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10月の車中泊。夜は平気だったのに、明け方に肩が冷えて目が覚める。
寝袋は、夏から使っている3シーズン用。
冬用に買い替えるほどではない。でも、あと1枚足したい。
その1枚がインナーシュラフです。
明け方の肩冷えには、マミー型のサーモライト
- わたしが選ぶのは、キャプテンスタッグのサーモライト インナーシュラフシーツ(UB-33)。重さ約330g、長さ210cm。フードの口を巾着で絞れて、2026年10月9日のAmazon価格で5,190円です
- 封筒型の寝袋で、身長160cm前後までの人は、フリースのくるむん(IF-201K・2,530円)でもかまいません
- 背中側から冷えるなら、インナーは後回し。先にマットを見直します
キャプテンスタッグ サーモライト インナーシュラフシーツ UB-33を見る
「+○℃」の数字は、5枚の公式にも検索上位にも書いていない
インナーシュラフを探すと、まず知りたいのは「何℃足せるか」です。
ところが、4枚の公式ページにも、くるむんのAmazonの商品情報にも、その数字はありません。
Amazonで「インナーシュラフ」の検索上位10件(2026年10月9日)も、商品名と箇条書きの説明に上乗せ温度を数字で書いた商品は0件です。
いちばん率直なのは、シートゥサミットのよくある質問でした。
Reactorでどれだけ暖かくなるか、という問いへの答えです。
“You should see a boost of several degrees Celsius / Fahrenheit if the liner is used with an appropriate sleeping bag and pad.”
わたしの訳では「適した寝袋とマットと一緒に使えば、数℃の上乗せが見込める」。
その前には、寝袋の保温力とマットの断熱しだいだ、と書いています。
つまり、インナー単体の実力は数字にならない。
寝袋とマットとの組み合わせで決まる、とメーカー自身が言っています。
わたしは、ここで割り切ります。
「+○℃」で選ぶのはやめる。形・長さ・重さの3つで選ぶ。
寝袋本体が秋の夜にどこまで持つかは、車中泊のシュラフは「快適使用温度」で選ぶで、行き先の平年最低気温から判定しています。
インナーを足すのは、その判定で「少し足りない」と出た人です。

形・長さ・重さで決める
1. 寝袋の形に合わせる
封筒型の寝袋には、封筒型のインナー。
マミー型の寝袋には、足元が細いインナーを入れます。
理由は、余った布です。
幅の広いインナーをマミー型に入れると、足元で布がだぶつきます。
UB-33は幅90cm(足元50cm)。マミー型にも封筒型にも入る形です。
Reactorは伸びるニット生地で、メーカーは寝袋の形を問わないとしています。
2. 長さは「身長+20cm前後」
シートゥサミットは、Reactorに推奨身長を出しています。
長さ216cmなら198cm、198cmなら177cmです。
差は18〜21cm。わたしはこれを、ほかの製品にも当てはめます。
長さ210cmなら身長190cm前後まで。180cmなら160cm前後までが目安です※1。
5枚のうち、くるむんだけが180cmです。
身長170cmの人なら、目安より10cm短い計算です。
3. 暖かさの手がかりは重さ
上乗せ温度の数字がない以上、比べられるのは生地の量です。
わたしは、同じ素材なら重いほうを暖かい側と見ます。
5枚の重さは250〜655gです。
フリースのくるむんは655gで、いちばん軽いUB-40の2.6倍。
そのかわり、収納サイズも大きい。
くるむんは30cm×直径18cmで、容積にすると約7.6L。ほかの4枚の約5〜11倍です。

