賀県内のほかのRVパークは、CCJのデータベースから見比べられます。
→ RVパークsmart 嬉野(CCJ RVパーク・データベース)

出典

注釈

※1 急速充電器の料金と利用時間は、道の駅うれしの まるくが2023年4月に掲載したお知らせの内容です。決済は各自動車メーカーの会員カードか専用アプリのクレジット決済で、現金は使えません。

※2 RVパークsmart公式サイトは全2車室と掲載し、CCJのRVパーク・データベースは区画数を1区画としています。この記事では公式サイトの掲載を採りました。

※3 シーボルトの湯の料金は、嬉野市公式サイトに「令和5年4月1日現在」として掲載されている額です。

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制作・構成:水野凪

RVパーク・道の駅・地域旅を扱う制作・構成名義です。公式情報や提供された取材素材をもとに、旅程と地域の情報を整理します。