【新車】散ることのないキャンピングカーの美しい桜。日本特種ボディー株式会社 SAKURA
日本の自動車メーカーも、もっとキャンピングカーを重要視し、キャンピングカー専用のシャシーをもっともっと作ってもらえないものかと考えていたところ、ありました!
ISUZUがキャンピングカー用シャシーとして製造しているISUZU Be-cam。
いすゞ エルフをベースにいすゞがメーカーとして荷重が重くなりがちのキャンピングカー専用に安全・安心を提供するべく開発したシャシーです。
エンジン性能はもちろん、しっかりと止まることができる制動力、コーナーリングでの安定性、ダブルタイヤなど大切な人を乗せるのに安心することができる機能・性能をメーカーが提供してくれることはキャンピングカーユーザとしては大変興味のあるところです。
今回はそんなISUZU Be-camベースでキャンピングカーを製造されている日本特種ボディ様へ取材をさせていただきました。
日本特種ボディー株式会社
〒343-0802 埼玉県越谷市小曽川560−1
動画で見る SAKURA
Be-camベース SAKURAの外観からは安心感しか感じない。
桜の名前に負けない存在感を感じさせるSAKURA。見るからに安定感がありそうなボディは他のキャンピングカーとは一味違う存在感がある。
フロントグリルにあるライト周りも大きく暗い夜道もしっかりと照らしてくれる。
驚いたのはこのホイール周り。キャンピングカーの事故で怖いハブ折れの不安など微塵も感じさせることのないこのボルト。こういう安心感は本当に頼もしい。
ボディと架装部分の結合部分などの丁寧さは目を見張るものがある。一台一台を受託製造している日本特種ボディのこだわりと自信が垣間見える。
サイドから見るとフロントから感じさせられる剛健さが消え、SAKURAの柔らかさを感じるボディライン。Be-camのパワーあるエンジンが発生する熱を架装部に蓄積しないようにうまくメッシュ加工をデザインとして取り入れている。
Be-camベースには、1.5t標準ボディーと2tワイドボディーがあるがSAKURAは日本の道路交通事情にもマッチする1.5t標準ボディを採用。
丸型のブレーキランプを採用しているSAKURAは、存在感のあるキャンピングカーの後方ルックスに可愛らしさを感じさせるデザイン。
入り口は左側前方にレイアウト。荷物入れなども大きく利便性の高いデザイン。
ドア周りの作りも全く心配を感じさせないしっかりとしたもの。
SAKURAの名前に相応しいやさしい内装
SAKURAの内装に入ってすぐに感じた優しさ。レイアウトや色彩はユーザごとにそれぞれカスタマイズされるのだが、SAKURA共通に感じる優しさがあった。
表現が難しい肌で感じる優しさの理由は何なんだろうと不思議に思いながら取材を続けていたが、その疑問は日本特種ボディー株式会社の蜂谷社長とのインタビューで解消されることになる。
左:営業 高野様 右:代表取締役 蜂谷様
「SAKURAをはじめ、日本特種ボディーのこだわりとしては、製造するキャンピングカーはとにかく安全でなければならないということがあります。その安全性とは、走行性能はもちろん室内のシックハウスにいたるまで考え抜いています。日本の住宅には建築基準の法整備がしっかりしていてシックハウス症候群への対策などは充実していますが、実はキャンピングカーにはそのような法整備がなくコストを抑えようとするといくらでも安い接着剤や家具の塗装などを利用することができるんです。日本特種ボディでは、安全性を第一にそういう目に見えない部分にまで配慮して住宅にも利用されるシックハウス対策が施された接着剤や家具の塗装などを採用しています。」
筆者が感じたSAKURA室内のやさしさはこういうことか!
キャンピングカーの取材を数多くこなす中でも、シックハウス症候群を聞くことはまずなかった。日本特種ボディー株式会社が多くのユーザから絶大なる信頼を勝ち得ている理由がここに見えた。
使いやすさを重視したレイアウト
今回見せていただいた車両は2段ベットタイプのレイアウト。SAKURAにはこのほかシングルベットタイプやワイドラウンジモデルなどユーザのキャンピングカーの利用シーンにあわせたレイアウトタイプが用意されている。
完全受注生産なのでレイアウトに対するこだわりは自由に実現させることができる。これもまた日本特種ボディの強みであろう。実際、いままで製造したSAKURAは1台も同じレイアウトはないとのこと。
こちらのシンクの大きさには驚いた。筆者のスマホと比較してもらってもわかると思うがキャンピングカーの室内にあるシンクとは思えない大きさ。
電装系も充実しており、電子レンジやクーラーなども完備。バッテリーは、4台搭載。いすゞBe-camだからこそできる充実した電装周りだろう。
ソーラーパネルも4台搭載しているこの車両であれば、3泊や4泊のキャンプも全く不安なくいくことができる。
電装まわりのコントロールスイッチ類はまるで宇宙船をコントロールするような印象。細かく電気系統を切り替えることができるのも利便性が高いと思われる。
高さ十分の室内
バンクベットを展開させるシーンであるが、この室内の高さを感じていただけるだろうか。広さを感じさせるこの高さもSAKURAの一つの特徴であろう。
車内をVRで見てみよう
まとめ
いかがだっただろうか。このSAKURAの名前に相応しい優しさと安心感を感じさせるこのキャンピングカー。
大切な人を乗せて楽しいキャンプに出かけるのであれば最適の一台だと思われる。
是非、実際の車両で筆者が肌で感じた優しさを感じていただきたい。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。