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車中泊の一酸化炭素警報器は「何ppmで何分」で選ぶ【2026年版】

一酸化炭素は濃度と時間の掛け算で効きます。JAFの雪中実験、新コスモス電機のテント測定、UL2034の作動時間を一次情報から並べ、警報器の選び方3軸と「そもそも車内で火を使わない」という選択肢まで実数で整理しました。

日向あかり
キャンピングカージャーナルのギア担当。ソロキャンプ歴7年。道…
公開2026.08.29
読む時間13 min
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9月の連休、標高の高い道の駅。夜は思ったより冷えて、車内でお湯を沸かしたくなる。
カセットコンロを出しかけて、手が止まります。窓を少し開ければいいのか。それとも、やってはいけないことなのか。

わたしの結論を3行で置きます。

  • 買う前に決めることがあります。車内で火を使うのをやめるという選択肢。これが最も確実で、いちばん安い
  • それでも火を使う夜がある人は、「何ppmで何分で鳴るか」を公表している製品を選ぶ。新コスモス電機のCL-715が該当します
  • 家庭用の「ガス警報器」は買わないこと。あれは一酸化炭素を見ていません

以下の数字は、公的機関とメーカーの公表値をそのまま引いています。わたしの実測はゼロ。閲覧日は2026年8月29日。
3日後の9月1日は防災の日。備蓄と一緒に、この話も片付けてしまいましょう。

一酸化炭素は「濃度×時間」で効く

まず、なぜ警報器がやたらと待つのかという話から。

一般社団法人日本ガス石油機器工業会(JGKA)が、作業環境測定便覧を出典として濃度と症状の対応を公開しています。原文は百分率なので、ppmに直して並べます。

CO濃度(原文の%)ppm換算原文の症状
0.02%200ppm2〜3時間で前頭の軽度の頭痛
0.04%400ppm1〜2時間で前頭、悪心、2.5〜3.5時間で後頭痛
0.08%800ppm45分で頭痛、めまい、悪心、嘔吐、けいれん、2時間で失神
0.16%1600ppm20分で頭痛、めまい、嘔吐、けいれん、2時間で死亡
0.32%3200ppm5〜10分で頭痛、めまい、30分で死亡
0.64%6400ppm1〜2分で頭痛、めまい、10〜15分で死亡
1.28%12800ppm1〜3分で死亡

(出典:JGKA・一酸化炭素(CO)中毒とは・表題は「空気中の一酸化炭素(CO)濃度と中毒症状(作業環境測定便覧より)」・2026年8月29日閲覧)

読み方を1つだけ。濃度が2倍になると、症状までの時間はだいたい4分の1から10分の1に縮みます。
400ppmで頭痛まで1〜2時間。800ppmなら45分。1600ppmで20分。間隔がそろっていない。

同じページにはこうも書いてあります。

一酸化炭素(CO)は色も臭いも無く、毒性が強い気体のため、ほんの少しでも吸い込んでしまうと気づかないうちに中毒になる危険があります。

つまり、寝ている人は気づきません。
車中泊で問題になるのは、まさにその時間帯です。

車内の天井に近い位置に吊り下げられた小型の一酸化炭素警報器と、その下に見える寝床の輪郭
警報器は寝ている人の頭より高い位置に。テント実験では高い位置の測定点が先に反応した

「窓を5cm開ける」は、どこで崩れるか

換気すれば大丈夫、とよく言われます。どこまで大丈夫なのかを数字で見た資料があります。

JAFが2015年2月16日、北海道旭川市のサンタプレゼントパークで行ったユーザーテストです。エンジンをかけた車のマフラー周りを雪で埋め、車内のCO濃度をガス検知器で計測しています。

「対策なし」では開始直後から濃度が上がり、16分後に短時間暴露限度の400ppmに上昇。その後、6分で測定上限値である1,000ppmに達した。 (JAF・クルマが雪で埋まった場合、CO中毒に注意・2026年8月29日閲覧)

16分で400ppm。前章の表では、頭痛まで1〜2時間の濃度です。ここまでは想像がつく。
問題は窓を開けた条件のほうでした。

「窓を5cmほど開ける」ケースでは、開始5分で100ppm台に上昇、しばらく増減を繰り返したのち、約40分後に短時間暴露限度の400ppmに上昇し、その後すぐに800ppm台になった。

