Category

キャンプ キャンピングカーの旅 キャンピングカーを見てみよう キャンピングカー最新情報 車中泊ノウハウ キャンピングカーライフ イベント ギア・装備

Area

中部編 近畿編 沖縄編 関東編 北海道編 東北編

よく読まれているカテゴリ: キャンプキャンピングカーの旅キャンピングカーを見てみようキャンピングカー最新情報

RVパークに風呂は付いているか|684件で敷地内は26.2%【2026年8月版】

RVパークの認定条件は入浴施設が敷地内にあることではなく、車で15分圏内にあることだ。684件を全数で数えると、敷地内に浴槽があるのは179件(26.2%)。最も近い入浴施設が車移動なのは259件(37.9%)だった。距離と種別を実数で示す。

篠原徹
キャンピングカージャーナルの車両・制度担当。前職は中古車販…
公開2026.08.28
読む時間12 min
PR

本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載した商品・サービスの購入や申し込みによって、当サイトが報酬を得る場合があります。

RVパークの認定条件は、入浴施設が敷地内にあることではない。車で15分圏内にあればよい。684件を全数で数えると、敷地内に浴槽があるのは179件、26.2%だった。

結論を先に置く。

  • 2026年8月20日時点のくるま旅公式サイトのRVパーク個別ページ684件を全数で読んだ。最も近い入浴施設が「施設内」なのは316件(46.2%)、「徒歩圏内」89件(13.0%)、「車移動」259件(37.9%)
  • ただし施設内316件のうち137件は浴槽がなくシャワーだけである。湯船が敷地内にあるのは179件(26.2%)まで落ちる
  • 歩いて湯船に行けるところまで広げても277件(40.5%)。残り約6割は、風呂のために車を動かすことになる
  • 車移動の259件のうち距離の数値が読めるのは127件で、132件は空欄。読めた127件の中央値は4,000m、3割が5km超だった
  • 料金欄は896ブロック中254が定型の注記だけで金額が入っていない。営業日時が空欄のブロックも284ある。予約前に施設へ直接聞く前提で組んだほうがよい

認定条件は「敷地内」ではなく「車で15分圏内」

数える前に、制度の側を確認しておく。

日本RV協会がRVパーク開設希望者向けに公開している説明資料には、認定条件が8つ並んでいる。
入浴施設に関する条件は4番目にあり、近隣にあることが求められ、目安として車で15分圏内と書き添えられている。敷地内という言葉は使われていない(RVパーク説明資料・PDF/資料の作成日は2023年11月9日、2026年8月28日取得)。

同じ資料には、条件を一部緩められる「RVパークライト」の記載もある。緩和できる3条件のうちの1つが、この入浴施設の条件だ。
つまりRVパークライトは、入浴施設が近隣になくても認定されうる。

制度としてはここで話が終わっている。風呂は付いていない。近くにあることが条件なだけだ。 施設ページのどれを開いても入浴施設の欄が並ぶので、セットで付いてくるように見えるだけである。

では実際にはどこにあるのか。ここからは筆者が684件を数えた結果を出す。

RVパークの区画と、同じ敷地の中に立つ温泉棟。柵も道路も挟まずに歩いて行ける
敷地内に浴槽がある179件は、車を動かさずに湯船へ行ける

684件を、最も近い入浴施設で分けた

くるま旅公式のRVパーク個別ページには「最寄の入浴施設」という見出しの区画があり、施設ごとに1件から3件の入浴施設が登録されている。
そして入浴施設名の後ろに、距離の区分が括弧書きで付く。施設内、徒歩圏内、車移動の3つだ。浴槽の種別も同様に、浴槽あり(温泉)、浴槽あり(沸かし湯)、シャワーの3つが角括弧で付いている。

この区分はサイト側が持っている値なので、筆者が距離を推定して分類し直すことはしなかった。1つの施設に複数の入浴施設が登録されている場合は、最も近い区分をそのRVパークの値として採った。

最も近い入浴施設件数割合
施設内31646.2%
徒歩圏内8913.0%
車移動25937.9%
旧書式のため区分の記載がない142.0%
入浴施設の記載そのものが無い60.9%
合計684100%

出典:くるま旅公式サイト各施設ページ(2026年8月20日取得・全684件を筆者が集計)

補足が2つ要る。
14件は古い書式のページで、見出しが「入浴施設」となっており距離の区分が付かない。この14件は3区分のどこにも混ぜていない。自由記述を読むと、併設と書かれているものから車で30分と書かれているものまで幅がある。
入浴施設の記載そのものが無い6件は、欄が空か、見出しごと存在しない。

