Category

キャンピングカーの旅 キャンプ キャンピングカーを見てみよう 車中泊ノウハウ キャンピングカー最新情報 キャンピングカーライフ ギア・装備 道の駅・サービスエリア・RVパーク

Area

関東編 北海道編 東北編 中部編 近畿編 沖縄編

よく読まれているカテゴリ: キャンピングカーの旅キャンプキャンピングカーを見てみよう車中泊ノウハウ

秋の高速道路は工事規制でSA・PAが夜に閉まる|2026年秋の規制区間と確認先

秋の高速道路は工事規制が増えます。GW・お盆・年末年始は工事を止める決まりですが、9月19日からの5連休はその3つに入っていません。夜間のIC・SA・PA閉鎖で、仮眠に使う予定だった場所が閉まる夜もあります。主な規制区間と出発前の確認先をまとめました。

篠原徹
キャンピングカージャーナルの車両・制度担当。前職は中古車販…
公開2026.09.08
読む時間11 min

高速道路の秋は、工事の季節です。渋滞予測とは別に、車線規制・夜間通行止め・IC・SA・PAの閉鎖が9月から12月にかけて各地で組まれています。
キャンピングカーで長距離を走る人にとって効いてくるのは、渋滞よりも閉鎖のほうです。走る道が減るだけなら時間の問題で済みますが、SAやPAが閉まると、その夜の仮眠先そのものが無くなります。

  • NEXCO3社が「工事を止める」と明記しているのはGW・お盆・年末年始の3つ。9月19日からの5連休はここに入っていない
  • E1 名神の集中工事(吹田IC〜一宮JCT)は8月22日0時から9月12日6時まで。5連休の1週間前に終わる
  • E1 東名・C2 名二環の集中工事は11月9日0時から11月29日6時まで。東郷PA(上り)は11月16日・17日の夜に閉鎖される
  • E2 山陽道の終日車線規制は月曜8時〜金曜18時。土日祝は解除される
  • 工事規制の予定は各社の工事規制情報ページに出る。西日本は原則毎週金曜の夜までに翌週分を掲載する

(すべて2026年9月8日時点の公表内容です)

工事規制は、渋滞予測とは別の話

お盆や連休の前に出る「渋滞予測」は、過去の交通量から混みそうな日と時刻を当てにいくもの。工事規制は、道路会社があらかじめ日時を決めて発表している予定です。予測と違い、こちらは日付が確定しています。

年度の頭に、NEXCO東日本・中日本・西日本の3社が「社会的影響の大きい工事規制予定」を共同で公表します。2026年度分は2026年1月28日発表。対象は、リニューアル工事や集中工事のように渋滞を予測しているものと、終日通行止めなど影響の大きいものです。

規制のかたちは5種類です。

記号規制形態走る側から見ると
A対面通行規制上下線が同じ路面を分け合う。中央分離帯が無くなる
B昼夜連続車線規制(終日車線規制)車線が減ったまま昼も夜も続く
C夜間通行止めその時間帯は高速から降ろされる
D昼夜連続通行止め(終日通行止め)期間中は通れない
E現況車線数確保車線数は保たれる。幅は狭くなる

シルバーウィークの渋滞そのものについては、シルバーウィーク2026の渋滞予測と出発時刻で扱っています。この記事で扱うのは工事の側だけです。

5連休に工事は止まらない

3社の公表資料には、こう書かれています。
「交通混雑期(GW、お盆、年末年始)は工事規制を実施しません」

止めると明記されているのは、この3つだけです。9月19日から23日までの5連休は含まれていません。11年ぶりの5連休であっても、工事の計画上は普通の9月です。

夜の高速道路。走行車線がラバーコーンで仕切られ、規制標識の先に工事帯が続く
昼夜連続車線規制は、夜も朝も解除されない

ただし、個別の工事には土日祝を外す取り扱いがあります。
E2 山陽自動車道 岩国IC〜防府東IC間(上り線)の終日車線規制がその例。規制の時間は「月曜8時~金曜18時の間」で、NEXCO西日本の2026年8月3日発表には「なお、土曜・日曜・祝日は規制を解除します」と明記されています。

この工事なら5連休は全日解除。一方で、期間が「通年」と書かれた中央道 国立府中IC〜八王子IC のような区間は、連休でも規制が残ります。連休だから空いている、とは読めないわけです。