窓を5cm開けても、40分後には対策なしと同じ400ppmに届いています。
そして800ppm台へ。表に戻れば「45分で頭痛、めまい、悪心、嘔吐、けいれん」の濃度です。

なぜ入ってくるのか。同じテストでは発煙筒を使って経路も見ています。

エアコンが内気循環でも、車体の隙間などから排ガスが車内に入る危険性がある。

車は密閉容器ではないし、開放空間でもない。隙間から入るぶんには効くのに、抜けるほうには効かない。 ここが換気の話のいちばん厄介なところです。

なお、このテストは雪で埋まったマフラーの排ガスが対象で、車内でコンロを焚いた実験とは条件が違います。発生源の位置がまるで別。ただ「窓5cmでは足りないことがある」という一点は、そのまま持ち帰っていい。

テントで1分、車内はもっと狭い

では、車内で火を焚いたらどうなるのか。
車での実験は見つけられませんでしたが、テントでの測定資料をメーカーが公開しています。

新コスモス電機が自社の一酸化炭素アラームの資料として出している「テントでの一酸化炭素(CO)測定実験」です。ファミリーテントでの事故事例を参考にした実験、と書かれています。カセットガスコンロをテント内で使い、入口を閉じた条件の結果がこれ。

【条件】テント入口クローズ 【結果】A・C・E地点は1分以内で25ppm超え、約10分で100ppm超え、B・D・F地点でも時間経過で高濃度となる (新コスモス電機・テントでの一酸化炭素(CO)測定実験・2026年8月29日閲覧)

1分で25ppm。10分で100ppm超え。
A・C・Eは資料の図で上側に並ぶ測定点、B・D・Fは下側です。上のほうが先に上がる。 警報器を足元に転がしておく人は、ここで損をします。

資料の図には625cm、405cm、高さ205cmという寸法が入っています。そのまま直方体とみなせば約52立方メートル。
車の室内がこれより狭いことは、わざわざ測らなくても分かります。同じコンロを、もっと小さい箱の中で焚くとどうなるか。わたしは試す気になれません。

炭火台を入口を開けたまま使った条件では「実験準備段階でCOを検知、テント内A・B・C地点で50ppm以上を検知」とあります。入口を開けていても50ppm。 開けているかどうかは、燃やすものによっては決め手になりません。

業界団体の言い方は、もっと短い。

屋外専用です。屋内・車内・テント内等で使用すると、一酸化炭素中毒死や酸欠による窒息死の恐れがあります。 (JGKA・アウトドア用ガス器具の安全な使い方・2026年8月29日閲覧)

東京消防庁も、カセットこんろの注意点としてJGKAと同じ文言を掲げています(カセットこんろの誤使用・誤廃棄による事故に注意!)。

選ぶ軸は3つ。値段でも大きさでもない

ここから買い物の話です。わたしが見るのはこの3か所。

軸1:作動条件を数字で公表しているか

いちばん大事な軸です。理由は前章までのとおり、一酸化炭素が濃度と時間の掛け算で効くから。「鳴ります」ではなく「何ppmが何分続いたら鳴ります」まで書いていない製品は、比較のしようがありません。

参考までに、米国の規格UL 2034が要求している作動時間を置きます。米国消費者製品安全委員会(CPSC)が2014年3月に出した適合性試験の報告書に、要求値の表がそのまま載っています。

CO濃度鳴らなければならない時間
70±5ppm60〜240分
150±5ppm10〜50分
400±10ppm4〜15分
毎分16ppmずつ480±15ppmまで上昇19〜30分

(出典:U.S. CPSC・CARBON MONOXIDE ALARM CONFORMANCE TESTING TO UL 2034・Table 3・2026年8月29日閲覧)

下限があるのがポイントです。70ppmでは60分より前に鳴ってはいけない。同じ報告書は、30ppmに30日または8時間さらしても鳴らないことも要求だと書いています。誤報で信用を失わないための設計です。

ではその規格に通った製品が日本の売り場にあるか。数えました。
2026年8月29日時点でAmazon.co.jpの「一酸化炭素検知器」売れ筋ランキングに載っていた上位30件(全数。抜き取りではありません)について、商品タイトル・箇条書き・仕様表の範囲を機械検索した結果です。