登録件数の分布はこうなっている。1件だけが487件、2件が122件、3件が55件。177件が複数の入浴施設を登録していた。
複数登録には理由がある。それは次の節で分かる。

施設内316件のうち137件は、湯船がない

「施設内」と表示されていれば湯船があると読むのが自然だが、実際には違う。この記事で最も差が出るのがここだ。
区分と種別を掛け合わせるとこうなる。

区分浴槽あり(温泉)浴槽あり(沸かし湯)シャワー
施設内12558142325
徒歩圏内10383114
車移動406492457
合計634115147896

出典:同上(新書式664件に登録された入浴施設896ブロック)

施設内の325ブロックのうち142がシャワーである。
パーク単位で見ると、最寄が施設内の316件のうち137件は、その施設内の入浴施設がシャワーだけだった。温泉が123件、沸かし湯が56件。敷地内に湯船があるのは合計179件、684件の26.2%にとどまる。

一方、車移動の457ブロックは406が温泉である。遠いほど湯が良い、という並びになっている。日帰り温泉が単独で成り立つ規模の施設だからその場所にあり、RVパークはそこから離れた駐車場に作られた。順序が逆なのだ。

施設内がシャワーだけの137件を、さらに分けるとこうなる。

  • 施設外の入浴施設も併記している 76件(内訳は徒歩圏内が12件、車移動が64件)
  • 施設外の記載がなく、シャワーで完結させる想定の 61件

61件は、その夜に湯船に入る手段がページ上に無い。
体を流すだけで足りる季節と、湯に浸かりたい季節では、この61件の評価が変わる。夏の一泊なら十分だが、11月以降に同じ判断はしにくい。

歩いて湯船まで行けるところまで広げると、施設内179件に徒歩圏内の98件が加わって277件、40.5%になる。
残りの約6割は、風呂のたびに車を動かす。 到着後に飲めないという制約は、ここから出てくる。

壁に一列に並んだ屋外シャワーブース。脱衣スペースは簡素で、浴槽はない
施設内316件のうち137件は、この形のシャワーだけで浴槽がない

車で行く259件は、中央値で4.0km先にある

距離欄は【距離】に数値のメートル、【アクセス】に自由記述、という形式になっている。ただし数値が入っているのは896ブロック中408、45.5%しかない。

まず区分ごとの中央値を、登録された入浴施設1件を1つと数えて並べる。この表だけはブロック単位である。

区分(ブロック単位)距離が数値で入ったブロック中央値
施設内68/32550m
徒歩圏内88/114300m
車移動252/4574,900m

ここから先はパーク単位に切り替える。読者が知りたいのは「自分が泊まる1つのパークから風呂まで何km走るか」であって、そのパークに登録された全候補の分布ではないからだ。
複数の入浴施設を登録しているパークは遠い候補も一緒に挙げているので、ブロックのまま数えると分布が上へ引っ張られる。そこでパークごとに、最も近い車移動の入浴施設の距離を1つだけ採った。

最寄が車移動の259件のうち、距離の数値が読めたのは127件である。残る132件は距離欄が空で、自由記述しかない。 読めた127件はこうなっていた。

統計量(パーク単位・n=127)
中央値4,000m
下位25%2,000m
上位25%6,000m
最小19m
最大15,000m
5km超39件(30.7%)
10km超9件(7.1%)

最も遠い15,000mは、一般道で15分に収まるか微妙なところにある。認定条件の目安に近い、あるいは超える距離の施設が実在するということだ。

夜の組み立てを決めるのは、この4.0kmという数字だ。往復で約8km走り、そこに入浴と着替えの時間が乗ってくる。到着してから風呂へ行くのか、風呂に入ってから区画に入るのか。この順序は、チェックイン時刻と入浴施設の終了時刻の両方に縛られている。

なお終了時刻については、機械的に読めた497ブロックのうち21時が130で最も多く、22時が92、23時が46と続いた。24時間営業の入浴施設を挙げているRVパークは34件しかない。
入浴施設側の締切から逆算する手順は車中泊の風呂は「入れる最終時刻」で決まるに、RVパーク側のチェックイン締切はRVパークの予約とチェックインは何時までかに書いた。本記事が扱うのは距離のほうである。

料金・営業時刻・距離の欄は、埋まっていない

数字を出す以上、読めなかった分を先に申告しておく。

入浴料金の欄には、全664ページに共通して「※最新の料金は直接施設へ事前確認をお願いします。」という注記が入る(原文をそのまま確認した)。
この注記を除いたうえで大人料金が機械的に読めたのは896ブロック中536、59.8%だった。読めなかった360の内訳は、注記だけで金額の記載が無いものが254、自由記述はあるが平日と休日、年齢区分、割引券などが並んで一意に決まらないものが106である。