なお5連休のETC割引については、休日割引が3連休を丸ごと除外しています(2026年度のETC休日割引は3連休すべてが適用除外)。

SA・PAの閉鎖は「今夜の仮眠先が消える」こと

集中工事の発表資料には、車線規制や通行止めと並んで「夜間IC/JCT/PA閉鎖」という項目が入ります。ここがキャンピングカー乗りに直接刺さる部分です。

E1 東名・C2 名二環の集中工事(11月9日0時〜11月29日6時)では、東名 東郷PA(上り・東京方面)が11月16日と17日の各日20時から翌6時まで閉鎖されます。予備日は11月18日から19日。名古屋を夜に抜けて東京方面へ向かう行程で、東郷PAを最初の休憩地に置いていた場合、この2晩は使えません。

同じ集中工事では、東名三好IC(上り)の入口が11月9日22時から翌6時まで、出口が11月12日・13日の各日22時から翌6時まで閉じます。名二環では本郷IC(上り出口)が11月9日0時から15日6時まで、昼夜連続で閉鎖。

8月22日から9月12日まで続いているE1 名神の集中工事でも、同じことが起きていました。多賀SA(下り)は9月5日21時から翌7時までの夜間SA閉鎖、予備日は6日と7日。伊吹PA(上り)は8月29日21時から翌7時までが閉鎖の時間帯でした。
養老SAスマートICは9月7日夜が実施日で、予備日が8日と9日。こちらはSAそのものではなくスマートICの出入口が閉じるので、本線から入る分にはSAを使えます。IC閉鎖とSA・PA閉鎖は、資料上でも別の項目です。

夜間通行止めをともなう工事では、駐車場の一部だけが規制されることもあります。E2A 中国自動車道 宝塚IC〜神戸JCT(上り線)の夜間通行止め(9月28日夜〜10月10日朝)では、西宮名塩SA(上り)の駐車場内の一部エリアが終日規制の対象です。NEXCO西日本は「一部の駐車マスがご利用いただけませんのでご注意ください」と告知しています。規制されるのは夜間だけではなく、昼間も枠が減ったままです。大型区画から先に埋まるSAで、この数枠の差は小さくありません。

夜のパーキングエリア入口。ランプがバリケードで塞がれ、進入できない状態
PA閉鎖は20時台から翌朝まで。到着してから気づくと逃げ場がない

もう一つ厄介なのが、実施が当日まで確定しないことです。東名・名二環の集中工事の発表資料には「IC等の閉鎖の実施判断は、実施当日の18時までにおこないます」とあります。天候や工事の進み具合で予備日に回る場合があるため、前日の情報では足りない。夕方にもう一度見る必要があります。

対策としては、仮眠に使うSA・PAを1か所に決め打ちしないこと。手前と先に候補を1つずつ持っておくと、閉鎖に当たっても組み直しが利きます。高速を降りる選択肢を残すなら、道の駅での仮眠と宿泊の線引きも押さえておくといいでしょう。SAの下見という意味では、中央道・双葉SA(下り)の駐車場と設備のような記事も使えます。

車線規制の区間を、大きい車で走る

昼夜連続の車線規制には、走行車線を止めるものと追越車線を止めるものがあります。E2 山陽自動車道の舗装補修工事は、規制の長さと内容まで公表済みです。

区間(上り線)時期規制
玖珂IC〜熊毛IC2026年9月上旬〜のうち2週間走行車線規制 約2km
徳山西IC〜防府東IC2026年9月下旬〜のうち2週間走行車線規制 約2km
玖珂IC〜熊毛IC2026年11月中旬〜のうち8週間走行車線規制 約3km
岩国IC〜玖珂IC2027年5月中旬〜のうち4週間走行車線規制 約2km

走行車線が止まると、大型車も乗用車も全部が追越車線へ寄ります。NEXCO西日本の渋滞予測では、岩国IC〜玖珂IC間の通過所要時間が通常15分程度に対し、平均渋滞時40分程度、最大渋滞時65分程度。渋滞長は平均約4km、最大約9kmです。同社が交通集中を見込むのは夕方15時〜18時。

キャブコンで気を使うのは、この状態での合流と車線変更です。全長7m級で後方視界が限られる車だと、詰まった追越車線へ寄るときに一拍余分にかかります。車間を詰めてくる後続に押されないよう、規制の始まる標識を見た時点で早めに動いておくほうが楽です。

車幅については、NEXCO西日本の工事規制情報ページに次の断りがあります。
「なお、車線規制を伴う工事を実施している区間では、車幅3.0mを超過する特殊車両は通行いただけない場合がございます」

