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道の駅パーク七里御浜の車中泊|RVパークとアサギマダラ、みかんの朝

三重県御浜町の道の駅パーク七里御浜には、電源つきのRVパークがあります。平日は1泊2,300円で、チェックインは11時から17時。11月上旬までのアサギマダラ、旬の温州みかん、館内のシャワーまでをつなぐ一泊を組みました。

公開2026.10.30
読む時間7 min
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三重県の南の端、熊野灘に面した御浜町。国道42号沿いの「道の駅 パーク七里御浜」は、世界遺産・熊野古道の浜街道が目の前を通る道の駅です。高架橋を渡れば、日本一長い砂利浜といわれる七里御浜海岸に降りられます。

この道の駅には、電源の使えるRVパークがあります。運営は御浜町の観光地域づくり法人、一般社団法人ツーリズムみはまで、平日なら1泊2,300円。

11月上旬までは、山側の尾呂志(おろし)地区のフジバカマ園に、渡りの蝶アサギマダラが集まる時期。町は「年中みかんのとれるまち」で、11月は温州みかんのさなかです。海の道の駅に泊まって、山の花畑とみかんの直売所をめぐる一泊を組んでみました。
→ RVパーク道の駅パーク七里御浜(CCJ RVパークDB)

この記事は、2026年10月30日時点の公式情報をもとにした旅程の提案です。

道の駅パーク七里御浜の車中泊は?夜はRVパークの区画へ

最初に、泊まる場所の線引きから。国土交通省は、道の駅で仮眠をとるのはかまわない一方、駐車場での宿泊目的の利用は遠慮してほしいと案内しています。
→ 道の駅で車中泊は禁止か|仮眠と宿泊の境界線

パーク七里御浜には、泊まるための区画が別にあります。受付は、道の駅の駐車場内にある「七里御浜ツーリストインフォメーションセンター」。観光案内所とカフェを兼ねた建物です。

道の駅 パーク七里御浜内容(道の駅公式サイト・御浜町観光サイト「青を編む」より)
所在地三重県南牟婁郡御浜町阿田和4926-5
アクセス熊野尾鷲道路・熊野大泊ICから約20分。那智勝浦新宮道路・新宮南ICから約35分
観光センター9:00〜17:30
ショッピングセンター9:00〜21:00、年中無休。スーパー「オークワ阿田和店」、精肉店、コインランドリーなど
駐車場バス6台、普通車250台
そのほか24時間トイレ、EV急速充電器、郵便ポスト
RVパーク道の駅パーク七里御浜内容(ツーリズムみはまの施設ページ・利用規約より)
料金(1泊1台・税込)月〜木曜の宿泊2,300円。金・土・日・祝日、お盆、GW、年末年始の宿泊2,800円
電源100Vか200Vをチェックイン時に選ぶ。料金に込み(使わなくても同額)
チェックイン11:00〜17:00(七里御浜ツーリストインフォメーションセンター)
チェックアウト10:30まで。9:00前に出るときは返却物一式を指定のポストへ
予約電話05979-3-0333か窓口で。受付9:00〜17:00、当日まで。WEB予約は不可
キャンセル前日17:00までは無料。それ以降は全額
支払い受付時に前払い※1
区画長さ10m×幅5m。区画の指定はできない
ゴミRVパーク用の袋1枚100円で、可燃ゴミのみ回収
禁止事項車外での火気、発電機、アイドリング、テントとタープ

うれしいのは、チェックインが11時からと早いこと。お昼を食べてそのまま受付を済ませれば、午後をまるごと車内の仕事に使えます。区画は長さ10mあるので、大きめのキャブコンでも収まりやすいサイズです。

そのかわり、受付は17時で閉まり、17時以降はスタッフがいなくなります。到着が遅くなりそうな日は、早めに電話しておくのが前提。区画数は、10月30日時点で公式ページに出ていません。

仕事場として見る:電源は区画で、Wi-Fiは案内所まで

ノートPCを開く場所は、電源をつないだ自分の車内です。100Vか200Vのどちらかを受付で選び、両方使う場合は1泊300円が加わります。

くるま旅公式サイトの掲載には、駐車エリアに少し傾きがあること、充電スタンドまで距離があることが書かれています。レベラーと延長コードは持っていくつもり。延長コードは10m・300円で貸し出しもあります。
→ 車中泊の延長コードは長さ・防雨・容量で選ぶ