読めた536ブロックの大人料金は中央値600円、下位25%が500円、上位25%が850円、最高3,080円、無料が10件。
ただしこの中央値は「金額を書いてくれた施設の中央値」であって、RVパークの入浴料の代表値ではない。 4割が読めない以上、代表値として扱うべきではないと筆者は考える。予算の目安として使うなら、敷地内に湯船がある179件に絞った中央値700円のほうがまだ用途に合う(この179件でも料金が読めたのは120件)。

営業日時の欄は、896ブロック中284が空欄だった。記載がある612のうち終了時刻が読めたのは497。
距離の数値は前節のとおり45.5%で、最寄が車移動のパークに限れば259件中127件しか読めない。公式サイトのリンクが付いているのは584ブロックである。

要するに、このページで確定できるのは「どこにあるか」の区分までで、いくらでいつまでかは施設に聞くしかない。区分だけは全数に近く埋まっているので、距離の記事としては成立する。料金と時刻の記事としては成立しない。

RVパークライトとRVパークsmartでは、結論が変わる

名称で分けると分布が動く。境界がどこにあるかを示しておく。

名称件数施設内徒歩圏内車移動敷地内に湯船
RVパークライト185382(11.1%)
RVパークsmart763563528(36.8%)
それ以外59027680216149(25.3%)

RVパークライトは、先に書いたとおり入浴施設の条件を緩められる区分だ。18件のうち敷地内に湯船があるのは2件で、全体の26.2%に対して11.1%まで落ちる。
名称にライトと入っていたら、風呂は自力で確保する前提で計画を組む。 これが1つ目の境界だ。

RVパークsmartは逆に上がる。76件中28件、36.8%に敷地内の湯船がある。
理由は施設名を並べると見える。敷地内に湯船があるsmart 28件のうち19件は、施設名そのものに湯・温泉・スパのいずれかが入っていた。極楽湯三島店、最高の湯、湯の迫温泉大平楽といった具合で、入浴施設の駐車場がそのままRVパークになっている。

ただしsmartでも車移動が35件あり、半分近い。名称だけでは決まらない。

判断の順序は、次の3段に置くのが実務的だ。

  1. 敷地内に湯船があるか(179件)。あるなら到着後に車を動かさない一泊を組める
  2. 無い場合、徒歩圏内に湯船があるか(98件)。歩けるなら同じく車を動かさない
  3. どちらも無いなら、車移動を前提に時刻を組む。飲むのは風呂から戻ってからになる

3番目に落ちた時点で、その夜の予定は入浴施設の終了時刻に縛られる。ここが最大の分岐点である。

夜、RVパークの区画から本線へ出ていくキャンピングカーのテールランプと、遠くに見える温泉施設の明かり
最寄が車移動の259件では、夜に一度出て戻る前提で時刻を組む

検索上位が間違えている3点

1つ目。「RVパークは温泉付き」という書き方。
認定条件は近隣にあることであり、敷地内ではない。実数でも敷地内に湯船があるのは26.2%である。温泉付きという表現が成り立つのは、施設名に温泉が入っているような個別の施設の話に限られる。

2つ目。「入浴施設欄に施設内と書いてあるから風呂に入れる」という読み方。
施設内325ブロックのうち142がシャワーである。パーク単位でも316件中137件は湯船がない。施設内という表示は、湯船の有無を保証しない。角括弧の種別まで見る必要がある。

3つ目。「掲載されている入浴料金を予算にできる」という前提。
金額が読めるのは896ブロック中536で、254は定型の注記だけである。しかも金額は施設が入力した値で、いつ更新されたかはページから分からない。くるま旅公式自身も、入浴料金の欄がある664ページすべてで直接確認を求めている。予算は施設の公式サイトか電話で取り直す。

予約前に確認する4つのこと

区分が読めるのは全数に近いので、確認作業は短く済む。

  1. 入浴施設名の括弧を見る。 施設内か徒歩圏内か車移動かが、そこに書いてある
  2. 角括弧の種別を見る。 浴槽ありと書いてあるか、シャワーとだけ書いてあるか
  3. 車移動なら距離を見る。 数値が空なら自由記述の「車で◯分」を読む。どちらも無い場合は地図で確認する
  4. 終了時刻と料金は施設に直接聞く。 空欄が3割前後あり、金額は4割が読めない

このうち3番目が空欄だったときの扱いだけ、少し補っておく。距離の数値が入っていないブロックは896中488ある。
自由記述に「車で15分」とだけ書かれている場合、それが認定条件の目安そのままの記入である可能性は否定できない。実距離として受け取らず、地図で測り直したほうがよい。