3.0m超が対象なので、市販のキャンピングカーは当てはまりません。道路運送車両の保安基準 第2条が自動車の幅を2.5m以下と定めていて、ナンバーの付いた車がこれを超えることはないからです。キャブコンの実寸はおおむね2.0〜2.3m。幅で通れなくなる心配は要りません。

対面通行規制(記号A)が入る区間は、また別です。2026年秋はE8 北陸道の富山IC〜立山IC、金沢西IC〜金沢森本IC、木之本IC〜敦賀IC などが対面通行規制と昼夜連続車線規制の計画で並んでいます。中央分離帯が無くなり、対向車とはラバーポール1本を挟むだけ。車体の大きい車ほど、車線の中央を保つ意識が要る区間です。

夜間通行止めで下道へ降りると、高さ制限が待っている

夜間通行止めは、その時間帯に高速から降ろされるということです。案内される迂回先には、一般道が入ります。

E2A 中国自動車道 宝塚IC〜神戸JCT(上り線)の夜間通行止めは、2026年9月28日(月)夜から10月10日(土)朝まで、土日祝を除く10夜間。毎夜21時から翌朝6時までの9時間です。NEXCO西日本は広域迂回路としてE1A 新名神、近郊迂回路として国道176号を案内しています。

高速の迂回路として案内される国道は、キャンピングカーにとって無条件に安心な道ではありません。市街地を抜ける区間には、鉄道の下をくぐるアンダーパスや、高さ制限のゲートが立つ道路が混じります。保安基準が定める自動車の高さの上限は3.8m。下道のアンダーパスは、そこまで確保されていない場所があります。全高3m前後のキャブコンだと、標識を見落とせば引き返すしかありません。

夜の一般道。手前にキャブコンのシルエット、前方に高さ制限のバーが渡された狭いアンダーパスの入口
高速を降ろされた先は、高さで選び直す道になる

高さの見積もり方はキャンピングカーが立体駐車場に入れない理由|高さ制限2.1mに書きました。立体駐車場が主題の記事ですが、自車の全高を「アンテナとエアコンの室外機まで含めて」把握しておくという基本は、下道の迂回でもそのまま効きます。

夜間通行止めの区間を通る予定があるなら、迂回路をナビ任せにせず、案内されている国道の番号を先に見ておく。それだけで、夜中に狭い抜け道へ誘導される場面を減らせます。

2026年秋、どこで規制が動いているか

NEXCO中日本が公表している工事規制予定(2026年7月3日時点)から、キャンピングカーの行き先と重なりやすい区間を抜き出します※1。

路線区間期間規制形態
E8 北陸道富山IC〜立山IC/長浜IC〜木之本IC8月17日〜11月30日A・B
E8 北陸道金沢西IC〜金沢森本IC8月18日〜12月1日A・B
E8 北陸道木之本IC〜敦賀IC8月17日〜11月29日A・B
E19 長野道松本IC〜安曇野IC(上り)8月24日〜9月12日/10月13日〜10月31日B
E19 長野道・E20 中央道岡谷JCT〜岡谷IC8月18日〜12月4日A・B
E20 中央道諏訪IC〜岡谷JCT8月17日〜11月30日A・B
E20 中央道上野原IC〜大月IC(下り)8月中旬〜10月下旬B
E20 中央道土岐JCT〜多治見IC9月上旬〜9月中旬B
E1 東名富士川スマートIC〜清水JCT9月1日〜12月23日B
E1 東名大井松田IC〜足柄スマートIC9月24日〜12月18日B
E1 東名東京IC〜大井松田IC(集中工事)10月中旬〜11月上旬B
E1 東名・C2 名二環名古屋IC〜東名三好IC/上社JCT〜名古屋IC11月9日0時〜11月29日6時B・D

紅葉のシーズンに向かう先が、そのまま並んでいます。北陸道は富山から敦賀まで断続的に、中央道と長野道は諏訪・岡谷のあたりが11月末から12月まで。富士川スマートIC〜清水JCTは12月23日まで続きます。

9月19日から23日の5連休に期間が重なるのは、北陸道の3区間、岡谷JCT〜岡谷IC、諏訪IC〜岡谷JCT、上野原IC〜大月IC(下り)、富士川スマートIC〜清水JCT。大井松田IC〜足柄スマートICは連休明けの9月24日から始まります。土日祝に規制を解除するかどうかは工事ごとに違うので、通る予定があれば路線ごとの発表を見てください。