Wi-Fiは、RVパークの区画には「なし」。無料Wi-Fiが使えるのは、インフォメーションセンターと道の駅の観光センターの中です。なので、オンライン会議は自分のモバイル回線で車内から、資料づくりは日中にセンターのカフェで、と分けて考えています。
→ 車中泊のWi-Fiは施設に頼れない|手元で持つ3手段

センターの中にある「キイカフェ」は、9:00〜17:00(ラストオーダー16:30)※2。伊勢市の焙煎所と開発したオリジナルブレンドと、御浜町産のアッサムティーがあります。明治10年に尾呂志へ種子が届いたアッサム茶を、紅茶として復活させたもの。気になる。

お風呂は、まず道の駅の中で済ませる案から。

入浴の選択肢内容(各公式ページより)
道の駅3階 フィットネスジムのシャワー室平日10:00〜20:00、土日祝9:00〜13:00。1人1回330円、ソープ類あり、タオルは持参。毎月29日以降は休み(1月・5月・8月は例外あり)
熊野の宿 海ひかり(熊野市)日帰り入浴15:00〜21:00、800円(税込)。熊野温泉の大浴場。道の駅から車で約25分※3

シャワーは平日なら20時まで開いていて、駐車場を出ずに済みます。湯船につかりたい日は、熊野市の海ひかりまで足を延ばす形。どちらを選ぶかで、夜の組み方が変わりますね。

11月5日(木)から6日(金)、私ならこう過ごす

木曜泊にしたのは、料金が平日の2,300円になり、シャワーが20時まで使えるから。尾呂志のさぎり茶屋は月・火曜、道の駅のみはまロコは火曜が休みなので、木曜ならどちらにも寄れます。

時刻私ならこうする
1日目 5日(木)9:30尾呂志のフジバカマ園へ。アサギマダラを探す
11:00となりのさぎり茶屋で、御浜町産の岩清水豚のヒレカツ定食
12:00直売所さぎりの里で、朝採れ野菜とみかんを見る
13:00道の駅でチェックイン。電源をつないで仕事
15:00キイカフェで、3種のみかんジュース飲み比べ(500円)を休憩に
16:45浜街道とつじマルシェで、干物やジュースを買う(地場産コーナーは17:30まで)
18:303階のシャワー室へ(平日は20:00まで)
19:30車内で夕ごはん。足りない分はオークワへ(21:00まで)
2日目 6日(金)早朝黒潮橋を渡って、七里御浜で朝日を見る
7:00風伝おろしのライブカメラをのぞいてから、車内で朝の仕事
9:00みはまロコが開く時間に、試食をしながらみかんを選ぶ
10:30チェックアウト。国道42号で熊野速玉大社へ(車で約20分)
晩秋の午前、山あいの小さな畑にピンク色のフジバカマの花が広がり、浅葱色の羽の蝶が数羽とまっている風景。イメージ画像(AI生成。実際の施設・商品の写真ではありません)
11月上旬までが見頃の、尾呂志のフジバカマ園。イメージ画像(AI生成。実際の施設・商品の写真ではありません)

尾呂志のフジバカマ園は、地元の農家3人による「尾呂志アサギマダラとコスモスの会」が育てている花畑です。2023年の秋は約300株が咲き、約3,200人が訪れたそう。御浜町観光サイトでは、見頃を10月上旬〜11月上旬としています。

アサギマダラは、1,000km以上を旅して秋に南へ下る蝶。園にとどまるのは1〜2日ほどで、蜜を吸ったらまた南へ飛び立ちます。11月5日は見頃の終わりのほう。だからこそ、朝いちばんに予定の真ん中へ置きました※4。

駐車場は、園から東へ150mのところに約10台分。園の場所は年によって変わり、2026年10月の場所は観光サイトの地図に載っています。さぎりの里から車で数分の脇道の先です。

もうひとつ、尾呂志で気になるのが「風伝おろし」。10月から3月の朝、山の向こうで生まれた霧が風伝峠を越えて、滝のように山肌を流れ落ちる現象です。昼と夜の気温差が大きかった日の翌朝に出やすいとされています。御浜町はライブカメラを公開しているので、2日目の朝はまず画面で確かめるつもり。出ていたら、仕事の前に山側へ走るのもいいかも。

御浜の一食と買い出し。みかん、岩清水豚、めはり寿司

御浜町のみかんは約40種類以上。9月中旬の超極早生「味一号」から始まって、極早生、早生、晩生と、翌年1月ごろまで温州みかんが続きます。11月は、ちょうどその真ん中です。