探した文字列該当した件数
UL 20340件
EN 502912件
JIAマーク、日本ガス機器検査協会0件
日本消防検定協会、検定合格0件
「◯ppmで◯分」の形の作動条件2件
防災製品等推奨マーク4件

作動条件を書いていた2件は、新コスモス電機のCL-715と、PTTechのPT002でした。
PT002の商品ページにはこう書かれています。

[30ppm-]2時間以上続くと警報音、赤ランプ点滅 [50ppm-]30-90で警報音、赤ランプ点滅 [100ppm]10-40分で警報音、赤ランプ点滅 [300ppm-]3分で警報音、赤ランプ点滅 [500ppm-]即時、警報音、赤ランプ点滅 (Amazon.co.jp・PTTech 一酸化炭素チェッカー PT002・商品ページの箇条書き・2026年8月29日閲覧。リンクは後半の比較表に)

50ppmの行だけ単位が抜けています。数字の並びは欧州規格EN 50291の区切りと同じですが、規格の条文そのものは有償のため、わたしは原文を照合できていません。ここは製品ページの記載として扱ってください。
同じ箇条書きの末尾には、正直な断り書きもあります。「濃度が一定値を超えるとアラームを鳴らす機器であり、リアルタイムモニターや測定機器ではありません」。液晶に出る数字を測定値として信じない、という話です。

ついでに。UL 2034は表示についても「30ppm未満は表示してはならない」と定め、表示精度は±30%まで許しています。画面が0でも、部屋にCOが無いという意味ではない。

軸2:電源と使用温度範囲

秋冬の車中泊で効いてくる、地味な軸です。

充電式は軽くて安い。ただし連続動作時間が短い機種があります。VASTLANDのVL-CMD-BLKは商品ページで連続使用16時間、省エネモードで36時間と公表しています。1泊は持つが、2泊目の朝には切れている計算。
乾電池式のCL-715は電池寿命約1年(無警報、25℃の場合)。単4形アルカリ2本です。

使用温度範囲も見てください。CL-715は-10〜50℃、PT002は商品ページで-10〜40℃。氷点下の朝に下限を割る車内は、実際にあります。

軸3:自分で点検できるか

センサーは消耗品です。生きているかどうかを確かめる手段が要ります。

CL-715には点検用スポイトが付いていて、メーカーはこう書いています。

専用の点検用スポイトを付属。カセットコンロ等があれば、簡単に動作点検が可能です。 (新コスモス電機・アウトドア用一酸化炭素アラーム CL-715・2026年8月29日閲覧)

屋外でコンロの不完全燃焼ぎみの炎から出るガスを吸わせ、実際に鳴らしてみる。買った日と、シーズンの初日に1回ずつ。 これをやらない警報器は、お守りと変わりません。

家庭用の「ガス警報器」を買ってはいけない

ここで混同が起きます。ホームセンターや通販で「ガス警報器」を買って、車に積む人がいる。あれは別の道具です。

新コスモス電機のXH-681Gという家庭用ガス警報器の仕様表を見てください。対象ガスの欄は「LPガス」だけ。警報ガス濃度の欄はこうです。

爆発下限界濃度の1/100以上1/4以下 (新コスモス電機・ガス警報器 XH-681G / XH-681GP・仕様・2026年8月29日閲覧)

爆発するかどうかの話をしています。毒かどうかの話ではありません。
COの警報はppmで書かれます。書かれ方がそもそも違う。

買う前の見分け方を4つに畳みます。

  1. 商品名に「CO」または「不完全燃焼」が入っているか。入っていない「ガス警報器」はガス漏れだけを見ています
  2. 仕様表の「対象ガス」欄が都市ガスやLPガスだけになっていないか。COを見る製品はここに「一酸化炭素(CO)」と書きます
  3. 警報濃度が「爆発下限界濃度の◯分の1」と書かれていたら、それはCOの警報器ではありません
  4. 電源の欄。東京ガスの警報器一覧には「ガス・CO警報器は、AC100V電源を必要とするため、停電時には作動いたしません。(電池式を除く)」と注記があります。AC100Vが要る箱は、そもそも車内に持ち込めません