行程を組む段階で、この表の区間を通るかどうかを確かめておく。当日の驚きは、それだけで減ります。

出発前に見る場所は、この3つでいい

工事の日程は動きます。天候で予備日に回り、進み具合で前倒しになる。発表資料を印刷して持っていくより、出る前にもう一度開くほうが確実です。

  • NEXCO東日本 工事規制情報 … https://www.drivetraffic.jp/construction-regulation
  • NEXCO中日本 工事規制情報 … https://www.c-nexco.co.jp/construction/
  • NEXCO西日本 工事規制・工事通行止め情報 … https://www.w-nexco.co.jp/traffic_info/construction/

西日本のページには更新の周期が書かれています。
「原則毎週金曜日の夜までに翌週1週間分を掲載し、変更が生じた場合はその都度更新しています」

金曜の夜に翌週分が出る。土日に出発する行程なら、金曜の夜が最後の確認どきです。

規模の大きい集中工事には専用サイトが立ちます。名神は meishin-nexco.com。区間ごとの規制日時に加えて、日別の規制図が日付単位で開ける作りです。東名・名二環の11月分にも同様の専用サイトが用意されています。
そして当日の夕方。IC・SA・PAの閉鎖判断は18時までに決まるので、そこを過ぎてからリアルタイムの交通情報(NEXCO中日本ならアイハイウェイ中日本)を見れば、その夜の状態が分かります。

見る順番はこうです。
行程を決める段階で年度の規制予定。出発の1週間前になったら各社の工事規制情報ページを開く。出発当日の夕方にリアルタイムの交通情報。
この3段階で足ります。

更新日:2026年9月8日

出典

  • NEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本「2026年度 高速道路における影響の大きい工事規制予定について」(2026年1月28日)https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6534.html
  • 同 別紙「社会的影響の大きい工事規制予定」(PDF)https://www.c-nexco.co.jp/images/news/6534/a63358cd61f39ecbc2e9ef66b92d0068.pdf
  • NEXCO中日本「社会的影響の大きい工事規制予定」(2026年7月3日時点・PDF)https://www.c-nexco.co.jp/construction/useful/pdf/construction-plan.pdf
  • NEXCO中日本「E1 東名(名古屋IC〜東名三好IC)およびC2 名二環(上社JCT〜名古屋IC)などで集中工事を実施します」(2026年8月27日)https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6655.html
  • 同 参考資料「工事概要と渋滞予測・迂回ルートのご案内」(PDF)https://www.c-nexco.co.jp/images/news/6655/0af1e314fcaf07b84ec04a7c4238d25b.pdf
  • NEXCO西日本「E1 名神集中工事」特設サイト(工事計画)https://meishin-nexco.com/
  • NEXCO西日本「E2 山陽自動車道 岩国IC〜防府東IC間(上り線:広島方面)で終日車線規制を実施します」(2026年8月3日)https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/chugoku/r8/0803a/
  • NEXCO西日本「E2A中国自動車道(吹田JCT〜神戸JCT)のリニューアル工事 宝塚IC〜神戸JCT(上り線)で夜間通行止めを実施します」(2026年9月7日)https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kansai/r8/0907/
  • NEXCO西日本「工事規制・工事通行止め情報」https://www.w-nexco.co.jp/traffic_info/construction/
  • e-Gov法令検索「道路運送車両の保安基準」第2条(長さ・幅・高さ)https://laws.e-gov.go.jp/law/326M50000800067
  • NEXCO東日本「工事規制情報」https://www.drivetraffic.jp/construction-regulation
  • NEXCO中日本「工事規制情報」https://www.c-nexco.co.jp/construction/

注釈

※1 表の期間は、NEXCO中日本が公表している工事規制予定(2026年7月3日時点)の記載です。3社共同で2026年1月28日に公表した年度計画とは表記が異なる箇所があります。たとえば東名 大井松田IC〜足柄スマートICは、1月の年度公表では「9月下旬〜12月中旬」、7月3日時点の予定では「9月24日〜12月18日」。日付が絞り込まれた側が新しい情報です。

※2 各工事の日程に付く「予備日」は、天候や工事の進み具合で当初の日に実施できない場合に備えた日です。予備日に回れば、当初予定していた日の規制は行われません。逆に、予備日として押さえられている日は、当初の日が流れればそのまま規制日になります。

この記事に関連する車種一覧

広告
篠原徹

キャンピングカージャーナルの車両・制度担当。前職は中古車販売の現場。いまはキャブコンで年20泊ほど走っています。キャンピングカー、トレーラー、RVパーク、法規と税を、条文と公的資料の一次情報に当たって整理します。自治体や条件で結論が変わることは、変わると書きます。