食事と買い出しの場所内容(道の駅公式サイト・御浜町観光サイトより)
浜街道(道の駅)地場産コーナー9:00〜17:30、お土産コーナー9:00〜17:00、無休。地元野菜、卵、みかん、海産物、東紀州の銘菓
つじマルシェ(道の駅)9:00〜17:30。道の駅3階の工場で絞った100%みかんジュース、地元産牛肉の手作りコロッケ
ごちそうダイニング(道の駅3階)11:00〜14:00、水曜定休。さしみ定食、まぐろ丼、郷土料理のさんま寿司とめはり寿司
産直市場 みはまロコ(駐車場内)9:00〜15:30、火曜定休。町内産のみかん、干物、岩清水豚、手作りパン。農家ごとに試食できる
さぎりの里・さぎり茶屋(尾呂志)茶屋のランチ11:00〜14:00、月・火曜定休。岩清水豚のヒレカツやハンバーグ。直売所は朝採れ野菜とみかん、手作りのよもぎもち
オークワ阿田和店(ショッピングセンター2階)9:00〜21:00
夕方、バンの車内の小さなテーブルに、網袋に入ったみかん、紙に包んだ干物、瓶入りのオレンジ色のジュースが並ぶ様子。イメージ画像(AI生成。実際の施設・商品の写真ではありません)
夕ごはんは、昼のうちに買っておいたもので。イメージ画像(AI生成。実際の施設・商品の写真ではありません)

RVパークでは車外で火を使えません。夕ごはんは、昼のうちに買っておいて車内で食べられるものが中心になります。めはり寿司を食べたいなら、ごちそうダイニングの14時までに寄るのが確実。

干物と岩清水豚は、冷蔵できるなら持ち帰り用。みはまロコは15:30で閉まるので、帰る日の朝9時に寄る組み方にしました。試食しながら品種を選べるのは、これは助かる。

みかんジュースは、浜街道とみはまロコで買えて、つじマルシェとキイカフェでは飲み比べができます。先にカフェで飲み比べてから、気に入った品種のジュースを1本買って帰りたいところ。

出かける前に確かめておきたいこと

  • 予約は電話か窓口で、当日まで。電話05979-3-0333、受付9:00〜17:00。WEB予約はありません
  • チェックインは17時まで。17時以降はスタッフ不在です
  • 料金は前払い。木曜泊は2,300円、金・土・日・祝日の宿泊は2,800円です
  • Wi-Fiは区画まで届かない。車内で通信するなら自分の回線を積んでいきます
  • シャワーは毎月29日以降が休み。土日祝は13時までです
  • 車外での火気は禁止。調理は車内か、買ってきたもので済ませます
  • ゴミは可燃のみ、袋1枚100円。ほかは持ち帰ります

朝は山の花畑でアサギマダラを探して、午後は電源をつないだ車内で仕事。夕方に浜街道で干物とジュースを買い、翌朝は海で朝日を見てから、みはまロコでみかんを選ぶ。熊野三山へ向かう前の一泊を、海と山の両方で過ごせるのがこの道の駅のいいところです。区画の設備と、三重県のほかのRVパークは、CCJのRVパーク・データベースにまとめています。
→ RVパーク道の駅パーク七里御浜(CCJ RVパークDB)

三重の車旅なら、志摩の海沿いのRVパークに泊まった回もあります。
→ RVパーク COZY FIELD 国府白浜で秋の一泊|志摩の伊勢えびと灯台の朝

出典

注釈

※1 支払い方法は、ツーリズムみはまの利用規約(2025年7月現在)では「前払い・現金のみ」、くるま旅公式サイトの掲載(2026年7月17日現在)では「現金又はクレジット」です。カードで払うつもりなら、予約の電話で聞いておくと安心です。

※2 キイカフェの定休日は、御浜町観光サイトのカフェとインフォメーションセンターのページでは「年中無休」、道の駅のページでは「水曜日定休・祝日の場合は営業」と書かれています。水曜にカフェで作業する予定なら、事前に05979-3-0333で確かめてください。

※3 海ひかりの公式ページには、混雑が予想される日は宿泊者のみの入浴にして、日帰り入浴を予告なく止める場合があると書かれています。日帰り入浴の専用ダイヤルは0597-89-7140です。

※4 アサギマダラの飛来数は日によって大きく変わります。花の咲き具合や飛来の様子は、出発前にインフォメーションセンターで聞いてから寄り道を決めるのがおすすめです。

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制作・構成:水野凪

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