東京ガスの警報器商品一覧を眺めると、名前の付け方は一貫しています。「ガス・CO警報器」「住宅用火災・ガス・CO警報器」。COを見る製品には、必ずCOと書いてある。逆に言えば、書いていない製品は見ていません。

警報器のパッケージ裏面に並ぶ仕様表の近接。対象ガスと警報濃度の欄が読み取れる構図
見るのは名前より仕様表の2行。対象ガスと警報濃度で正体が分かる

候補6機の比較

作動条件を公表している順に並べました。価格は2026年8月29日時点のAmazon表示です。

製品作動条件の公表電源連続動作使用温度範囲質量実勢価格
新コスモス電機 COALAN CL-715
新コスモス電機 アウトドア用一酸化炭素アラーム COALAN CL-715
あり(25ppm以上15分継続、または100ppm以上)単4形アルカリ2本(別売)電池寿命約1年-10〜50℃約90g約7,000円
PTTech PT002
PTTech 一酸化炭素チェッカー PT002 防災製品等推奨マーク認証品
あり(30・50・100・300・500ppmの5段)単4形2本付属公表なし-10〜40℃45g(仕様表)約2,180円
エレコム NESTOUT OD-NESTCOS1BK
エレコム NESTOUT 一酸化炭素アラーム ベーシック OD-NESTCOS1BK
商品ページに記載なし充電式(Type-C)約5日商品ページに記載なし約60g約9,481円
エレコム NESTOUT OD-NESTCOM1BK
エレコム NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1 温湿度計搭載 OD-NESTCOM1BK
商品ページに記載なし充電式(Type-C)約5日商品ページに記載なし約90g約16,980円
モノンズ 一酸化炭素チェッカー J191
モノンズ 一酸化炭素チェッカー 3in1 乾電池式 J191
商品ページに記載なし単3形2本付属公表なし上限60℃(下限の記載なし)70g約3,399円
VASTLAND VL-CMD-BLK
VASTLAND 一酸化炭素チェッカー キャンプ用 VL-CMD-BLK
101ppm以上で警告音とのみ記載充電式(400mAh)16時間(省エネ36時間)-10〜50℃約32g約3,582円

表を作って気づいたことが2つあります。

ひとつ。作動条件を書いている製品ほど、書いてある内容は地味です。 CL-715は25ppmと100ppmの2段しかない。派手な仕様は載っていません。書ける製品だけが書いている、という順番に見えます。

もうひとつ。エレコムの2機はセンサーの素性を明かしていて、フィガロ技研製のセンサーを使い、3in1のほうは商品ページに「全ての量産品に対し、実際に一酸化炭素を用いて感度調整と表示値の検査を行っています」とあります。全数を実ガスで調整している、という書き方は他になかった。 作動条件は非公表なので軸1では落ちますが、ここは評価していい点です。

買わなくていい人

正直に書きます。この記事を読んだ人の多くは、警報器を買う前にやることがあります。

1. 車内で火を使うのをやめられる人

これが本命です。
湯を沸かすだけなら電気に寄せられます。消費電力ごとの手段は車中泊の湯沸かしは消費電力で決まるに3手段そろえました。電源の取り方は車中泊のインバーターは120Wの壁で決まる、容量の考え方はポータブル電源は「防災×車中泊」兼用が正解にあります。

暖房も同じです。CO中毒の心配がない道具は車中泊の電気毛布は定格Wで選ぶと外すにまとめました。50W前後で一晩持ちます。
FFヒーターまで踏み込むかどうかは秋の車中泊の寒さ対策へ。

代用の損益分岐も置いておきます。CL-715は約7,000円、電池代が年に200円ほど。年3泊しか火を使わないなら、1泊あたり2,400円の保険料です。同じ金額で、カセットコンロを車外で使うための小さなテーブルとランタンが買えます。

2. 火を使うのは車外だけ、と決めている人

警報器は要りません。調理は外、寝るのは中。この線を引けるなら、買う理由が消えます。
外で調理する前提の道具立ては車中泊のテーブルは設置方式で選ぶに書きました。

3. エンジンをかけて暖を取ろうとしている人

警報器では解けない問題です。
JAFの実験が示したとおり、排ガスは床下から入ってきます。そのうえ停車中のアイドリングには条例があります。25都道府県の内訳は車中泊のエンジンかけっぱなしは違反?にまとめました。