同じRVパーク684件のデータからは、夜間のトイレの位置と電源の容量も数えている。夜に外へ出るかどうかという意味では、RVパークのトイレは夜中に行けるかが本記事と同じ構造の話になる。

よくある質問

RVパークには必ず風呂が付いていますか

付いていません。日本RV協会の認定条件は入浴施設が近隣にあることで、目安として車で15分圏内と書かれています。敷地内であることは求められていません。684件を数えると、敷地内に浴槽があるのは179件で26.2%でした。最も近い入浴施設が車移動なのは259件、37.9%です。

「施設内」と書いてあれば湯船に入れますか

入れるとは限りません。施設内として登録された325ブロックのうち142はシャワーで、浴槽がありません。パーク単位でも、最寄が施設内の316件のうち137件は施設内の入浴施設がシャワーだけでした。入浴施設名の後ろの角括弧に浴槽ありと書かれているかどうかを確認してから予約するのが確実です。

入浴施設まではどのくらい離れていますか

最寄が車移動の259件のうち、距離の数値が読めた127件の中央値は4,000mでした。パークごとに最も近い入浴施設の距離を1つ採った値です。5km超が39件で30.7%、10km超が9件で7.1%、最も遠いもので15,000mありました。残る132件は距離欄が空で自由記述しかないため、この中央値は数値を記入した施設に限った値になります。

入浴料はいくらぐらいですか

大人料金が機械的に読めた536ブロックの中央値は600円、下位25%が500円、上位25%が850円でした。ただし254ブロックは定型の注記だけで金額の記載がありません。掲載値は施設が入力したもので更新時期が分からず、くるま旅公式も入浴料金の欄がある664ページすべてで直接確認を求めています。予算は施設へ確認してください。

RVパークライトでも風呂に入れますか

条件が違います。RVパークライトは入浴施設の条件を含む3条件を緩められる区分で、684件中18件が該当します。この18件のうち敷地内に浴槽があるのは2件、11.1%でした。全体の26.2%と比べて明確に低いため、名称にライトと入っている施設を予約するときは、入浴手段を自分で確保する前提で計画したほうが確実です。

更新日と出典

  • 公開:2026年8月28日/集計対象:2026年8月20日時点のくるま旅公式サイトRVパーク個別ページ684件(全数)
  • 集計方法:各ページの「最寄の入浴施設」区画から、入浴施設名に付く距離区分(施設内・徒歩圏内・車移動)と種別(浴槽あり(温泉)・浴槽あり(沸かし湯)・シャワー)、距離、入浴料金、営業日時を抽出した。区分はサイト側の値をそのまま使い、筆者による推定は行っていない。複数登録がある場合は最も近い区分をそのRVパークの値とした。旧書式14件と記載なし6件は3区分に混ぜず別に数えた
  • 種別の読み方:入浴施設名の先頭に施設名そのものが角括弧で入っている変則ブロックが3件ある。種別は「名前の最初の角括弧」ではなく「標準の種別表記が名前のどこかにあるか」で判定した。最初の角括弧を種別とみなすと、この3件が種別不明に落ちて車移動の温泉が406件から404件に減る
  • 距離の集計単位:区分ごとの中央値表はブロック単位、車移動259件の分布はパーク単位で、パークごとに最も近い車移動の入浴施設の距離を1つだけ採った。ブロックのまま平坦化すると、遠い候補を複数登録した施設が分布を上へ引っ張る(同じ母集団でも中央値は4,000mではなく4,900mになる)
  • 数値の欠測:距離の数値は896ブロック中408(45.5%)、最寄が車移動の259件では127件のみ。大人料金が読めたのは536(59.8%)、営業日時の記載があるのは612(68.3%)。読めなかった分は「なし」ではなく欠測として扱った
  • 日本RV協会 RVパーク説明資料(PDF)(資料作成日2023年11月9日・2026年8月28日取得)
  • くるま旅公式サイト RVパーク一覧(2026年8月20日取得)
  • 筆者は実車での取材を行っていない。本記事の数字はすべて公表資料の集計である

この記事で埋められていないのは、入浴施設の最終受付時刻である。営業日時の欄に最終受付を書いている施設が少なく、684件では母集団にならなかった。終了時刻の30分前から60分前で締まる施設が多いという一般則は別記事に書いたが、RVパーク単位で数えられるようになったら追記する。

広告
篠原徹

キャンピングカージャーナルの車両・制度担当。前職は中古車販売の現場。いまはキャブコンで年20泊ほど走っています。キャンピングカー、トレーラー、RVパーク、法規と税を、条文と公的資料の一次情報に当たって整理します。自治体や条件で結論が変わることは、変わると書きます。