5枚の重さ・長さ・収納サイズ
重さ・サイズ・素材は、メーカー公式の表記です。
くるむんだけは公式ページを確認できず、Amazonの商品情報の値に「(Amazon)」と付けました。価格・在庫は2026年10月9日のAmazonの表示です。
| 製品 | 素材・形 | 使用サイズ | 重さ | 収納サイズ | 価格・在庫 |
|---|---|---|---|---|---|
![]() キャプテンスタッグ MFシュラフ用シーツ UB-40(ライトグレー) | ポリエステル100%(マイクロファイバー)・封筒型 | 幅75×長さ210cm | 約250g | 外径8×高さ14cm | 1,989円・在庫あり |
![]() ロゴス 抗菌防臭シルキーインナーシュラフ 72600324(チャコール) | 抗菌防臭シルキーモイスクロス・封筒型 | 幅84×長さ210cm | 約360g | 直径9×長さ17cm | 3,001円・在庫あり |
![]() キャプテンスタッグ サーモライト インナーシュラフシーツ UB-33(ブラック) | ポリエステル100%(サーモライト)・マミー型、巾着フード | 幅90(足元50)×長さ210cm | 約330g | 外径11×高さ17cm | 5,190円・残り7点 |
![]() シートゥサミット リアクターライナー マミーウィズドローコード スタンダード(イエロー) | ポリエステル100%(Thermolite Pro/EcoMade)・マミー型、伸縮ニット | 幅80×長さ216cm | 284g | 15×7×11cm | 11,550円・残り3点 |
![]() ベアーズロック くるむん インナーシュラフ フリース IF-201K(ブラウン) | フリース・封筒型(Amazon) | 幅75×長さ180cm(Amazon) | 約655g(Amazon) | 30cm×直径18cm(Amazon) | 2,530円・在庫あり |
数字を並べると、5枚の性格が分かれます。
いちばん安くて小さいのは、UB-40。 250gで、収納は外径8cm。
メーカー希望小売価格は税込4,950円で、Amazonでは1,989円でした。寝袋を汚さないためのシーツとして、まず1枚ほしい人向けです。
UB-33とReactorは、同じ化繊の系統。 どちらもサーモライトの名前が付いた生地です。
重さは330gと284g。価格は5,190円と11,550円で、2.2倍の差があります。
Reactorはサイドファスナーがなく、肩のスナップで口を広げて出入りし、足元はドローコードで開け閉めできます。メーカーは、軽さと収納サイズのために付けなかったと説明しています。
ロゴスは、肌ざわりと洗濯の強さで選ぶ1枚。 公式ページには「シュラフの中にセットすれば保温性がUPし、より衛生的に使うことができる。」とあります。
抗菌加工は、50回の洗濯耐久検査でも効果を保ったとしています。
くるむんは、生地の量がいちばん多い1枚。 655gは、表の中でいちばん生地が多い数字です。
ただ長さが180cm。身長が高い人には足りません。
わたしがUB-33を1枚目に選ぶ理由は3つです。
長さ210cmで、目安は身長190cm前後まで。フードの口を巾着で絞れる。価格がReactorの半分以下。
キャプテンスタッグ サーモライト インナーシュラフシーツ UB-33(5,190円・2026年10月9日時点)
インナーを足さなくていい人
次のどれかなら、見送りでかまいません。
- 背中やお尻から冷える人。 下から来る冷えは、寝袋の下のマットの領分です。シートゥサミットも、インナーの効き方はマットの断熱で変わると書いています。先に車中泊の底冷えは「R値」で数値管理するで、マットを見直します
- 家にフリースの毛布がある人。 封筒型の寝袋なら、わたしなら、毛布を1枚中に入れて代わりにします。車なら、毛布1枚のかさは積めます。車内で羽織るなら車中泊の着る毛布は「外に出るか」で選ぶも参考にしてください
- 電源のあるRVパークに泊まる人。 電気毛布が使えます。一晩もつかの計算は車中泊の電気毛布は定格Wで選ぶと外すにまとめました
損得の目安も出しておきます。
秋冬の車中泊が年2泊なら、UB-33は1泊あたり2,595円。年10泊なら519円です。
年2泊なら、わたしは家の毛布で済ませます。年5泊を超えるなら、畳んで小さくなるインナーを積みます。
洗う・乾かす・しまう
買ったあとに手間がかかるのは、洗濯です。
インナーは汗を直接受けるので、寝袋本体より洗う回数が増えます。
Reactorは、柔軟剤を使わない。 メーカーは、洗濯機と普通の洗剤で洗えるとしています。
柔軟剤は汗を吸って逃がす性能を落とすので避ける。乾燥機は低温か、自然乾燥です。
ロゴスは、洗濯機で丸洗いできる。 公式ページに明記があります。
UB-40・UB-33は公式ページに、くるむんはAmazonの商品情報に、洗濯の記載がありません。 本体の洗濯表示を見てから洗います。
連泊中は、朝に裏返して干す。 3連休の2泊目にそのまま入ると、1泊目の湿気が残ります。
わたしなら寝袋から抜いて、車内のアシストグリップにかけます。車内の結露が多い朝は、先に結露取りで窓を拭きます。
しまう場所を先に決める。 収納袋に戻すと、UB-40は外径8cm×14cm、くるむんは直径18cm×30cm。
くるむんの約7.6Lは、500mlペットボトル15本分の容量です。

まとめ:数字より、長さと重さ
- 3シーズン寝袋で、明け方に肩が冷える人は、キャプテンスタッグのUB-33。 長さ210cm・約330gで、マミー型にも封筒型にも入ります。封筒型の寝袋で身長160cm前後までなら、フリースのくるむんでもかまいません
- 背中から冷える人、秋冬の車中泊が年2泊までの人は見送り。 前者はマットが先。後者は家の毛布で足ります
キャプテンスタッグ サーモライト インナーシュラフシーツ UB-33(5,190円・2026年10月9日時点)
3連休の出発前に、まず寝袋の長さを測る。
インナーの長さは、そこから決まります。
出典
- Sea to Summit「Reactor Sleeping Bag Liner」(製品仕様・FAQ) https://seatosummit.com/products/reactor-sleeping-bag-liner
- キャプテンスタッグ「UB-33 サーモライト インナーシュラフシーツ」 https://www.captainstag.net/products/UB-33.html
- キャプテンスタッグ「UB-40 MFシュラフ用シーツ75×210cm」 https://www.captainstag.net/products/UB-40.html
- ロゴス「抗菌防臭シルキーインナーシュラフ」 https://www.logos.ne.jp/products/info/5184
- 全品の価格・在庫、くるむん(IF-201K)の素材・サイズ・重さ・収納サイズ、検索上位10件の商品名と説明文は、Amazonの商品情報(2026年10月9日時点)による
注釈
※1 長さから身長の目安を出す計算は、シートゥサミットがReactorの2サイズに示す推奨身長(長さ216cmで198cm、198cmで177cm)の差18〜21cmを、ほかの製品に当てはめたものです。キャプテンスタッグ、ロゴス、ベアーズロックは推奨身長を示していません。