そして、警報器を買っても火を使ってよくはならない

いちばん大事な引用を最後に置きます。警報器メーカー自身が、取扱説明書の冒頭でこう断っています。

また、この製品の使用により、テント内や車内などにおける火気の使用を推奨するものではありません。 (新コスモス電機・COALAN CL-715 取扱説明書・2026年8月29日閲覧)

同じ説明書の注意アイコンにも「テント内や車内などでの火気の使用を推奨しません」と印刷されています。
売っている側が推奨していない使い方のために、その製品を買う。 ここを分かったうえで買うのと、免罪符だと思って買うのとでは、夜の判断が変わります。

鳴ったあとに何をするか、を先に決めておく

道具の面倒くさい部分の話をします。

まず、鳴ったときの手順。取扱説明書はこう指示しています。

本製品が一酸化炭素を検知し、LEDの点滅やアラーム音を発しましたら、直ちに避難してください。安全を確保した後、火気の使用中止、換気などの必要な処置を行ってください。

順番に注目してください。避難が先、換気は後です。
窓を開けて様子を見る、ではない。車から出る。 眠い頭でこれができるかどうかが、この道具の実効性を決めます。

音が止まるタイミングにも癖があります。CL-715の仕様には「濃度表示の数値が15ppmより下がると音声合成音は鳴りやみます」とあります。25ppmで鳴り始めて、15ppmを下回るまで止まらない。深夜の道の駅で70dB以上が鳴り続ける状況を、一度想像しておいてください。

置き場所も面倒です。取扱説明書は、たき火やストーブなどの火気の近く、直射日光が長時間あたる場所、車内のダッシュボードのような高温になる場所には置くなと書いています。夏の車に置きっぱなしにできない道具です。 出発のたびに積み込む手間が要る。

そして防水の限界。メーカーの但し書きが率直です。

IP54相当とは水滴や粉塵から商品内部を保護するものであり、水滴や粉塵がふりかかるなかでガス検知能力を保証するものではありません

濡れた状態での検知性能は保証外。雨の日にタープの下へ吊るす使い方は、ここを承知のうえで。

寿命もあります。PT002は商品ページでセンサー寿命が約5年、エレコムの3in1は寿命10年の長寿命COセンサーと書いています。買った日をマスキングテープに書いて本体に貼る。それだけで5年後の自分が助かります。
車内の空気の逃がし方そのものを直したい人は、車中泊の換気は「天井の排気」で決まるを先に読んでください。

車の外、リアゲートの下でカセットコンロに載せたケトルから湯気が上がる
いちばん安全な選択肢は道具より場所。火は車の外で使う

火を使う夜がある人は買う、車外で完結する人は見送る

線はきれいに引けます。

買っていい人。 秋冬に車内で火を使う場面が年に何度もある人。作動条件を数字で公表している新コスモス電機のCL-715を約7,000円で1つ、寝ている人の頭より高い位置に吊るす。乾電池式なので、充電を忘れて朝に死んでいる事故が起きません。
価格を抑えたいならPTTech PT002が約2,180円。作動条件が書いてある2機のうちの片方です。

見送っていい人。 火は車外でしか使わないと決められる人。湯沸かしと暖房を電気に寄せられる人。この記事のいちばん安い答えは、7,000円の箱ではなく「使わない」という判断です。

書けていないことを2つ残します。ひとつは、車内でCOがどう溜まるかの実測データ。今回はテントの資料と雪中の排ガス実験しか見つけられませんでした。もうひとつは、エレコムのNESTOUT 2機の作動条件で、これはメーカーへの確認が要ります。分かり次第この記事に足します。

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日向あかり

キャンピングカージャーナルのギア担当。ソロキャンプ歴7年。道具を買う前に何時間もスペック表を見比べるのが好きで、気づけばギアが増えているタイプ。カタログの定格値ではなく、実際に効いてくる数字(重さ・収納サイズ・消費電力量)で比べます。買う理由と同じだけ、買わなくていい理由も書きます。